Level 9 N で撮影されたバックルーム内の Wi-Fi の例。
Wi-Fi (無線LAN、あるいは単にインターネット、回線とも称される)は、バックルームに迷い込んだ放浪者の無線通信機器で度々確認されるネット接続回線のことである。
概要
現実世界での Wi-Fi と同様、通信機器を利用して接続することが可能である。バックルームの階層では高頻度で見つかるものであり、現実世界との唯一の情報的接点でもある。その電波の発信源は不明であり、発信源を特定できたとしても、どうして電波が発生しているのかの原理的説明はできない場合がほとんどである。
接続強度は安定しない場合が多く、接続先も必ずしも現実世界につながるという保証はない。多くは問題なく接続自体はできるものの、文字化けしたページなどしか表示されない。SNSやメッセージアプリなどを利用することもできることがあるが、利用可能性は回線の質や階層そのものの性質にも依存するため、あまり期待しないほうが良いだろう。また、一部では接続した機器が破損したり、放浪者に何らかの危険が発生する情報が表示されたりする回線も存在し、接続には細心の注意を払う必要がある(後述)。
回線識別名(SSID)は特に正常なもの、そうでないものが様々に表示され、それは階層によってほぼ変わってくる。一般的に現実世界で見られるような SSID であることは少なく、意味不明な言葉や単語、なにかを訴えかけるような文章として生成されることがある。しかしたいていの接続自体は正常に行え、それも共通して説明できる現象ではないため、これが何を意味しているのかは今のところ不明である。
また、極稀に一部の放浪者や実体がバックルーム内で時折 Wi-Fi の発信源となっている場合もある。本人に自覚もないままそうなっていることがほとんどで、原因もはっきりしていない。ある程度いろいろな階層でも本人は接続したままにできることに加え、複数人での行動で移動型 Wi-Fi スポットとして利用されたりすることもある。
危険性
ほとんどの場合は当てはまらないが、稀に接続している通信機器を破損させたり、閲覧者に重篤な問題を引き起こす回線も存在するとみられる。同一同名の回線であってもそういった回線に変化する場合もあると思われるため、回線を保存していつでも接続できるようにしておいたとしても安心はできない。
対処法として、「何らかの意図」を感じるような SSID が表示されていると感じた場合は、その回線には接続すべきではない。これは、前述の機器の破壊や放浪者への影響を引き起こす回線である可能性があるためである。
よく見つかる場所
- 放浪者がバックルームで過ごす限り、一切巡り合わない可能性のほうが低いくらいには普遍的である。しかし、必ずしも現実世界に接続できる回線であるとは限らない点は注意しなければならない。
- 新たに発見された SSID は、Wi-Fi報告データベースにて情報共有され集積されている。多くは信憑性の薄いもの、一時的な機能のもの等ばかりだが、バックルームを放浪する上では僅かでも希望として働くことになるかもしれない。
備考
- バックルームにおける Wi-Fi は実体であるか物品であるかについての議論が行われたことがある。生物としての要素ももたない電波でしかないことから当初は放浪者にとって利用可能な物品であると考えられていたが、 SSID が何らかのメッセージ性をもって放浪者に表示されることがある点、また放浪者に明確な何らかの意図を持って危害を加えかねない回線が存在している可能性がある点などを踏まえ、現在は実体の一つとして数えられる方針が支持されている。
- Wi-Fi パスワードは設定されていない場合が多いが、稀にパスワードの設定された回線が存在することがある。パスワードの内容は "password" "123456" などの安直で簡易的なものもあるが、パスワードがわからずいまだに誰も接続できたことのない回線も存在する。

