Level 909 N

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危険度: 3
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 中立
情報提供待ち

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Level 909 N で撮影された画像。

Level 909 N とは、バックルームにおける 909 N 番目の階層である。

概要

Level 909 N は、雪に埋もれた山脈が無限に連なる深山に無数の露天風呂が点在する階層である。降雪こそ確認されていないものの、地表は常に30cm程度の一定の積雪で覆われている。雪に沈んだ樹林の中を分け入っても、後述する露天風呂以外で休憩ないし暖を取れる人工物は存在しない。露天風呂間の道は特に整備されておらず、歩くだけでも分厚い積雪に足を取られて疲労が溜まっていくだけでなく、雪が被さって上からは視認できなくなっている小川も存在するため、落下しないよう注意が必要である。気温は平均5℃程度であり、時折吹く寒風も相まって低体温症への注意が必須である。放浪者は露天風呂で適宜体を温めながら、当階層からの出口を探すべきだろう。

階層内の空は暖かな日差しが降り注ぐ朝と仄暗い曇天の夕暮れと月や星すら確認できない夜間を緩慢に約5時間周期で繰り返している。特に夜間は露天風呂に設置された街灯以外の光源が存在しなくなり、前述した悪路も考慮すれば夜間の移動は自殺行為であり厳に慎むべきである。幸いなことに露天風呂が屋根のある脱衣所を備えている場合もあり、そこで寝泊まりしながら雪山を探索するのも一つの手であろう。

露天風呂

Level 909 N 内部では、時折露天風呂が発見される。岩石で枠が組まれた比較的広い露天風呂から木枠で囲われた比較的こじんまりとした湯舟まで幅広い形態をとる。風呂に注がれる湯もまた同様に基本的には透明だが、湯が白濁していたり赤褐色であったり1とバリエーションが豊富である。露天風呂の形態の多さとは逆に、備えられたバスグッズはほとんど固定されている。干された状態の濡れたタオル、白のボトル入りシャンプーとピンクのボトル入りリンス1本ずつ、数個の木桶と木製風呂椅子のみが発見される。

なお、ボトル入りのシャンプーとリンスは可食であると判明している。シャンプーがバニラの香りが漂うミルク味であり、リンスが薔薇の香りが漂う桃味である。可食と判明した経緯こそ不明だが、摂食しても健康的に害はなく洗髪にも問題なく使用可能。また、風呂の底に数個の温泉卵が沈んでいる場合もある。これらは当階層において貴重な食糧源2である。

脱衣所

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屋根のある脱衣所を備えた比較的珍しい露天風呂の画像。

Level 909 N 内部では、稀に脱衣所が発見される。これはほとんど野ざらしの簡素なものから木造の建物まで幅広い外見をとる。もし構造の良いものを発見出来たのであれば、それを拠点とするのは適切な選択と言えるであろう。ただし給電用のコンセントこそあるが、暖房設備などは存在しないため防寒対策は必須である。後述の衣類などを使用すると良いだろう。

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脱衣所を撮影した画像。脱衣カゴには浴衣がある。

脱衣所内部には基本的に洗面台や個人用荷物棚などの標準的な設備が存在し、また問題なく利用出来る。脱衣カゴや床には浴衣などの衣類が放置されており、特に異常な性質を示さないため回収することを推奨する。しかし、これらの衣服は主に日本における標準的な気候下においての使用を想定して作られた、言わば普段着であるため、防寒装備としての効果は決して高くない。重ね着をするなどしてある程度の対策は出来るものの、過信すべきではないだろう。脱衣所において体を効果的に温められるものはせいぜいドライヤーくらいである。

実体

雪像

Level 909 N では時折、人ほどの大きさの雪像が見られる。姿形はそれぞれ異なるが、特に雪だるまの形をしたものが多く報告されている。強度は比較的高くジャリジャリとして固めの雪質であるが、これを破壊したという報告と破壊されたものを目撃したという報告の両方がなされている。これらは一見すると何か特筆すべき行動を行っているようには見えないが、非常にゆっくりとした速度で移動しており、その方向は雪像の最寄りの温泉と一致している。数は少ないものの雪像が温泉に到達した事例が報告されており、それらは共通して「非常にゆっくりとお湯に入っていき、少しづつ崩れるようにしてじわじわと溶けていく」といった内容を含んでいる。また溶けてゆく過程を観察した報告では、風呂に溶けだした雪は不思議にも周りにその冷たさを伝えることは無く、水温に変化は一切見られなかったという。

備考

  • なお、Level 909 N は現実世界から外れ落ちる可能性が高い階層のひとつでもある。もしあなたがバックルームへの侵入を望まない場合、現実世界の入浴施設で入浴中に不自然に遠くに雪景色が見えたのならば、早急の出浴と施設からの退却を強く推奨する。
  • Level 909 N 内部では、稀に雪の地面に埋もれた旅館が発見されることがある。掘り出した部分を見る限り外観は恐らく日本の伝統的な旅館で統一されているが、その推定規模や建築様式は報告により異なる。大抵の場合雪に完全に埋もれているため発見は困難であるが、稀に屋根の一部が雪から飛び出ているものを見つけることが出来る。また全ての事例において旅館の窓という窓は全て完全に閉め切られている。無理やりにこじ開けるなどの方法で侵入することは可能であるが、内部にはめぼしい物資はあまり多く存在しないので推奨しない。更に一番高いところにある窓であっても到達するためにはかなりの量の雪を掘る必要があり、到底労力に見合ったものでは無い。このためほとんど全ての報告例において放浪者の取った行動は、最上階の一室に侵入するのみに留まっている。室内は非常に乾燥したものである反面、ほとんどの内装には何らかの形で雪が付着している。具体例として布団の中の綿の一部が雪に置換されていたというものや、机の側面に彫られた溝に雪が押し込まれていたなどがある。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 0 で、ふとした時に目の前にかかる湯気のような靄に近づくことが出来たのならばいつの間にか Level 909 N の露天風呂に辿り着く。
  • Level 18 N に冬が訪れた時、遠くに見える靄のかかった実体の後を追い木々の狭間を分け入ると、いつの間にか Level 909 N の小川の畔で雪像を前に立ち尽くしている。
  • Level 37 N で、本来湧き水で浸水した箇所から湯気が漂い冷水ではなくお湯が溜まっている箇所を発見した。探索続きで1週間は風呂に入れていなかったので服を脱いで飛び込んだところ、 Level 909 N の露天風呂内に到達したという報告が存在する。
  • Level 178 N で、客室の窓から外を覗くと一面が雪に埋もれている場合がある。この時、窓を開けると Level 909 N に移動する。
  • 現実世界において温泉に関連する地域からの到達報告が複数存在する。詳細は備考を参照のこと。

階層からの出方

  • Level 909 N で稀に見つかる、雪に覆われた廃車に侵入すると、廃車ごと Level 39 N の陸橋の下に転移する。
  • Level 909 N で稀に見つかる、雪に埋もれた旅館の部屋を掘り起こして無理やり侵入し、錆び付いた金庫をこじ開けようとしたところ 廃金庫室 に到達したという報告が1件のみ存在する。なお、該当放浪者は脱衣場で見付けた「174」と書かれた入浴施設でよく使われる腕輪状キーバンド付きの鍵で開錠して Level 409 N に脱出したという。
  • Level 909 N で稀に見つかる、家庭用の浴槽にお湯が張られただけの露天風呂に顔まで沈めると、水面から顔を上げた時には周りが Level 500 N の浴室に置換されている。
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