放浪者により撮影された画像。
Level 90 N とは、バックルームにおける 90 N 番目の階層である。
概要
Level 90 N は、極めて大きな建造物の骨組みが広がる空間である。この骨組みは安定しておらず、各々の箇所は水が混ざる様に動き続けている。これらは無人で建造されたり、逆に崩壊する事もある。これらは現象そのものも危険であるが、副次的に砂埃が舞う事により十分に視界が確保できず、呼吸などに支障がでる場合もある。このように環境が不安定で劣悪なため、放浪者がこの階層で死亡する事故が少なくない。ただし、この階層は敵対的な実体が存在せず、不意に外れ落ちる事も無いので比較的に安全な階層でもある。しかしながら有用な資源などは存在せず、環境自体の危険性から余り長期の滞在は推奨されていない。
Level 90 N の環境は現実世界と基本的に同じであり、天気や昼夜のサイクルに大きな違いは無い。また、放浪者が辿り着いた報告こそ無いが、遠くには街のような風景も確認できる。しかし、階層内には工事現場のような轟音が天気や時間に関係なく響き続けており、耳栓を持たない放浪者にとってはかなりの苦痛となる場合が多い。また、階層内にライトなどは無いため、天気によっては夜間にほぼ何も見えなくなる危険性も注意するべきだろう。
Level 90 N の骨組みには比較的多くの種類があり、鉄骨造、木造、アルミ造、鉄骨鉄筋コンクリート造などが確認されている。 しかし、コンクリートを含む骨組みの場合、建造と崩落する際に比較的広い範囲の周りを巻き込む場合があるため、迂闊に近寄る事は辞めておいた方が無難である。
構造
表層
骨組みに巻き込まれる可能性が少ない、階層内で一番安全な場所である。また、放浪者が到達した時に最初に居る場所でもあるため、移動の際はここから転落しないように慎重に動く事が大切である。逆に一度転落してしまった場合、ここに戻る事はかなり厳しくなる。
内部
骨組みの内側であり、安定していない危険な部分である。基本的に全体が下に沈む様に動いており、上に登るにも足掛かりとなる箇所が無くなって袋小路になりやすい。また、崩落も多く発生し巻き込まれる可能性が高く、放浪者は内部に転落する事は避けるべきである。
基礎
通常では Level 90 N の底を見る事は不可能であり、骨組みの隙間の先にも骨組みが見えるだけである。実際、最下部の存在については言及が二件あっただけであり、前述した内部の危険性から実際の確認であるかどうかも判然とせず要検証とされている。ただし、その2件の報告によれば最下部には崩壊した都市の瓦礫が存在しているだけとの事であるとされ、生存において有用な資源は存在していないと推測される。
鉄塔
放浪者により撮影された画像。
骨組みから突き出た箇所であり、主にタワークレーンである。目測の推定では100m以上の高さを持っており、常に緩やかに稼働している。これらは吊り荷などが落下する場合がある他、不明なタイミングで全体が崩落するので接近や昇降は避けるべきである。比較的纏まって存在しており、多い時には視界の中に数十本程度を確認できる場合もある。現在まで鉄塔についての法則性は確認されていないものの、一部の放浪者から蠕動生物の棘皮や触覚と類似しているように見えたと報告されている。
備考
- Level 90 N の骨組みは稀に広い範囲で唐突に消失する。この現象は放浪者が良く知る外れ落ちと似ており、階層が他の階層から影響を受けている可能性としてしばしば議論の対象となる。
- 動き続ける骨組みが単なる現象であるのか、或いは階層固有の実体の一部なのかについては未だに結論が出ていない。
入口と出口
階層への入り方
- 現実世界の大きな工事現場から Level 90 N に迷い込んだ報告がある。
- Level 89 N で工事資材用の搬入口に入ると Level 90 N へ到達する。
- Level 37 N で柱が横と縦に並ぶ異常な通路を進むと Level 90 N へ到達する。
階層からの出方
- Level 90 N の棟梁のような骨組みに侵入すると、 Level 20.2 N へ到達する。
- Level 90 N の小さな木造の骨組みに侵入すると、 Level 91 N へ到達する。
- Level 90 N では上記のように、それぞれの骨組みの要素を含んだ別階層の建築物に到達する。

