Level 9 N
評価: +25+x
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危険度: 5
空間信頼性: 不安定
実体信頼性: 不明
情報提供待ち

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2008年に撮影されたと思われるLevel 9 N の縁側を写した最も鮮明な写真。詳細不明。

Level 9 N とは、バックルームにおける 9 N 番目の階層である。

概要

Level 9 N は、日本家屋の縁側と和室のような空間が無限に続く空間である。主に無秩序に続く縁側と障子や襖で区切られた和室で構成されており、どの部屋も昼夜の概念が存在せず、真夜中の時間帯で固定されて非常に暗い上に酷く寒い。この階層ではあらゆる照明器具は不明な理由で使用できない。別の階層から持ってきた懐中電灯の類は故障して機能せず、蝋燭などの原始的な照明に頼ろうとしても火は無風にも関わらず消えてしまう。唯一の例外は和室に備え付けられた照明だが、その照明であっても豆電球以上の明るさに変える事は出来ない。

この非常に暗いにも関わらず照明が使えない性質と、後述の影響からこの階層に迷い込んだ場合、放浪者が生きて脱出する事は非常に難しい。どんな状況に置かれても、このwikiに書かれた情報を思い出して慎重に行動する事が望まれる。

縁側

この階層に放浪者が迷い込んだ場合、必ずこの場所にいる事が確認されている。板張り廊下、ガラス戸、和室の障子や襖と典型的な日本家屋の特徴を有する縁側である。10mほど一直線の縁側が続いたり、分岐が連続したりと構造は不規則であり非常に迷い易い。そして「歩いていたら突然目の前に縁側の端が出現した」「進んでいる筈なのに同じ場所に何度も戻ってきてしまう」といった報告から空間自体も非常に不安定であると判断されている。

また、留意すべき点として縁側に一定時間留まり続けると五感が少しづつ鈍くなっていく影響が挙げられる。複数の証言から、「身体が暗闇に溶ける感覚」と表現され、この影響が進行していくと段々と移動自体が困難となっていく。この影響が最終段階まで進むと何が起きるか不明であるが、少なくとも和室に滞在している最中は影響が弱まると報告されている。従って、縁側を移動する際は途中で和室での休憩が必須である。

ただし、縁側では無風にも関わらずガラス戸が激しく揺れる音、襖や障子を荒々しく開閉する音、ドタドタと縁側を走る音が聞こえる場合がある。この音の発生源が別の放浪者か未知の実体か全く不明だが、この音に驚いて放浪者を探したり実体から逃げようとして失踪した例が多く報告されている。前述の影響から放浪者は暗闇に消えてしまったと考えられるが、いずれも憶測の域は出ない。どんな音にも動揺せず、注意深く行動すべきである。

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Level 9 N の和室

和室

縁側から襖や障子を開ける事で侵入可能な空間。基本的に応接間、仏間、床の間、空き部屋が確認されている。縁側と違って基本的には安全な空間であり、放浪者が休息できる空間である。しかし、食糧源が応接間に置いている菓子類以外存在せず長期間の滞在には適していない。

中庭

ガラス戸の向こうに広がる日本庭園らしき空間。縁側から石灯篭や小さな池などが確認できるが、中庭も真っ暗なのでそれ以上の情報は存在しない。縁側を出て中庭に出口を求めて探索を行った放浪者も存在するが、いずれも失踪して帰って来る事は無かった。だが、僅かな証言から放浪者は「祭り囃子が聞こえる」と言い残して失踪したという情報がある。中庭が別の階層に通じている可能性もなくはないが、いずれにせよ避けるべきである。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 8 N で異様に暗い隙間を潜り続けると、いつの間にか Level 9 N に到達する。
  • Level 42 N で稀に見付かる土蔵に入ってそこから出ると、 Level 9 N に到達する。
  • Level 113 N で雷雨時に停電した日本家屋に侵入すると、 Level 9 N に到達する。
  • Level 178 N で「立ち入り禁止」と書かれた扉を開けると、 Level 9 N に到達する。
  • Level 599 N で自分の家に帰りたいと強く願うと、 Level 9 N に移動したという報告がある。

階層からの出方

  • Level 9 N で不明な存在から自分の本名を呼ばれると、 Level 10 N に到達する。
  • Level 9 N の縁側を不明な距離だけ移動していると、 Level 609 N に到達する。
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