Level 89 N
評価: +45+x
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危険度: 3
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
情報提供待ち

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Level 89 Nで撮影された回廊の画像。

Level 89 N とは、バックルームにおける 89 N 番目の階層である。

概要

Level 89 Nは、コンクリートと思われる素材で構成された構造物が数多に連なった階層である。階層を構成する構造物群は、用途を異にするコンクリート製の建造物をツギハギにしたようなまとまりのない印象を受ける。しかしながら、この階層を訪れた放浪者の中には"格式高いお寺を訪れたような厳かさ"を感じた旨を報告する者もいる。

こうした放浪者の印象を裏付けるようにして、 Level 89 N の内部ではお焼香のような香りが仄かに漂っている。放浪者によってはこの香りに安心感を覚える場合もあるが、好みによっては嫌悪感を覚える場合もある。

また、階層内では大小の仏像が点々と安置されているなど、実際に通常の寺院で見られるような光景もいくらか散見される。ただし、梵鐘や木魚、読経といった寺院を想起させるような音が聞こえてきた試しは無く、階層内で耳にするのは水盤の水音と風切り音、そして自身の足音だけである。

階層内の温湿度は概ね気温18℃/湿度40%程で安定している。特筆すべき要素として、階層の空模様は常に曇天で固定されており、晴れや雨は観測されていない。また、昼夜の変化も存在せず、内部は曇りの日中のような明るさから変動しない。

Level 89 N は低頻度ながらお供え物といった物品の確保が見込めるうえ、空間自体も安定していて危険性も少ないため、長期間の滞在が可能な階層と言えるだろう。ただし、備考欄に示す危険性も存在するため、くれぐれも食事には注意を払うべきである。

回廊

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吹き抜けとなっている回廊を撮影した画像。

階層の大部分を占める通路。コンクリート造りと思われ、階層内に点在する構造物群を繋いでいる。こうした回廊は一般的な家一棟がすっぽりと入ってしまうほど縦横に広い場合もあれば、成人男性一人が横向きに通り抜けるのでやっとのような狭い場合もある。回廊には比較的小さな仏像や五輪塔などが安置されている場合があり、花や菓子といったお供えものが供えられているケースも見られる。

こうした回廊は構造物群のほか、通常のトイレやロッカー室1、墓石を模したようなコンクリート塊が並ぶ屋内霊園、階段など、様々な空間に接続されている。中でも階段に関しては到達先が存在しないといったケース2やそもそも階段が到達できないほど高い位置に設置されているといった、いわゆるトマソンのようなものも多く見られる。

回廊によっては天井が吹き抜けとなっている場合があり、立地次第では切り取られた曇天の中に塔や門、大仏を望むことができる。吹き抜けの壁をよじ登る試みが成功した報告は入っていない。

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最も接近して撮影された塔の画像。

階層内で稀に発見される塔のような造形の巨大構造物。その高さは100mを越すと推測され、これらもコンクリート造りと思われる。

塔の用途は灯台、通信塔、見張り台などと考察されているものの、これらの塔は吹き抜けなどから目視されるに留まっており、塔の内部に侵入可能な回廊が発見されていないため詳細は不明である。

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最も接近して撮影された門の画像。

階層内で稀に発見される門のような造形の巨大構造物。やはりコンクリート造りと思われる。これまで目撃された門の高さは推定十数mのものから数十mのものまで幅広い。

門の構造は通常のダムと似通っているように思われるが、門自体は完全に独立しており周囲に河川や谷が確認されたことは無く、塔と同様に門の内部に侵入可能な回廊が発見されていないため詳細は不明である。

大仏

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Level 89 Nで報告される大仏を撮影した画像。

階層内では、稀に数mを越す高さを有する大型の仏像が発見される。これらの大仏には、例に漏れずコンクリート造りと思われる専用の部屋が設けられている場合があり、"大仏殿"と称されるこうした部屋では天井が吹き抜けとなっている場合が多い。大仏殿の壁をよじ登る試みが成功した報告は入っていない。

大仏殿では、枯れる兆候を見せない色鮮やかな花々が仏前に供えられている。これに併せて摂食可能なお供え物が供えられている場合もあるため、遭遇した際は活用するとよいだろう。

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当ウィキに投稿された画像の中でも最大の大仏。

報告例は極めて少ないものの、目測にして高さ100mを越す巨大な仏像の存在も報告されている。表面にはドアのようなものが確認される場合もあるが、巨大な大仏内部への侵入例は報告されていない。

地下空間

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地下空間を撮影した画像。

階層内の階段を下ると稀に到達する空間。地下に位置するコンクリート造りの搬入口のような構造を有しており、空間の一画には鉄筋コンクリートの基礎となる異形鉄筋やPC鋼材、鋼材を保護するシース管などがまとめて保管されている場合もあるため、この空間は工事資材用の搬入口と推測されている。

通常のものと異なる点として、こうした地下空間には車両が存在しないほか、車両用の地上への出口が設置されていないといった点が挙げられる。また、搬入口は Level 89 N 内部の構造物群には接続されておらず、危険度3に分類される Level 90 N へと繋がる出口となっているため侵入は非推奨である。

物品

お供え物

階層内に供えられていることのある食料3や花などの物品。蝋燭4や未使用の線香と共に、回廊や大仏殿などに供えられている。必ず供えられているわけではないうえ、一度摂食した物品が再出現することもないので、長期滞在の際には階層内を移動し続ける必要がある。

こうしたお供え物はほとんどが皿の上にむき出しで供えられているものの、腐敗の兆候を示した例は確認されていない。また、花についても同様に枯槁ここうの兆候を示さない。

水盤

階層内の回廊などに設けられる装飾用の浅い水盤。最も遭遇頻度の高い水資源であり、常に内部から新鮮な水が供給されている。摂取によって問題が発生したケースは報告されていないため、摂取可能であると思われる。

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水盤を撮影した画像。

Wi-Fi

階層内には複数のWi-Fiが存在するが、"Mi-6"というSSIDのWi-Fiは手動で接続せずとも自動的にデバイスに接続する特徴を持つ。しかしながら、このWi-Fiは通信速度が非常に遅いため、適宜切断して別のWi-Fiを用いた方が効率的である。

備考

  • Level 89 N では、放浪者が空腹感をほとんど感じず、むしろ「満腹感」や「充足感」を感じるという特異性が発生する。一見すると、これは放浪者にとって有利な特異性のように思われるが、特異性による影響によって摂食を行わずとも生存が可能となる訳では決してなく、食事を怠れば通常通り餓死してしまうと思われる。
  • 過去にはこの特異性によって、「いつでも食料の補給が可能な状況であったにも関わらず、動けなくなるまで自身の空腹に気が付かなかった」という旨の報告を残している放浪者も存在する。階層内では視覚的に時間の流れを確認することが難しい点も加味すると、自分が最後に食事を取ったのがいつかをしっかりと記憶しておき、定期的に食料の摂取を行う必要性がある。
  • 上記の特異性との関連は不明だが、 Level 89 N での定住を選択した放浪者のその後の報告が徐々に減少していき、完全に途絶えたケースが数件ほど確認されている。一部の放浪者の間では、こうした放浪者たちは階層内で失踪したとみなされているが、居住可能階層で放浪者が定住を選択した場合にウィキ内での活動が鈍化する事は通常の範疇として扱われるため、失踪の可能性については否定的な意見が大勢を占めている。
  • 同行者を除いて、階層内で放浪者同士が遭遇したケースは報告されていない。

追記

この記事の前バージョンが投稿された後、 Level 89 N に滞在する放浪者が別の放浪者と思われる遺体と遭遇したという報告が投稿された。

発見された遺体は酷く痩せこけていたものの、遺留品と思われる鞄の中には缶詰が詰め込まれていたなど、食料には困っていなかった様子が窺える。また、缶詰の賞味期限から、この遺体は死後数年が経過していると考えられるものの、遺体には腐敗や経年劣化といった兆候が見られなかったと報告されている。

階層の特異性とこの報告を照らし合わせた結果、警告の意味を込めて Level 89 N の相対危険度は2から3へと引き上げられた。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 37 N で無音の通路に向かって進んでいたところ、 Level 89 N に到達したという報告が存在する。
  • Level 54 N でコンクリート製の公衆トイレに侵入すると、公衆トイレの周辺が Level 89 N に置換される場合がある。
  • Level 77 N の土手に設置されている大型の排水口に侵入すると、 Level 89 N の回廊に到達することがある。
  • Level 88 N に面したコンクリート造りの通路に進むと、 Level 89 N の回廊に到達することがある。

階層からの出方

  • Level 89 N で霧がかった回廊を進んでいくと、 Level 20.2 N へ到達することがある。
  • Level 89 N で工事資材用と思われる地下搬入口に侵入すると、 Level 90 N へ到達する。
  • Level 89 N で墓石を模したコンクリート塊が大量に砕かれてうずたかく積まれた山を発見したところ、既に Level 102 N の無縁塔の前に到達していたという報告がある。
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