Level 8 N
評価: +29+x
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危険度: 3
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 中立
情報提供待ち

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Level 8 N 内部の様子

Level 8 N は、バックルームにおける 8 N 番目の階層である。

概要

Level 8 N は、無数の巨大なクッションが迷路のような構造を作り出している屋内空間である。

天井高とほぼ同じ高さを持つクッションが床面積の7割ほどを占拠し、より小さなクッションが辺りに散乱している。後述するようにクッション内部には鋭利な物品が混入している可能性があるため、無警戒に体を預けてはならない。クッション以外の内装はほとんど存在しないが天井には異様に明るい光源が点在し、パイプやコードが巡らされていることもある。クッション自体の清潔さにもかかわらず床や天井は塵に薄汚れており、特に床面は土足で歩くことを想定しているような材質である。また、壁や柱の類が一切存在していないが、不明な原理によって天井は一定の高さに保持されている。場所によって気温や湿度には幅があるが、異なる色彩や材質を持つ領域ごとに概ね決まった値に定まる。

クッションは時折、重力に引きずられるような動作でランダムな水平方向へと動くことがある。このとき周囲の生物へと近づくような方向に移動しやすい傾向があるようで、この階層内で同じ場所に長時間留まっていると、集まってくるクッションによって次第に空間が狭くなっていく。巨大なクッション同士の狭い隙間に入ると高確率で双方が隙間を押し潰すように動くため、可能な限り広い場所を進み続ける必要がある。

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Level 8 N 内部を記録した別の写真

少なくとも数分に一度ほど、クッションがゆるやかな傾斜を滑り落ちるかのような動きで数cmから数mほど自在に移動する様子を見かけるが、よく観察すると非常に緩慢な速度で常に移動を続けていることが分かる。小さなクッションが高速で飛んできたり、複数の巨大なクッションが一斉に10mほど移動することもあり、転倒したり挟まれたりする危険性には常に注意すべきである。

クッションへと外れ落ちるか、動き回る巨大なクッションの間に押しつぶされたり、クッションの山や内容物に埋もれたりした場合、運がよければ階層移動が発生し、不運であれば消息不明となる。危険な階層や隔絶された階層に移動しているのか、階層移動以外の現象に見舞われているのか、消息を絶った者に発生した現象に関する情報は発見されていない。

巨大なクッションの上方、天井との隙間から新品の小さなクッションが現れ、落下してくることがある。この現象のためか、階層内に存在するクッションの総量が次第に増加している可能性がある。

現象

非常に広範囲のクッションが概ね同一の方向へと一斉に移動する現象が発生することがあり、俗に「波」などと呼ばれる。遠くからの地響きは大規模な波が近づいている兆候である。やがて大量の布が大質量で擦れる音が響き始め、加速度的にその音量を増して波が到達する。最初の地響きからの猶予は10分間から数十時間程度であり、これを聞いたならば波の進行方向へと走れるだけの広い場所を速やかに探す必要がある。

物品

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巨大なクッションと天井の隙間から、大量の小さなクッションが覗いている

クッションの中身は基本的に羽毛や綿であり、化学繊維やビーズの場合もあるが、それらと共に物品が詰められていることがある。これらの物品には異常性が見られることが少ないという特徴があり、雑貨や食品、資材、石や植物のような自然物など、現実世界において容易に手に入るものがほとんどである。生存に活用できる食品や道具もよく見られるが、反応性のある物質や、あるいは生物の死骸やその一部のような物質的・衛生的に危険な物品が入っている可能性もある。

小さなクッションを押しつぶして異物感を感じれば、そこには物品が詰まっており、クッションを裂いて取り出すことができる。ただし、物品には針金や刃物などの鋭利なものも存在するため常に注意して確認すべきである。一方、巨大なクッションの表面は非常に柔軟ながら強固であり、カッターナイフ程度の道具では切り裂くことができないほどである。巨大なクッションは切り開いた途端に中身の詰物が雪崩のように吹き出し続け、明らかにクッションの質量以上の詰物を吐き出してもクッションの大きさは変化することがない。およそ12時間以内に不明な原理によって穴は塞がるが、周辺一帯がクッションの内容物で埋め尽くされてしまう。この堆積の中から物品を見つけることも可能ではあるが、全身が埋もれることによって失踪が発生するリスクがあり、労力からしても物品の入手は小さなクッションに頼るのがよいだろう。小さいクッションの表面を破るときには絹を引き裂くような非常に甲高い音が響くが、巨大なクッションを裂くときには発生源不明の大きな低周波が辺りの床面を振動させる。

実体

当初、相対危険度評価におけるこの階層の実体信頼性は不明として定義されていた。これは、未知の手段で移動するクッションが実体であるか異常な物品であるか判断が難しかった為である。しかしクッションの自律的なふるまいの詳細が知られるにつれ、放浪者たちによって実体としての文脈で語られることが多くなっていった。このような集団的認識の変化に合わせる為、ウィキの編集者たちによる協議を経て実体信頼性は中立へと再定義された。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 7 N で粉塵に薄汚れた部屋を進むと次第に室内のクッションが増えてゆき、やがて Level 8 N へと辿り着く。
  • Level 92 N で極端に低い天井に押しつぶされている寝具の隙間へと潜り込むと、巨大なクッションと天井の隙間から Level 8 N へ出る。
  • Level 149 N の狭い空間を進んでいたところ、気が付いた時には既に Level 8 N の巨大なクッションの隙間へと景色が変化していたとする報告が存在する。

階層からの出方

  • 時折見られる異様に暗い隙間を進むと Level 9 N へ移動する。
  • クッションに全身が埋められたり、もしくはこれに外れ落ちたりすると、Level 0 から Level 7 N までの低い階層に移動するか、あるいは決して低くない確率で消息不明となるようである。
  • クッションの内部に枕が詰められていることがある。この枕を使用して眠ると Level 92 N で目を覚ます。
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