Level 75 N
評価: +8+x
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危険度: 3
空間信頼性: 不安定
実体信頼性: 混雑
情報提供待ち

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放浪者が撮影したLevel 75 Nの写真

Level 75 N とは、バックルームにおける 75 N 番目の階層である。

概要

Level 75 Nは日本の古い木造家屋を模した部屋が多層的に連なったような階層である。

この空間は多くの床が畳張りになっており、障子戸、和箪笥や文机などの大凡和風に分類されるようなデザインの要素で構成される。壁は木材や漆喰のような物質で構成されており所々に窓が取り付けられている。部屋の大きさや構造は一般的な民家を思わせるようなものであるが、所有者が異なるかのように部屋ごとのレイアウトは大きく異なっている。

この階層は窓から現実世界の夕方に似た光が差し込んでおり光源がない場所でも窓があれば最小限の光量は確保することができる。窓は曇ガラスがはめられており、外の様子を覗くことはできない。また多くのものは閉まっており、開閉することはできない。窓からの光量が比較的に弱いときは雨が降っているように雨音や風の音が窓の向こう側から聞こえることがある。階層内の照明器具、テレビ、扇風機などは多くは正常に動作するがコンセントとの接合が異常に強固であり取り外すことは非常に困難である。また一部の部屋にはWi-Fiが見られ、外部との通信が可能なようである。

温度は30- 40℃に保たれ湿度はやや高く、部屋からは蝉に似た音やお鈴の音、ピアノを弾く音などが聞こえることがある。また階層内で比較的に安全な区画の多くは線香やカレーの匂いが充満しており、この匂いで大まかな危険性を図ることができる。この匂いは後述する危険な区域から遠いほど強烈になることが知られており、逆説的に無臭、或いは軽度の悪臭を感じた場合は警戒すべきである。

この階層ではアジア圏、特筆して現実世界で日本に住んでいた放浪者に対して強い懐古の情や郷愁の念、または安心感を引き起こすことが知られている。この効果は放浪者が部屋に対する既視感の度合いによって増減し、深刻な影響を受けた放浪者の多くはあらゆる危険性や不便を無視して階層内にに留まり続けようとして多くの場合失踪している。この影響を軽減するには現実世界における実家の写真を見て空間との相違点について考察することが効果的であると言われている。とはいえ良くも悪くも放浪者自身に違和感を持たせるためのものであり、本格的に影響を弱める物ではないことに留意すべきである。

危険な区域

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放浪者が撮影した危険な区域の写真

階層は比較的に安全な区域と危険な区域に分けられる。危険な区域は大部分の安全な区域の間に疎らに存在している。

危険な区域は主だった部分と同様に畳や和風の調度品などが見られるものの放棄されているように見え、棚や机から落ちた小物や本が散乱し、カビ、ガラス片、ところによっては腐ったゴミや排泄物などで床が汚染されている。また後述する染みが見られることもあるため常に床を注視するべきである。部屋の大きさはランダムのように見え、4畳半程度の小部屋から旅館の宴会場を思わせるほどの広大な部屋も稀に見られる。

この階層の気温は25-30℃程度と比較的に低くカビや腐敗臭などの悪臭が蔓延している。また安定した光源は窓からの暗い夕焼けのような光のみであり、スイッチなども見られるものの起動するものはほとんど見られない。
 
この区域を訪れた放浪者の多くは視線や人の気配を感じる事が多く、説明し難い侘しさを感じると表現される。これは階層全体でそのようであるものの、染み周辺ではより顕著に現れる傾向がある。
染みは一見すると静的であり実体なのかは不明であるが触れることはおろか近づくことも危険であるためこの区域に入ることは極力避けるべきである。詳しい説明は実体の欄を参照。

このようなLevel 75 Nの大部分と似ているものの危険性の高さや独自の異常性から副次階層に分類すべきであるとの指摘も存在する。しかし扉を経由して容易に出入りできることやすでに分類されている副次階層と比較すると全体の雰囲気が酷似しすぎていることから同一の階層とされている。

実体

能面の老人

一般的なアジア系の老人の姿、服装をしているものの顔に能面を貼り付けた実体である。主に翁や小面に大別される系統の能面を付けていることが多いが個体ごとに特別な変化は見られない。

この実体は特定の場所に留まることはなく、決められた道順を回遊する生態をしているようである。放浪者に対しては敵対的であり、発見すると大きな音をたてながら追跡し危害を加えようとします。

しかしこの階層の深刻な影響を受けた放浪者に対しては保護を試みようとし、物資などを分け与える場合もあるようだ。とはいえ基本的には敵対的であり、無闇に近づくべきではないだろう。
 
また上記の危険な空間を忌避しているようであり、逃げ込むことで多くの場合は追跡から振り切ることができるとも言われています。

子供

小さな子供のような姿をした実体である。性別は様々であるが共通して一見して分かりづらいところ(和箪笥の中やベットの下など)に見られることが多い。声をかけると曰くかくれんぼをしているという旨の話をする。話を途切れさせる、視界の外に出すなど一瞬でも存在が曖昧になるといつの間にか消えていることが多い。
またお菓子などを与えるなどして一定の関係性を築くと近くの出口まで案内してくれるという報告も挙げられている。

染み

危険な空間にのみ見られ、環境の危険性を高めているものである。主に赤黒い色合いをしており、床やベット、時には壁に稀に見られる。多くが人のような形をしているように見える。
この染みの周辺は顕著に環境が悪化し、特に悪臭やカビはこの染みを基点とし発生しているように感じる。
この染みに触れると不快感を感じる粘着質を感じるものであり、長期間触れているか、気づかず上部を歩くなどで全身が染みの上にある状態になると染みに取り込まれてしまう。取り込まれた放浪者の居場所は現在のところ不明であり、とにかくこの階層に来たら染みには注意を払うべきであろう。

物品

この階層は食料品が比較的に豊富であり、多くの部屋で何らかの食品を見つけることができる。食品は煎餅や饅頭などのお菓子や急須や茶碗に入れられたお茶などが見られる。
またキッチンが存在する場合は一切具が入っていないカレーや中途半端に切り取られた野菜やどの生物のものが分からない新鮮な肉などが見られることもある。

備考

この階層に留まる放浪者からなるごく小規模な集団が存在するようであり、この階層の染みや子供の実体の情報はこの集団から提供された部分が大きい。有用な情報の提供をした一方で能面の老人の実体に関する情報は初期のものは優しく物資を分け与えてくれる父のような人物と記述されていることや出口に関わる情報の提供を拒絶するなどこの階層の影響を強く受けたが故の不穏な部分も見られる。

入口と出口

この階層は決まった入り口が見られず現在の所確立された出口は発見されていない。入り口の報告も同様のものは多くても数例程度存在するのみである。

以下一部の入り口抜粋

階層への入り方

  • Level 24 N で、「📽🏚👘」と書かれた古い扉を開くと Level 75 N に到達したという情報がある。
  • Level 26 Nで、ノスタルジーに浸っているとLevel 75 Nに移動したという情報がある。
  • Level 303 Nで古い木造の家で眠っている間に変動が起こったようで気がつくとLevel 75 Nに移動していたという情報がある。
  • Level 599 Nで路地の谷間に立っている寂れた木造のアパートの一室からLevel 75 Nに移動したという情報がある。

階層からの出方

  • Level 75 N で危険な空間で染みに取り込まれた放浪者の一部は Level 9 NLevel 84 Nで目覚めたという報告がある。
  • Level 75 N で稀に見られる開かれた窓から外に出ると Level 42 N に到達する。
  • Level 75 Nの危険な空間を探索すると稀に完全に朽ち果てている部屋が見つかることがあり、そのような部屋のドアを開けると高い確率でLevel 60 Nに移動する。
  • Level 75 N でお風呂を洗って入ると Level 178 N に到達する。
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