Level 73 N
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危険度: 5
空間信頼性: 不安定
実体信頼性: 混雑
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Level 73 N は、バックルームにおける 73 N 番目の階層である。

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Level 73 N

概要

Level 73 N は、どこまでも続くリゾートホテル内プールのような様相の階層である。 1 階建ての店舗のような建物と、露天の空間とが混在しているが、プールはその両方を横断して設けられている。明確な異常性として、プールに張られた液体は度数 15 ~ 20 % 程度と思しいライトグリーンに着色された甘い酒類であり、階層内の空気全体にも、熟した洋梨のような甘ったるい香りと共に、アルコールに耐性のない者は体調を崩すほどの強い酒気が充満している。気温は 27 ℃ 前後、空は暗く月も星も見えず、常にほぼ無風なため、リゾートプールの様相に反し、滞在した者は皆、異様な閉塞感を覚えたと証言している。

プールの深さは殆どの場所で 120 cm 以下だが、急に深くなる場所もあり、成人が足も付かないほどの深さになっている場所もある。張られているのが水ではなくアルコールである以上、水中と同じように泳ぐことはほぼ不可能だと考えるべきである。プール内を進む際は足元および前方に注意を払って、気を付け過ぎるということはない。

プールに張られた酒を摂取することは推奨しない。累積摂取量が一定量を超えることをトリガーとして、摂取者は衣服・所持品もろともその色を残したまま融解し、酒に変化してしまうためである ( 以降、この現象を「融解死」と呼称する ) 。その閾値は個々人によって異なり、アルコール耐性との相関が仮説立てられているが、定かではない。 2019/07/22 、「泥酔状態で Level 73 N のプールを進み、転倒して酒を多量に飲んだことで融解死するまで」を映した 12 分強の映像が当 Wiki の付属 BBS に投稿され、一時騒然となった ( 投稿パーマリンク ) 。投稿者はこの階層でプール内に沈むスマートフォンを拾い、 SD カードからその映像を見つけたのだと言う。この投稿以降、バックルームにおける飲酒行為に関する議論が行われ、現在当 Wiki においては、安全性の観点からバックルームにおける酒類の摂取自体を推奨していない。しかし、この階層を訪れてプールの酒を摂取し、そのまま失踪する者や、生還しても尋常ならざる恐怖を体験したと主張する者は後を絶たない。

この階層で酩酊すると、その度合いによって、遠くから不明瞭な談笑が聴こえる、プールに立つ実体を目撃する、別の放浪者だと感じられる存在と出会う、といった現象が発生することがわかっている。酩酊時の幻覚と思しい報告例もあるが、前述の映像には確かに不可解なものが映り込んでおり、恐らくは全てが幻覚というわけでもない。「実体」セクションにて詳述する。

店舗様の建物

放浪者からは単に「店」「建物」と呼ばれる、 1 階建ての建物。広さは不定。屋根と木の床があり、壁とドアで数部屋に分かれている他は屋外と大差なく、屋外から屋内へとプールが入り込む、一種異様な光景がよく見られる。店舗を模してはいるが、商品があるわけでもなく、照度の低い照明を除けば空調などの機材さえなく、伽藍堂である。用途としては、プールのない締め切られた部屋は多少酒気が薄いので、酒気除けにはなる。

実体

特筆すべきこととして、この階層で一切酩酊感を感じなかった者からは、これらの実体との遭遇報告はない。実体が放浪者の酩酊に応じて発生または接近する物理的存在なのか、この階層の酒が見せる幻覚に過ぎないのかは、定かとは言えない。

「談笑」

酩酊の初期段階以降、建物の奥や通路の先から、ダンスミュージックと共に複数人が談笑する声が聴こえることがある。会話の内容は上手く聞き取れず、「自分の話をしている気がした」「出口が見つかったと話していた」といった、酩酊者によるあまり信頼できない証言が殆どである。確認した先に人影があったなどと主張する者もいるが、確度の高い報告とは言い難い。ともあれ、移動自体が困難な階層である以上、談笑が聴こえたからと言って不用意に近づくべきではないだろう。

前述の映像では、泥酔状態でプール内を歩く撮影者の進行方向から断続的にダンスミュージックと複数人の談笑が聴こえ、撮影者は映像開始から終了まで、それに「混ぜて」「いいじゃん」「一緒」などと聴こえる不明瞭な声を掛けながら、追いかけ続けている。

「猩々」

この階層で中程度以上酩酊した者の証言によく見られる。「目の端 ( または建物の窓の向こう、曲がり角の向こう、など ) にちらっと人影が見えた」「プールの中に立つ、浅黒い肌で黒く長い髪の、全裸体の人間」「立てるはずのない深さの場所に立っていた」「見つめている」「何かを指さしている」という不吉な印象の証言が多数を占める。なお「猩々」とは、同名の能の演目に出てくる、酒を好む海棲の精霊のこと。

前述の映像では、再生時間 4:12 の時点で、撮影者の手元がふらついて映ったアーチ状の通路の先に、直前まで映っていなかった、プール内に立つ黒い人影が確認されている。映像視聴者には、それが「胸元まである長い髪で顔を隠した人物が、握った両手をゆっくり開いている」ように見えると言う者が多い。

「放浪者?」

この階層で泥酔した者の証言によく現れる。放浪者といつの間にか同行しており、友好な関係になっている。証言では、少なくとも人間の姿をしていて、「猩々」のような外見ではないことは確からしいが、名前・外見・その他のあらゆる特徴については決まって「忘れた、記憶がない」と証言するため、事実確認はほぼ不可能である。さらにこの存在は映像・写真に残されておらず、先 2 つ以上に幻覚の疑いが高い。これまでに確認された証言では、この放浪者は必ず、いつの間にか ( または階層脱出時に ) 逸れているか、融解死する。

前述の映像では、撮影者が時折後方へ「なんで逃げちゃうんだろうね?」と笑いながら声を掛けているが、撮影者以外の人物は映像内に見受けられない。映像視聴者の中には、それに一際大きな笑い声が応えていると言う者もいるが、前述の「談笑」との明確な区別は付かない。

物品

この階層で最も有り触れたもの。プールに張られている他、グラスに注がれてテーブルに置かれていることもある。度数は 15 ~ 20 % と推測される。甘い洋梨のフレーバーを有し、度数に反して飲みやすく、美味である。尤も、この酒は美味であるが故に恐れられているという面があり、この酒が階層外へ持ち出されて放浪者間の秘密取引に使われたり、放浪者たちの酒宴において黙ってこの階層の酒が供されたりといった行為が横行している。前述の通り、この酒の多量摂取は融解死に直結するため警戒が必要であるし、そもそもバックルームにおける酒類の摂取自体、安全性の面から推奨はできない。

軽食

テーブルの上にフルーツの盛り合わせやハムといった軽食が置いてあることもあるが、その殆どは腐敗しているか乾涸びていて、摂食に耐えるものは少ない。

音響機器

「談笑」を追いかけた先に、音楽を流し続けるスピーカーだけが放置されていることがある。スピーカーの機種は様々だが、ダンスミュージックを流していること、明確にどこからも電源を得ていないことは共通している。スピーカーの中には、ライン接続やBluetooth接続が利用可能なものもある。あなたが持っているスマートフォンやオーディオプレイヤーと接続できるならば、あなたが大音量で好きな音楽をかけ、好きなだけ踊ることは可能だ。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 11 N などの街の様相を持つ階層で、「いいじゃないか、それでも出会えたんだから」というニュアンスの文言が入り口の何処かに書かれた建物へ侵入すると、 Level 73 N へ移動する。 ( 「街」の様相を持つ階層のリスト: 1 / 2 )

階層からの出方

  • Level 73 N で、非酩酊状態で移動し続けると、いつの間にか Level 736 N などの朝の様相を持つ階層に移動している。どれだけ歩けば移動するのかはデータにばらつきがあり未解明。 ( 「朝」の様相を持つ階層のリスト: 1 )
  • Level 73 N で、同階層の酒を飲み、酩酊状態で眠りに就いた後目覚めると、別の階層に移動していることがある。Level 1 NLevel 13 NLevel 17 NLevel 24 NLevel 317 N へ移動した報告例が特に多いが、不確定なため推奨しない。
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