クレジット
タイトル: Level 616 N - "彼方"
著者: Hexirp
作成年: 2024
補足: この記事は orangecore の許可を得て "Level 404 N — 彼方" (ディスカッション) を元にして
Hexirp が作成した記事です。 "Level 404 N — 彼方" (ディスカッション) は
orangecore が 2024 年に作成した記事です。
Level 616 N の公衆電話と自動販売機
Level 616 N は、 The Backrooms における 616 N 番目の階層である。
概要
Level 616 N は、無数の公衆電話と自動販売機が存在する薄暗い地下街が、無限に組み合わさった空間である。この空間の店舗は、まるで廃業しているかのようにシャッターを下ろしており、このシャッターをこじあけても、その内部は廃墟と化している。この空間の温度と湿度は総じて冷え切っており、充分な備えがないと低体温症に繋がる恐れがある。この空間の明かりとして、随所に蛍光灯が存在するが、かなり暗めである上に、頻繁にちらついており、心細いと感じるような状態である。この空間には、栄養バランスが悪い飲料があるのみで、長期間の滞在は健康を損なう危険性がある。
Level 616 N において、その通路は不規則に交差しながら伸びている。この通路の床は、無機質なタイル張りとなっており、長年に亘って人通りが皆無であるかのように埃が積もっている。この通路の壁は、打ちっ放しのコンクリートと、金属製のパネルの組み合わせとなっており、その随所に曇りガラスの自動ドアがある。この自動ドアは、また別の同じような通路へと通じている。この空間における設備は、未知の原理により機能し続けているが、その一部は使用不能な状態であることもある。
Level 616 N の空間は、その配列が頻繁に変化しており、一度通った道を逆に辿っても、元の場所に戻れるとは限らないどころか、行き止まりに変化していることもある。複数人で探索をしようとしても、いつの間にかに離散してしまい、単独で探索せざるを得なくなる。
公衆電話
Level 616 N には、無数の公衆電話が存在する。これらの公衆電話は、台の上に設置されていたり、壁に設置されていたりしている。複数の公衆電話が一度に出現することもあり、時には数十個も並んでいることもある。これらの公衆電話は、その大部分が凡そ日本と同様の機種となっている。その一方で、明らかに合理性に反している異常な形態を有する公衆電話もあり、極端な例としては、異様に細長く床から天井まで伸びており、 0 から 999 までのボタンがある公衆電話を発見したという報告がある。
自動販売機
Level 616 N の自動販売機は、現実空間の日本における清涼飲料水を販売する自動販売機をそっくりそのまま複製したかのようであり、飲料の種類や自動販売機のデザインなどが現実にある自動販売機と一致している。これらの自動販売機が販売する飲料が、この空間に存在する唯一の食料である。このような飲料には様々な栄養が欠けており、これを常飲すると糖尿病になる可能性がある。これらの自動販売機の下には、いくつかの小銭が落ちており、これを利用することで飲料を容易に手に入れることができる。
これらの自動販売機のディスプレイ用の棚に、無数の 500 ウォン硬貨が詰め込まれていたという報告が、多数ある。このような自動販売機でも飲料を購入することは問題なく可能である。これがどのような意味を持つのかは不明である。
ポスター
Level 616 N の壁において、その随所にポスター用の額縁があり、その中にポスターが掲示されている。これらのポスターは、おおむね海外旅行に関わる広告であり、そのすべてがまるで数十年の時を経ているかのように褪色している。これらの内容も、それ相応に前時代的な様相であり、現在では渡航が推奨されていない地域へのツアーも存在する。これらのポスターの中で最も多いのは、世界一周クルーズの広告であり、非常に高額なプランとなっている。これらのすべてが「アディボカルチャースタジオ」による企画と表記されている。
これらのポスターについて、その内容が異常なポスターが紛れ込んでいたという報告がある。その最たる例として、月面ツアーの広告がある。このようなポスターは、現在の科学の知見を反映しておらず、昔の知識から容易に類推できる範囲で未来を空想した内容となっている。
現象
Level 616 N の公衆電話
Level 616 N に滞在していると、近くにある公衆電話へ由来が不明な電話がかかってくることがある。これに応じて受話器をとると、雑多な音声が聞こえてくるのみである。こちらからの呼びかけに応じて変化が生じたという報告はない。この音声は、時と場合により変化することがあるが、概ね同じ内容である。
このような音声の概略を記載する。まず、雑踏の中にいるかのような音声が数分間ほど続く。おびただしい数の人間が騒めいており、ザーザーと鳴る雑音が被さっていることもあり、それぞれを判別することはできない。これを聞き続けていると、その中に金属を打ち鳴らす様な音が入り込んでいることに気づく。その不快な響きは徐々に大きくなっていく。突如、無数の悲鳴が上がり、それに続けて殴打音が断続的に起こる。それは数分ほどで止まり、その向こう側は静まり返る。すると、わずかな音量で未知の人物が 191, 192, 193, … などというように自然数を淀みなく読み上げ続けていることに気づく。音声分析の成果として、この読み上げは前述の雑踏の時点から続いていることが判明している。この読み上げは、こちら側から電話を切らない限りは続き、十万以降まで続いていたという報告もある。
入口
- Level 26 N において、地下への階段を見つけて下りると、 Level 616 N へ移動する。
- Level 400 N においてトンネル状の遊具の中を進むと、まれに Level 616 N へ移動する。
- Level 777 N において階段を下り続けていると、まれに Level 616 N へ移動する。
出口
- Level 616 N において、ヤシの木が一本だけ生えた白い砂浜の孤島の写真を使用しているポスターにある電話番号へ電話を掛けると、 Level 6.1 N へ移動する。
- Level 616 N において、その受話器がビールジョッキと同様な形状に変化している公衆電話を使用すると、 Level 73 N へ移動する。
- Level 616 N において、月面ツアーを広告するポスターにある電話番号へ電話を掛けると、 Level 295 N へ移動する。

