Level 605 N を写した写真として最も知られた1枚。色とりどりの気球が確認できる。
Level 605 N とは、バックルームにおける 605 N 番目の階層である。
概要
Level 605 N は、何処までも続く広大な空と、無数の熱気球によってのみ構成された特異的な階層である。この階層に陸地、それに値する領域は存在しない。Level 605 N に到達した際、放浪者は飛行中の熱気球のバスケット(ゴンドラ)1内に位置している。放浪者にとって、Level 605 N での活動範囲はこのバスケット内部のみである。この最初に到達し、放浪者の活動範囲となる気球を以下"メイン機"と呼称する。
Level 605 N 内は、朝~昼と認識されるような明るさが保たれているが、太陽を始めとした光源は見当たらず、何処までも雲ひとつ無い青空が広がっている。しかし、一部の気球にはぼんやりと影を確認することができる。青空自体が光源の役割を果たしているのではないか、という説が放浪者の間で有力視されているものの、真偽は不明である。
Level 605 N 内の気温/湿度は、メイン機のバスケット内部に設置された温湿度計から知ることができる。全ての報告例で、気温は15度前後、湿度は50%前後2と、肌寒く乾燥した環境になっている。階層内では、強弱さまざまな風が吹き、熱気球が大きく横移動することも多い。
なお、階層内はバスケットから出ない限り安全であるが、バスケット内で手に入る有用な物品は数少ない。物資を補給した後は早い段階で他階層に移動するのが、Level 605 N に到達した放浪者にとって常である。
空間/実体
青空
Level 605 N の階層そのものであり、雲ひとつ無い青空が、360° 果てしなく広がっている。階層の下方向、現実世界であれば陸や海が広がっているであろう空間にも青空が広がっており、Level 605 N に陸地や海は存在しないと推測されている。
メイン機のバスケットから落ちた際、つまり下方向に落下した先に何があるのか、未だ判明していない。放浪者間では 奈落 への外れ落ちが有力視されており、ウィキスタッフ間でもこの考えが一般となっている。たとえ奈落では無かったとしても、浮遊中の熱気球から無理矢理降りる行為は非常に危険であるため、実施するべきではない。
熱気球
Level 605 N の特徴の大部分を占める存在。複数の報告例を参照すると、同一の熱気球に到達しているのではなく、放浪者ごとに別々の気球へと到達しているようである。メイン機から移動して他の気球に乗り移ることは、気球間の距離の関係で不可能である。
球皮のデザインは非常に多種多様であり、シンプルな形状は勿論、動物がモチーフであると推測される熱気球も存在する3。全ての熱気球にはバーナーが取り付けられており、燃焼によって浮力を生み出している。一見、何の異常も無い熱気球に見えるが、風の方向に反した移動、バーナーに触らずとも滞りなく浮遊し続ける、などの特異性も見られる。これらの熱気球が、無機物ではなく何かしらの生物であると推測する放浪者も少数ながら存在する。
特筆すべき点として、「ずっと遠くにある熱気球に、人らしき実体が乗っている」旨の報告がこれまでに2件為されている。報告した放浪者はどちらも大声で呼ぶ、大きく手を振るなどの行動でコミュニケーションを試みたが、その人らしき実体から何かアクションが返ってくることは無かったという。当ウィキでは、これを中立的な実体として扱い、実体信頼性を「中立」へ変更する是非が過去に議論されたが、報告例の少なさ、バーナーなどの機材を人と誤認した可能性を理由に、Level 605 N の実体信頼性は「不明」のままとなっている。
物品
Level 605 N のメイン機内部では、放浪者にとって有用な物品はほぼ存在しない。バスケット内にあるものは持ち運び型の温湿度計か、運が良ければクッションが見つかる程度である。前述の通り、Level 605 N では他の気球への移動や、安全にメイン機外へと脱することが不可能である。後述の「階層からの出方」を確認し、物資補給後、特に目的が無いのであれば他階層へ移動することを推奨する。
備考
- Level 605 N はその空間の特異性から、報告当初は例外階層として当ウィキに登録されていた。しかし、2回目以降の報告をきっかけに階層特徴、到達方法がより多く判明した為、通常階層として再登録された。
- メイン機のバスケット部分は柔らかい素材で作成されており、少々狭いものの、休憩/睡眠を取るには十分なサイズである。最初はバーナーの音や、時折吹く風の音が気になるかもしれないが、この階層に到達した多くの放浪者は"時間と共に慣れる。"と残している。
入口と出口
階層への入り方
- Level 4 N や Level 7 N のプレイルームで睡眠を取ると、 Level 605 N のバスケット内で目を覚ますことがある。
- Level 21 N で扉を開けると多量の風船やボールが勢いよく溢れだし、壁の方に押し戻された。一時的に気絶していたが、目を覚ますと Level 605 N だった、という報告例が1例のみ存在する。
- 屋内外に関わらず、遠方の景色を視認できる階層4でぼんやり景色を眺めていると、数十機の気球が空に浮かぶ光景を見ることがある。この光景に気づいた数秒後には、放浪者は Level 605 N に転移している。しかし、この事象が発生する可能性は低い。
Level 444 N で撮影された写真。撮影の数秒後、撮影者は Level 605 N 内のメイン機に座った状態で到達していた。
階層からの出方
- Level 605 N のメイン機バスケットで睡眠を取ると、Level 123 N で目を覚ます。
- Level 605 N で、メイン機の周囲を"テントウムシ"を模した球皮の熱気球に囲まれることがある。バスケットから見える景色の大部分がその熱気球で埋まると、気づいた時には Level 317 N の上映室に座っており、「青空に無数に浮かぶ熱気球」の映像を眺めている。
- Level 605 N で、空に浮かぶ無数の熱気球の中から"だるま"を模した球皮を持つ個体を見つけると、気づいた時には Level 609 N に到達している。

