クレジット
タイトル: Level 6.1 N - "喧噪の孤島"
著者: Hexirp
作成年: 2024
補足:
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ボートの上から撮影された Level 6.1 N の写真
Level 6.1 N は、 The Backrooms における 6.1 N 番目の階層である。
概要
Level 6.1 N は、澄んだ潮の香りがする蒸し暑い空気を持ち、白い砂浜が 400 m ほどの長さで弓なりに広がり、その片端には小さな丘があり、その上に木々が固まって生えており、それらをエメラルドグリーンの海が取り囲む空間である。この空間の丘のそばにはトタン屋根の小屋があり、その中には簡素な木の棚とベッドが揃っている。
Level 6.1 N の昼夜サイクルは現実世界と極めて類似した約 24 時間のサイクルである。この空間の昼間は、その気温が約 30 ℃ であり、強い日差しが降り注いでいる。この空間が夜になると、その気温は約 25 ℃ になるまで低くなり、涼しい夜風が吹く。この空間の太陽は常に天頂を垂直に通る軌道を描き、その太陽が沈むと現実世界とは異なる配置の星々が全天に煌めく。その中を大量の流れ星が一定の方向へ向かって落ち続ける。
Level 6.1 N の島から海の方を見ると、その海と空がお互いに溶け込んでおり、その境界線が消失しているのを見つけることが出来る。そこに太陽が沈む際には、その像が歪んで潰れるように消え、そこから太陽が昇る際には、その像が一つの線から膨らむかのように現れる。このような異質な景観が如何なる理由により生まれているのかは未だ不明である。
Level 6.1 N は一見して安全な空間であるようだが、騒々しいという感覚が常に生じるという異常な作用を有しており、これにより更に致命的な現象が引き起こされるため、この空間に長期間滞在することは危険である。このため、後述する方法により速やかに脱出することを推奨する。
地理
Level 6.1 N のココヤシ
Level 6.1 N の中心となる小さな島は、その長さが約 400 m ほどの弧の形をとる細長い島であり、その一方の端に小さな丘があり、そこにココヤシなどが群生している。この丘のそばには青いトタン屋根の小屋があり、その正面には一艘のボートが係留してある。この小屋の内部には簡素な木の棚とベッドが置いてあり、この棚の中にはロープやナイフや大きな空き缶などが置いてある。このベッドは板が張られているだけの簡素なものである。
Level 6.1 N の海は、その浅瀬がエメラルドグリーンに透き通るサンゴ礁となっており、その外見から連想されるように現実世界の熱帯に酷似している。この空間の島は環礁の一部であり、この弧状の島の凹んでいる方向には浅い礁湖がある。その一方で、この礁湖の縁を超えると急激に深度が増し、どこまで深くなるかは確認できていない。
Level 6.1 N には豊かな生態系が存在している。この空間の小さな丘にはヤシガニを始めとした少数の生物が生息しており、この空間のサンゴ礁にはブダイを始めとした多数の生物が生息している。これらの生物は、まるで人間とは初めて出会ったかのように無警戒であり、容易に捕獲することが可能である。このように原則として現実世界と同様の生物が生息しているが、鳥類のみが生態系から欠落している。このような異常が発生している理由は未だ不明である。
Level 6.1 N の小屋がある方の反対の端の砂浜には、常にピンク色の浮き輪が漂着している。この浮き輪は、常に波で揺られて浮いたり止まったりする位置にあり、完全に動かなくなったり海の方へ離れていったりすることはない。この浮き輪を別の位置に動かしても、少し目を離すだけで元々の位置へ戻ってしまう。この浮き輪が元々の位置から移動している間、普段の騒々しい感覚は消失するが、その代わりに四方八方から凝視される感覚が生じる。
Level 6.1 N の内部には常に Wi-Fi が飛んでいる。その SSID とパスワードは "Adibo Free" と "adibo free" である。この Wi-Fi は非常に繋がりにくく、その挙動は同時に接続している機器が極めて多い場合に類似している。
現象
Level 6.1 N の最大の特徴は、そこが孤島と呼べるような様相であるにも拘らず、奇妙な喧噪で満たされていることである。これは、何者かが見つめてきたり話しかけてきたりするようだと例えられるような感覚であり、しばしば人間の息遣いが感じられることもあり、時には小屋の脇などの特定の場所に確かな人間の気配を感じることもある。この正体は複数の調査を経ても未だ不明である。
Level 6.1 N が有する「喧噪」と呼ばれる異常な現象は、ただ滞在者に不快感をもたらすだけにとどまらない。この「喧噪」を数時間ほど感じていると、自分が他人と混じりあうかのような感覚が徐々に生じる。さらに長く「喧噪」に晒されると、その感覚は具体的になっていく。例えば、自分自身が小屋で横になっているのを自分自身が横から見下ろしているかのように感じたり、習った覚えのない泳ぎ方が身についていたり、知らない家族を想って涙を流したりする。このような現象は、その度合いが進行するにつれて幾重にも重複して強い負担を生じさせる。このような現象に晒された滞在者は、最終的には空間そのものに溶け込むかのように消失する。この現象に耐えられる限界は、長くても約一日間であるとされている。
Level 6.1 N に進入したという報告は多数あるが、それら全てにおいて過去の滞在者の痕跡は確認されていない。その上、異なるルートを用いて同時に Level 6.1 N へ進入した集団がいても、お互いに出会うことはない。このため、 Level 6.1 N に進入する度に別々の Level 6.1 N のコピーに移動しているのではないかという説が存在する。
入口
- Level 4 N の内部で、その向こう側から騒がしい声が聞こえてくるドアを見つけて、それを開けると、 Level 6.1 N に移動する。
- Level 6 N の中で嵐に巻き込まれて意識を失い、再び意識を取り戻すと Level 6.1 N の砂浜に漂着していた、という報告が複数ある。
- Level 15 N のポスターに書いてある電話番号へ電話を掛けると、 Level 6.1 N へ移動する。
出口
- Level 4 N のドアから Level 6.1 N へ 入った時に、そのドアを開けたままにしておくと、そこから Level 4 N に戻ることが出来る。
- Level 6.1 N の夜の間に、流れ星が落ちてゆく先の方角に向かってボートなどの手段を用いて約一時間ほど海を進み続けると、 Level 314 N に移動する。

