クレジット
タイトル: Level 575 N - "色知らずの町"
著者: Einoshima
作成年: 2023
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Level 575 N とは、バックルームにおける 575 N 番目の階層である。
Level 575 N の小学校前。
概要
Level 575 N は、無限に広がる日本の地方都市のような空間である。街路樹の葉がところどころ赤茶けた色になっていて、季節は冬と春の間ぐらいであるように感じられる。他の階層と比較して寒冷な気候となっている上、ときどき小雨が降ることもあるので、可能であれば防寒具を着用の上傘を携帯して低体温症の危険に備えるべきである。敵対的な実体のような、その他に何かしらの危険な存在は確認されていない。
この階層には昼夜のサイクルが存在するが、その色味は常軌を逸している。昼間にやや紫がかった青色を示していた空は、鮮やかな緑色の異常な夕焼けを経由して深緑色の夜へと移り変わってゆく。それだけではなく、この階層内に存在する標識、花、看板などあらゆるものが、現実世界のそれと明らかに異なる色味を有しているようにみえる。例として、いくつかの標識は緑色や紫色であることが多いほか、現実ではほとんどみられることのない鮮やかな緑色の花びらを持つ草木をよく見かけることができる。
この階層には水道や電気といったインフラが存在しているようだが、それを利用する人間のような実体は現状確認されていない。そのため、探索の際車道や交差点、線路などを無視して横切っても特に問題ない。車が一台も通っていないのにもかかわらず信号機は青→緑→紫の順に切り替わり、緑色の踏切は音を立てて赤紫色に点滅し、公園の噴水は規則的な動きをみせる。
Level 575 N 特有の色彩を持つ工事看板。
Level 575 N 特有の色彩を持つ道路標識。
この階層には水や後述する摂食可能な実体が存在しているため、長期的な滞在が可能である。ただし、この階層内の住宅や施設、車、赤色の公衆電話などはすべて施錠されており、この階層のインフラを利用することはできないと考えられている。看板が光っていて明らかに営業中にみえるファストフード店なども、例外なく入口が施錠されている。 そのため、この階層に長期滞在をする放浪者は路上での生活を余儀なくされる。この階層の随所にあるコンビニエンスストアの外装にはコンセントが配置されており、これはバックルームで端末を充電することができる場所の一つである。
この階層内の建物や電柱などには、現実世界に実在する大手企業名や商標などが記載されていることが多いが、特に他に情報のないような、おそらくはこの階層特有の名称を見かけることもある。また、この階層内の標識などに明記された地名は、現実世界では知られていないものであることが多い。この逸脱は町名や丁名などよりも、県名や市町村名といったより大きな行政区画でみられることが多い。現実と比較して違和感のあるような命名がなされているケースはほとんど見受けられない。
実体
Wi-Fi
この階層では、各所でWi-Fiを利用することができる。とはいえ、階層全域で一つのWi-Fiが利用可能というわけではなく、階層のほぼすべての場所に別々のWi-Fiの発信源が存在するという状態であるため、移動するたびにWi-Fiを再度設定しなおす必要がある。
これらのSSIDのほとんどは「田中 105 105█ 199 1」「保坂 70 187█ 241 1」のような、名字と10ケタの数字の羅列を組み合わせたような規則性のあるものとなっているが、ときどき「森俊平 0 1█ 30 98」のような規則から微妙に外れたようなものも見かけられる。特にパスワードは設定されていないようであり、支障なく利用することができる。
鯉のぼり
Level 575 N の鯉のぼり。
家のベランダに刺さっていたり、画像のように河川敷や田畑沿いに並んでいるほか、その他さまざまな場所に脈絡なく立っていたりする、鯉のぼりとそれを支える棒のような実体。赤、青、黒、紫、緑などのさまざまな色が確認されている。
これらは風向きと関係なく常に特定の向きになびいているので、方角の確認に使うことができる。雨が降ろうが、地面に落ちようがまだ風になびいているように動く。床に落ちた実体は、サラダ油に浸された布のような質感と臭いを有している。
この実体は棒も含めて食料資源として活用できる。生のままでも摂食可能であるが、油分が強い上に硬く、臭みもあり全くおいしくない。ある報告によると、細く切って火を通すことでエビやイナゴに近いような味と食感になり問題なく摂食できたとされている。
入口と出口
Level 575 N 特有の色彩を持つ虹。
階層への入り方
- Level 13 N でプールの水面を眺めていると、いつのまにか Level 575 N の歩道橋の上から交差点を見下ろしている。
- Level 513 N で、本来存在しないはずの団地4階から5階へ登る階段を見つけ、そのまま進んでみると、いつのまにか Level 575 N の地下道の階段を登っている。
階層からの出方
- Level 575 N で絵文字の描かれた看板を見つけ、路地沿いに進んでいくと、Level 11 N あるいは Level 24 N に移動する。
- Level 575 N で、昼間に大きな邸宅の敷地内を探索していると、だんだん気温が暑くなるように感じたのち唐突に Level 333 N に外れ落ちたという旨の報告がある。

