放浪者の間で最もよく知られている Level 55 N の写真。
Level 55 N とは、バックルームにおける 55 N 番目の階層である。
概要
Level 55 N は、永遠に続く路みち と、その周りに存在する森や住宅の空間である。
この階層は常に夜であるものの、気温は約25℃であり、湿度の高さも相まって不快感を感じる放浪者も少なくないという。また、空の大部分を雲で覆われながらも常に視認できる満月の存在や、約5メートルごとに設置された街灯の影響もあってか、階層自体は明るいものとなっている。地面は殆どが芝生で覆われているが、中央の芝生は薄く、そこには幅2メートルほどの道路が形成されている。路には一定方向の湾曲が見られるが、路を進み続けて一周したという報告が無いことから、この階層は非ユークリッド空間であるとされている。
階層内に自生する芝生は未知の植物であり、安全に摂取することのできる食材となる。この芝生の味は水道水のようだと言われている。また、生け垣や木などの外見の異なる他の植物も芝生と同じ植物であるとされており、こちらも同様に安全な摂取が可能である。
階層内に存在するベンチや街灯はどれも 現実世界 のものと同じとされる苔に覆われている。苔の周囲はそれに覆われていない場所よりも腐敗が進んでいるようである。
路の周囲の様子
住宅の明かりは全て消えており、それらを取り囲むようにして錆びたフェンスが存在している。フェンスは近づけば近づくほど大きくなり、最接近した場合の高さは3メートルほどである。その性質からフェンスを乗り越える放浪者は少ないが、ある放浪者は、フェンスを超えた別の放浪者を視認できなくなったと報告しており、このフェンス或いは住宅には何らかの異常性が働いているとみられている。
森へと侵入した数人の放浪者は後に Level 18 N に移動していたことが報告された。しかし、この階層の森に侵入した報告そのものがこれだけであり、これはあまりにも不自然であることから、そもそも住宅や森のスペースに侵入しない方が良いとされている。生還した前述の放浪者は、森について 「不自然なほど寒く、不気味だった」 と話している。
備考
階層内に滞在している途中に雨が降り出したとの匿名の報告があった。報告した放浪者はすぐに階層を脱出したとされているため、詳細は不明である。また、同じ放浪者は何も入っていない便箋を同階層で発見している。便箋を発見したのもこの放浪者だけである。
入口と出口
階層への入り方
- Level 333 N のベンチに腰掛けると、辺りが急に暗くなり、 Level 55 N に到達する。
- Level 77 N からの到達報告が数件存在する。
階層からの出方
- Level 55 N の路を彷徨い続けると、 Level 56 N に到達する。
- Level 55 N で森に侵入すると、 Level 18 N に到達したという報告が存在する。

