Level 536 N
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危険度: 1
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
情報提供待ち

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Level 536 N の草原と都市。後ろに入道雲が写っている。

Level 536 N とは、バックルームにおける 536 N 番目の階層である。

概要

Level 536 N は無限大に広がる草原の中に小規模な都市が点在している光景がどこまでも続く階層である。階層内は常に適温が保たれているが、空からの直射日光が強く照りつけている為、なるべく日陰を進むことが推奨される。天気は常に快晴であり、雲は空に浮かんでいるものの、雨が降った例は報告されていない。

草原

Level 536 N に移動した際に最初に放浪者が立っている場所である。報告によって「一面の草原だった」や「所々に山が見えた」などの差異はあるものの、大まかな特徴は一致している。

Level 536 N の空は晴れているものの、周囲を見渡せば入道雲が空の1/3程度を覆っており、都市の逆方向で輝いている太陽から夏のような日差しが差している。概要にて適温とは言ったものの、直射日光が当たる部分は汗をかく程には温かくなる。

草原は主に高さ数cm程の草が地平線まで生えており、所々に木や道などが見られる。中でも背丈のある草原を進んでいる際には、時折放浪者の足に草が絡みついてくることがある。しかし、振り払えばそれほど障害にはならないだろう。また、大きな特徴として、放浪者が見える範囲に「都市」が1つ存在しており、それ以外の人工物はほぼ存在しない。都市と放浪者の初期位置には最短で数百メートルの距離があり、長いと数kmになるようである。

Level 536 N に生えている細長い草は都市に近づけば近づくほど背丈が低くなり芝のような形に変化していく。このような芝の背丈はとうてい放浪者の足首に及べるほど高くないため、都市に近づくほどスムーズに歩きやすくなるとされる。

都市からは草原に向かって数本の道がタコが複数の足を広げるように放射状に伸びており、それらの道の1本を見つけ、歩き続けることによって都市に向かうことができる。草原に留まることも出来なくはないものの、物資が存在しないため最終的には都市に向かう必要がある。

道は時折曲がることはあるものの、全体で見るとかなり直線に近い。なお、これらの道を介さずに都市に向かって歩いた場合、それなりの距離を歩いても一向に距離が縮まらないといった事象も報告されている。しかし、都市群から離れて完全に明後日の方向を向いている、全く都市とは接しておらずただ草原を横切るだけの道も存在している。もし、歩いている最中に道が途切れた場合は、草原を探し別の道を見つけることで先に進むことができる。

都市からほんの数十mまで近づくと、ビル群がより一層大きく見え、都市内部からほんの少し冷たい風が漏れ出しているのを感じる。ここから更に歩くことでいよいよ都市の内部に入っていくことになる。

都市

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Level 536 N のビルと街路樹。

Level 536 N 内に存在している建物群。外見は殆どが高層ビルのような建物であり、反対に住宅などはほぼ存在しない。建物の多くが密集している訳では無く、建物と建物の間に十分な空間が確保されていることが多い為、高層ビルの圧迫感よりも開放感の方を強く感じる放浪者が多い。

一部には道路も存在しており、時折信号機や車が停車している様子なども発見される。しかし、車はそもそもドアに鍵がかかっている為侵入できず、信号機は状態を問わず常に青信号であり、赤や黄色に変化することは無い。

Level 536 N の高層ビルはいずれも数十階建てと思えるような高さであり、都市の各地に点在している。建物は必ず1箇所以上の入口を持っているが、いくら力を入れてもドアが開くことは無く、侵入は出来ない。一方でわずかながらに存在するドアの隙間からは心地よい冷風が外部に流れ出している。建物のガラスは青空を反射していることが多く、その為建物全体は水色、もしくは青のように見える。

公園、広場

Level 536 N の高層ビル周辺にはほぼ必ず芝生と植物が生えた公園1のような空間が存在している。これらは一定の広さを持つ芝生の中に数本の木が生えており、ほとんどが建物に隣接する形で存在している。Level 536 N の公園の木陰は周囲の建物によって作られた陰と比較しても涼しく、休息の場として利用する放浪者も存在する。

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Level 536 N の広場。

Level 536 N では稀に本来なら公園があると思われる場所に床が緑と黄色のタイルで整地された広場が存在していることがある。これらの広場は一般に公園よりも面積が広く、複数の建物の間を縫うような歪な形で存在していたという報告も数件存在する。

Level 536 N にはいくらかの遊具が存在しており、遊ぶこともできなくはないが、壁に円柱が10本ほど取り付けられた遊具のようなものや、一筆書きのように複雑に曲がった1本の骨しかないジャングルジムのような遊具など、あまり現実世界では見かけないようなものばかりである。遊具以外にもベンチのようなものが存在しているが、これらは座れる部分が必ず斜めに傾いており、また、非常に滑りやすく、座ると滑り落ちてしまうため、非常に座りづらい。

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Level 536 N の公園で水を撒いているスプリンクラー。

また、公園や広場では稀に噴水やスプリンクラーが発見されることもある。これらの設備は常に水を噴き出し続けており、臭いなどは無く有害な性質を持っていたという報告も無い為、これらの水は水分補給に利用することができる。また、スプリンクラーの近くに花壇が設置されていることもあり、スプリンクラーによって花壇に咲いている花に水が撒かれていることもある。この水によって花が育てられているように見えるが、スプリンクラーの位置によっては水が撒かれている範囲から外れた位置に咲いている花も存在しており、水の撒かれている位置に咲いている花と同じ姿で存在しているため、スプリンクラーはただ周辺に水を撒いているだけではないかと推測されている。

備考

Level 536 N に生えている植物群は、いずれも異常な再生力を持っており、仮に植物を抜いた場合でも種類にもよるが早いものだと2-3分、木の枝を折った場合でも10分程度で元の姿まで再生する。ここでの「元の姿」とは文字通りの意味であり、花びらの色、枚数や形、木の枝なら形は勿論その木の枝に生えていた葉の枚数や形、位置まで完全に同じ姿に再生するため、まるで空間そのものが一定の姿を保ち続けているかのようである。

また、植物が再生した場合、必ず階層内に持ち込んだ時計が早回しになることが知られている。具体的には速さが数十倍になり、再生が終わる時間は階層内の体感だとおよそ3分程度だが、時計などの機器では約10日ほどの時間が進んでしまうようだ。この現象によって放浪者が老化したといった報告は無いものの、Level 536 N の外から持ち込んだ植物、食料などは殆どが枯れる、あるいは腐るといった形で使い物にならなくなってしまう。一方、Level 536 N 内の植物はこの現象が起きてもなお枯れることは無く、変わらない姿でその場に存在し続けている。



入口と出口

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Level 536 N では珍しい低層の建物。

階層への入り方

  • Level 899 N の廊下で光の差し込む窓から外に出ると途端に気を失い、気がつくと Level 536 N の一面に広がる草原を横断している道に到達していることがある。
  • Level 270 N の庭園で外れ落ちると、 Level 536 N の草原に仰向けに倒れている。
  • Level 570 N で、マンションの屋上に並べられているソーラーパネルの下をかがんで進み、再び頭を上げたときには Level 536 N の ソーラーパネルや風車がわずかに存在する晴れやかな草原に移動している。

階層からの出方

  • Level 536 N で都市内にある程度の時間滞在した後に、真上の空を見上げ続けると、 Level 537 N に外れ落ちる。
  • Level 536 N に生えている木の下に稀に落ちている地面と同化しているような緑色の果実を拾うと Level 163 N に到達する。
  • Level 536 N で、高層ビルの屋上から滴り落ちる冷たい透明な水を浴びていると、いつの間にか Level 337 N で雨に打たれながら佇んでいる。



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