ウィキ内でよく知られているLevel 53 N の画像
Level 53 N とは、バックルームにおける 53 N 番目の階層である。
概要
Level 53 N は、車に乗っている状態でのみ侵入できる、蛇腹のように折れ曲がった道路が無限に続いている階層である。遠くには山影が見えているが、どれだけ走っても景色は変わらず、山に辿り着くことは不可能だろう。空は常に薄曇りで、雲の切れ目からはときおり柔らかな日差しが差し込むが、それが風景の単調さを和らげることはない。道路沿いには弱い風にそよぐ草花がまばらに生え、木々のざわめきや淡い草の香りを感じる瞬間もあるものの、それらは距離感の狂った景色の中では儚いとされ、現実味に欠けている。また、一定間隔でランダムに標識が設置されていることが報告されているが、それらに意味があるかどうかは判明していない。
さらに、この階層に設置されたガードレールには特異なものが多い。中には宙に浮いたまま動かないものや、複数枚が縦に積み重なった状態で倒壊もせず保持されているものなど、構造的に説明不能な配置がたびたび散見される。
Level 53 N には物資や建物が一切存在せず、ガソリン不足などによって移動手段を失うことが多い。車を失った後に徒歩で進むことも不可能ではないが、極めて過酷な長旅を強いられることになるだろう。道の脇では、ときに風にそよぐ草木が進行方向と並走するように揺れ、歩行者の足元には草の香りが淡く流れることがある。また、進行中には周囲の木々がざわめくことがあり、その音だけが道中の変化としてかすかに意識されるにとどまる。どこまで行っても同じ景色が続くという認識は、断片的な自然の気配の中で、放浪者の心理的負担を次第に強めていく傾向がある。
合流交通ありの標識
標識の周辺では他の放浪者と合流する可能性がある。ただし、放浪者は合流の際、既にこの階層にいる放浪者を認識できないと推測されている。そのため衝突事故が発生することがあり、衝突事故による死亡や、ガードレールの外へ押し出されたり、陥没した道路から外れ落ちる事例も報告されている。このため、標識が視認できた時点で走行速度を落とし、可能な限り慎重に運転することが推奨される。 なお、衝突事故によって変形したガードレールや道路は、時間の経過とともに破損した車や負傷した放浪者を取り込みながら、徐々に修復されることが確認されている。修復途中の道路に落下した場合、その先どこに行くのかについては不明である。
入口と出口
階層への入り方
- Level 129 Nで夜間の車道を車で走行中、空が朝焼けを経由することなく突如として昼間のような明るさへと転じた場合、放浪者は車両ごとLevel 53 N に移動していることがある。
- Level 404 Nで乗車した車にエンジンをかけると、気がついた時にはLevel 53 N に移動していることがある。
- 現実世界で自動車によって山道を走行中、いつの間にか車両ごとLevel 53 N に迷い込んでいたという報告がある。
階層からの出方
- Level 53 N 内には稀にインターチェンジが存在する。これを通過した場合、気がついた時にはLevel 40 Nに到達していることがある。
- Level 53 N を進み続けていると、気がついた時には現実世界に戻っていることがある。

