放浪者によって撮影された Level 524 N 内部。
Level 524 N とは、バックルームにおける 524 N 番目の階層である。
概要
Level 524 N は、緩やかな斜面の上に後述する「兎塚」が不規則に立ち並ぶ、現実世界の日本における冬の山間に類似した空間である。気温がおよそ0~5℃を保っているこの階層は常に降雪状態にあり、舞い落ちる雪が靡いて踊るほどの強さの風が不定な方向から絶えず吹き付けている。時間は日中で固定されており、夜が訪れることはない。周囲は針葉樹林に囲まれており、その向こうに到達した報告は存在しない。その林の上は灰色がかった雲が覆っており、陽の光が射すことは無い。林の中を探索する旨の報告を行った放浪者は全て失踪しているため、むやみに近づくのは避けるべきである。またこの階層には暖をとれるものが存在しないため、立ち入る際は万全の準備が必要である。
地面は雪に覆われているが、掘ってもその下にあるのは黒々とした土ばかりである。また地面には稀にトンネル状の空洞が見られる。これに足を取られて転倒する事故が度々報告されているため、歩行には注意を払うべきであろう。更に、雪上には稀に兎のものと思われる足跡が見つかる。足跡がある箇所は空洞がある可能性が低いため、見つけた場合はこれに従い進むことを推奨する。なおこの階層で兎を見かけたという報告は無い。また稀に雪が解けて小さな水の流れとなっている箇所が見つかることもある。このような水は比較的澄んでいるため、水分補給に有用である。
兎塚
階層内には「兎塚」と呼ばれる構造物が存在する。ほとんどの場合雪に半分ほどが埋もれた状態で見つかり、小さな雪山から石塔が突き出たような見た目となっている。これは現実世界における墓石と似たような構造をしているが、彫られた文字に若干の差異が見られる。雪から突出した部分には墓石と変わらず家名などが彫られているが、その下に隠れている部分には「兎」の一文字があるのみである。例を挙げると、記事冒頭の画像においてはっきりと見られる「水野家之」「青木家代々」と彫られた兎塚の全文は「水野家之兎」「青木家代々兎」である。
またお供え物や線香などが見つかったという報告はこれまで存在せず、物資の補給といった面では役に立たないが、腰かけて休息をとるには良い形状をしている。雪面に直接座り込むよりは幾分かましであろう。また兎塚を完全に掘り出し、通常の墓の石棺にあたる箇所を覗いたという報告が存在するが、そこには何もなかったという。兎の死体などの食料を期待してこのような行動を検討しているのであれば、やめておいた方が賢明である。
備考
- Level 524 N では稀に、階層内を吹く風によって局所的な吹雪が発生する。これは必ず放浪者から数メートルほど離れた場所で発生するため自発的に近づくなどしなければ直接的な害はない。また吹雪が収まった後、特に多くの雪が舞い視認が困難だった地点を掘ると赤い簪や緑の髪止めが見つかることがある。これは問題なく使用可能であるため、特に女性の放浪者の間で広く利用されている。
- Level 524 N を取り囲む木々の合間には、稀にこんもりとした雪山が見られる。雪山の中腹部には穴が開いており、外に向けて微量の水が流れ出ている。山の大小にはばらつきがあるが、人の身長を超えるまでには至らないようである。また稀に土が多く混ざりこんで茶色味がかったものも見られる。
入口と出口
階層への入り方
- Level 909 N の森林は稀に Level 524 N に接続している。探索中に雪山や兎塚を見つけて近づけば徐々に雪が降りだし、Level 524 N に到達する。
- Level 22 N で、スキーリフトの行先が稀に Level 524 N になっていることがある。
階層からの出方
- Level 524 N の兎塚を掘り出し石棺を覗き込むと、顔を上げた時には Level 102 N に到達している。
- Level 524 N で稀に発生する吹雪に飲み込まれると、Level 22 Nに到達する。
- Level 524 N の林に足を踏み入れると、失踪する。

