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Level 49 N のエスカレーターと乗り場を撮影した画像。
Level 49 N とは、バックルームにおける 49 N 番目の階層である。
概要
Level 49 N は、下り方面に稼働するエスカレーターとそれらを繋ぐ乗り場が一本道のような形で連綿と続く階層である。エスカレーターを取り囲む壁面や乗り場の様相は階層内での上下方向への移動によって変化が見られ、階層到達時にエスカレーターを取り囲むのは真っ赤なカーペットが暖色に照らされた温かみと高級感を漂わせるような、老舗百貨店やホテルにも似た雰囲気を纏う光景が待ち構えている。
このエスカレーターは1つの乗り場につき1本のみが設置されており、複数のエスカレーターが横方向に交差/並列するような形態は見られない。エスカレーターは鳴り止むことなく駆動音を響かせており、その幅は1人乗りを想定されているように手狭さを感じさせる仕様で統一されている。周囲を壁に囲まれ逃げ場のない空間の中、エスカレーターは自分を待ち構えていたかの如く下り方面へと動作し続けている。
この階層に到達した際、階層内では概ね18℃前後の気温が保たれており、一般的なエスカレーターと同様に天井や壁面に備え付けられた照明によって一定以上の視野は確保できる。また、エスカレーターの周辺では不定期に案内放送1のようなものが流されており、その声については「幼い子どもの声のように舌足らず」であると形容されている。
このエスカレーターに搭乗して"下層部"へ下りていくと、周囲は地下鉄の駅構内のように白く画一化された構造へと変化が見られ、反対にエスカレーターを逆走して"上層部"へ上っていくと高層ビルの展望フロアのように周囲がガラス張りの空間へ変化していくことが確認されている。唯一、「一本道のエスカレーターが壁に囲まれた様相」を呈していることがこの階層で共通する光景である。
Level 49 N ではエスカレーターに乗って下層部へと向かうことで Level 1 N へと到達可能であることが知られており、脱出すること自体は容易であるように考えられる。しかしながら、階層内では放浪者への精神的な影響を及ぼすと推測される現象や到達報告の不自然な途絶が数例確認されているなど、一概に安全な階層であるとは言い難いということを心得るべきである。
下層部
下層部を撮影した画像。
エスカレーターに搭乗して階層内を下っていくと、壁面は都市部で見られるように白で画一化されたタイルと蛍光灯といった光景へと変化していく。どこか冷たさを感じる光景に違わず、下層部への降下に伴う気温の低下が報告されており、下層部の終端に到達する頃には階層内の気温が10℃前後まで低下する。また、降下に伴って壁面の向こうから電車のものと類似する振動や轟音が発生することがあるほか、眼下のエスカレーターの先から群衆の行きかう足音や話し声が聞こえてきたという例も存在する。
こうした雑音それ自体が放浪者に直接的な危害を与えたというケースは見られないが、下層部へ向かった者からは「集団を前に何かを発表しなければならない時にも似た緊張感」や「タスクに追われている時のような焦燥感」を感じるケースが多く報告されており、下層部は放浪者に対して不可視の圧を加えるような形で精神影響を及ぼすと考えられている。
前述の通り、 Level 49 N ではエスカレーターの進行方向に従って下層へと下り続けることで、概ね数時間以内には Level 1 N へと到達することが確認されている。精神影響は決して無視できるものでは無いことはもちろんだが、エスカレーターに搭乗して順当に階層を下り、早期の脱出を目指すことが最も安全な道筋であることは間違いない。
上層部
上層部を撮影した画像。
一方で、進行方向に逆らうようにしてエスカレーターを上っていくと、壁面から照明が無くなると共に周囲もガラスと骨組みで構成された空間へと変化していく。遥か上方まで伸びているエスカレーターには頭上から降り注ぐ陽光がガラス越しに差し込んでおり、周囲には雲一つない青空が広がっている様子が見て取れる。エスカレーターのベルトから身を乗り出して下方を覗き込んでも見えるのは空ばかりで、地表はおろか地平線を望むことすら叶わない。また、階層内の気温は上昇に伴って30℃を超えるまでに向上するが、「暑いというよりは冬に屋外から暖房の効いた家に帰ってきた時のような温かみを感じる」という報告がなされているなど、それ程不快感を感じない環境であるとされる。
エスカレーターを上っていくことは当然ながら困難が伴う行為ではあるが、上昇に従ってエスカレーターの稼働速度は通常よりも緩やかになっていき、周囲の構造がガラス張りに変化する頃にはエスカレーターの動作は完全に停止する。また、上昇に伴ってエスカレーターの遥か上方からは学校のチャイムやインターホンの音にも似た、どこか聴き馴染みのある甲高い音が稀に聞こえてくるとされている。こうした上層部では、下層部と対極的に「家路を辿っている時のようなある種の達成感」や「試験を前に部屋を掃除している際にも似た諦観の念」のように、ある種の安心感に近い感覚を覚えたという報告がある。
こうした上層部についての報告は下層部のものと比較すると数が少なく、また報告があった場合でも Level 49 N での滞在を最後に以後の報告が途絶する例2なども存在する。以上の特徴に加え、これまでに上層部の終端への到達報告が存在していない点も考慮したうえで、「上層部への上昇」は階層内での失踪の引き金となることが疑われている。
物品
哺乳瓶
哺乳瓶を撮影した画像。
エスカレーターを下っていると、稀に上り方面へと稼働するエスカレーターと遭遇することがある。このエスカレーター降り場の足元には哺乳瓶のようなものが流れ着いており、哺乳瓶はステップの動きに巻き込まれてくるくると回転している。
哺乳瓶の中身は乳白色の液体で満たされており、触れると瓶自体が人肌ほどの温かみを持っていることから一見すると粉ミルクが入っているように見える。しかしながら、液体は粉ミルクのそれと比べて遥かに粘度が高く、塩素にも似た生臭い匂いがするとされている。味についてもやや苦みが強いとされ、場合によっては飲用後に腹痛を生じたという報告も存在するため飲用には不向きである3。
備考
- Level 49 N では稀に、エスカレーター同士を繋ぐ短い乗り場の側面に設置された"ドア"と遭遇することがある。ドアは重厚な作りの鋼鉄製であり、表面は塗膜が錆びて斑模様に欠けている。ドアは全体的に結露でじんわりと濡れており、ドアノブを回そうと手を掛ければ指に軽く痛みを感じるほどに冷え切っている。このドアは危険度5に分類される Level 60 N への入り口となっているため、何があっても入らない方が身のためだろう。
- エスカレーターの周辺で流れる案内放送について、これらの音声の発話者の声が「何年も前に撮影されたビデオの中で喋っている幼少期の自分自身の声に似ている」といった報告が複数例なされている。
入口と出口
階層への入り方
- Level 0 に面した下り方面のエスカレーターを逆走していくと、、 Level 49 N に到達する4。
- Level 89 N の回廊に面した下り方面のエスカレーターを逆走していくと、 Level 49 N に到達する。
- Level 216N の地下道に面した下り方面のエスカレーターに搭乗すると、 Level 49 N に到達する。
- Level 763 N の子供部屋で実体に崩された"塔"を積み上げ直したところ外れ落ち、 Level 49 N に到達したという報告が2例ある。
階層からの出方
- Level 49 N で下層部へと下り続けると、 Level 1 N へ到達する。
- Level 49 N で稀に発見されるドアを通り抜けると、 Level 60 N へ到達する。
- Level 49 N でエスカレーターを下っていく際に乗り場の背後からオルゴールの音色が聞こえてきた場合、振り返るとそれまで下ってきたエスカレーターが上り方面へ稼働するものに置換され、搭乗することで Level 860 N へ到達する。
- Level 49 N の乗り場から極稀に分岐している通路を進んでいくと、接続階段を経由して Level 50 N へ到達する。
- Level 49 N のエスカレーターを際限なく逆走して上昇し続けると、 失踪する恐れがある。

