Level 426 N
評価: +1+x
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危険度: 1
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 友好
情報提供待ち

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Level 426 N 内で撮影された画像。

Level 426 N とは、バックルームにおける 426 N番目の階層である。

概要

Level 426 Nは、果てのない海と生け垣に挟まれている一直線の道路によって構成された空間である。

階層内の気温は常時18℃前後を保ち、時間帯は日没前で固定されている。絶え間なく海側からそよぐ潮風によって身体の熱が奪われるため、多少防寒の備えがあることが望ましい。空間は安定しており、敵対的な実体の存在は確認されていない。

階層内には使用可能な物資が一切存在しないため、長期滞在には適さないものの、脱出自体は比較的容易であるため、過度な心配は不要だろう。また、この階層への到達時点で、同行者との物理的な分離が強制的に発生するため、複数人で行動している放浪者は事前の心構えが必要である。

構造物

海側の道路端に沿って隙間なく設置された高さ1.3mの白色の鉄柵。表面の所々に錆が浮いているが、寄りかかってもびくともしない程度には構造上の強度が保たれている。浅瀬へ降りる際には、この柵を越える必要がある。

道路

幅約7メートル、長さ不明のアスファルトで舗装された、南北に伸びる直線道路。階層内での放浪者の主要な移動経路となる。どこまでも続く路面は滑らかかつ非常に清潔で、塵一つ見当たらない。硬いアスファルトの上は仮眠に適しているとは言い難いものの、安全な休息を取ることは可能であるため、適度な疲労回復に利用しても良いだろう。

生け垣

道路の西側に連なる高さ4メートル前後の生け垣。大量の品種不明の植物が密集して、壁を形成している。登ることも可能であるが、生け垣の側面や上部分に有用な物資等は存在せず、足場も不安定であるため、探索の価値は低い。

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生け垣を撮影した画像。

道路の東側に広がる果てしない海。水面は常に穏やかに揺らぎ、海水は心地よい冷涼さを保っている。道路にほど近い部分は浅瀬となっており、付近には大小の岩場が点在している。海中を探索した複数の放浪者から、物資はおろか、生物の存在が一切確認出来なかったという報告があるため、こちらについても探索の価値は低いだろう。

実体

この階層には一体の実体が存在する。実体は放浪者と酷似した外見と声質、口調で現れ、放浪者に対して極めて友好的かつ親しみやすい態度を示す。

また、実体は放浪者自身に関するあらゆる知識1を有しており、wiki内では放浪者の分身やドッペルゲンガー、或いはそれに類似する存在の可能性も議論されているが、現時点では仮説に留まっている。

実体との遭遇

道路上をしばらく歩いていると、柵越しに穏やかな表情で海を眺める実体と遭遇する。歩き始めてから遭遇までの平均時間はおおよそ30分程度であり、これは進行方向に関わらず発生することが判明している。

実体は接近する放浪者に気付くと、表情に微かな驚きと喜びを浮かべながら手を振り、「まさか会えるなんて」「ずっとここで待っていた」等、放浪者との邂逅が叶った喜びを示唆する言葉を発する。その後、道路端や浅瀬の岩場に腰を下ろした実体は放浪者にも同様の行動を促すと、ごく自然な流れで「放浪者のこれまでの人生で最も印象深い場面」(以下、最も印象深い場面と記述)についての会話を始める。

この際、放浪者が実体へ全く異なる話題についての話を展開した場合であっても、会話は最終的に「最も印象深い場面」の話題へと戻ることが報告されている。また、これまでの報告から、「最も印象深い場面」とは、放浪者自身にとっての重大なライフイベントや人生の分岐点となった出来事を指すと推測されている2

実体との会話を望まない場合は、海や生け垣に向かって外れ落ちることにより、階層から離脱することが可能である。しかしながら、実体との会話は放浪者の精神に有益な影響を与える上、安全な階層への確実な到達の保証にも繋がるため、意図的な会話の中断は推奨されていない。

また、放浪者が実体やこの階層に関する質問を行った場合、実体は曖昧に微笑みながら首を左右に振る、聞こえなかったような素振りで話題を逸らすなどの行動を取ることが現在までに判明している。

階層からの脱出

この階層から安全に脱出する最も簡単な方法は放浪者自身の「最も印象深い場面」について、実体と会話を行うことである。

実体は、放浪者が「最も印象深い場面」の内容に関して示すいずれの反応、言及についても極めて肯定的である。それが明るく幸福な記憶であれば、実体は放浪者と共に笑い、目を閉じて郷愁に浸り、その幸福な思い出をより貴重で特別な体験であったと感じさせてくれるだろう。暗く陰鬱な悲劇であれば、実体は放浪者に寄り添い、同調して憤り、苦悩を真に理解して労い、放浪者の心の澱が流されるまで黙って側にいてくれるだろう。

会話を終えて、精神的な充足を得た放浪者が、この階層を出ることを実体に告げると、実体は「望む場所へ辿り着くことを祈っている」「これからも見守っている」「進み続ければいずれまた会える」等、励ましや再会の約束の意味合いを含む言葉で会話を締めくくり、放浪者を見送る。実体に別れを告げた放浪者が、僅かな名残惜しさを振り切るように、目の前に伸びる道を真っ直ぐ進んでいくと、いつの間にか別階層に到達していることに気付くはずだ。

備考

  • 実体が放浪者の「最も印象深い場面」に特に強い関心を示す理由は現在まで不明である。
  • 道路中央で直立し、無表情で放浪者を凝視し続ける実体に遭遇したという報告が1件のみ存在する。当該放浪者は自身の呼びかけに対して実体が無反応であったことに苛立ち、殴る蹴る等の暴行を加えていた最中、偶発的に実体の右目に向かって外れ落ちたことで、別階層へ到達している。

入口と出口

階層からの入り方

  • Level 89 N で水盤に向かって外れ落ちると、 Level 426 N に到達する。
  • Level 317 N の上映室で、海に浸した片手を円を描くように動かし続ける一人称視点の映像に向かって外れ落ちたところ、 Level 426 N に到達したという報告がある。

階層からの出方

  • Level 426 Nで会話を終えた後、実体に見送られた地点からしばらく歩き続けると、 
Level 140 NLevel 818 N 等のコンクリート道路のある安全な階層に到達する。
  • Level 426 N で実体との会話を切り上げて、海へ向かって外れ落ちると、Level 47 NLevel 499 N 等の水辺のある比較的安全な階層に到達する。
  • Level 426 N から実体の右目に向かって外れ落ち、Level 84 N に到達した報告が1件のみ存在する。
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