Level 419.2 N を映した画像。
Level 419.2 N とは、バックルームにおける 419.2 N 番目の階層であり、Level 419 N の副次階層である。
概要
Level 419.2 N は、一般的にシネコンと称されるような劇場の通路と備え付けのトイレが連続する階層である。黒を基調とする壁面で囲われた通路には間接照明の光が行き届いており、通路の左右には概ね10箇所前後の扉やトイレが規則的に設けられている。およそ数十mと続く通路はその終端まで真っ直ぐに伸びており、空間を適温に保つべく稼働し続けている空調の音が静まり返った通路に響き渡っている。
通路の左右には横幅が数mにもなる一般的な映画のポスターや上映内容を示す液晶ディスプレイが取り付けられており、また、液晶ディスプレイに隣接して一定間隔で両開きの扉が設けられている。通常の映画館であればこうした扉は劇場へと続いているはずであるが、この階層においては通路から続く扉の全てがトイレへと続いている。また、液晶ディスプレイが示している上映内容は概ね現実世界で上映されている作品と一致しているものの、出演者の表情に不自然な点1が見られるケースや通路の全ての液晶ディスプレイが同じ内容を示していたりする場合も見られる。
通路はちょうどカタカナの『ト』の字の2画目のようにして、横方向へ分岐する分岐路が必ず1つ存在している。この分岐路を進んで行くと、左右に設けられた扉と液晶パネルが規則的に並ぶ別の通路へ再び行き着くこととなる。
概ね快適な環境を保っている階層であり、飲食料なども入手できることから長期の滞在に耐え得る階層ではあるものの、後述する身体的影響を考慮すると物品の過度な摂取は控えるべきであろう。
トイレ
通路に隣接するトイレを撮影した画像。
Level 419.2 N において、トイレは通路に隣接する通常のものと、通路に設けられた扉から続くものの2種類が存在している。
前者の通路に隣接するトイレは一般的なものと同じような構造となっており、男性用・女性用・多目的トイレに分かれている。空間的広がりも有限でありトイレ内の洗面台からは水分を確保できるなど、特筆すべき異常な点は見られない。ただし、稀に「映画チケットの半券」のようなものが床やトイレットペーパーホルダーの上に落ちていることがあり、上映内容は概ね現実世界で上映されている作品と一致しているものの上映時間が通常より2時間から3時間ほど長く設定されているようである。
後者の通路に設けられた扉から続くトイレはその全てが個室トイレで構成されており、意匠や機能などは前述のものと共通するものの、商業施設のトイレとしてはかなり広さを感じさせる空間である。その広さに比例して個室数も非常に多く確認されており、その数が100を越えることも珍しくない。個室は全てが開け放たれている訳ではなく、ほとんどの場合で過半数の個室は内側から鍵がかったように閉ざされており、中には1室しか空いていなかったというケースもみられる。なお、上から覗き込んだ限りでは、施錠されている個室の中は全て空であるとされている。
物品
飲み残し・食べ残し
放置されたドリンク。
通路に設けられたダストボックスの上には、稀にドリンクやポップコーン、ホットドッグなどの摂取可能な飲食料が残されていることがある。これらは既に誰かが口をつけたかのように容量が減っており、飲料であれば氷が溶けだしてカップの表面は濡れて味も薄まっており、食料であればすっかり冷めきっていたりする。特に、ドリンクは発見される頻度が高い。
見つかる食料はハニーマスタードで味付けされたホットドッグや砂糖の大量にまぶされたチョコレート風味のチュロスなど、全体的に甘い味付けをされたものが多い。また、ドリンクについてはコーヒーやミルクティー、カフェモカなどがみられることもあるが、エナジードリンクと思しきものが入っている場合もある。
これらの飲食物───特にドリンクの摂取後に発生する身体的な影響として、尿意の著しい増幅がある。その他にも体温の上昇や心拍数の上昇などが生じ、発見されるドリンクにはほとんどの場合でカフェインが含まれていることから、この影響は通常のものであると考えられているものの、食料のみを摂取した場合でも影響を受けたというケースもみられるため、飲食物には摂取の必要性を見極めたうえで手をつけるべきだろう。
備考
- 扉から続くトイレにおいて、「入室後に外から扉を2回叩くようなノック音がした」という報告が複数存在している。扉を開けて周囲を確認したところ何も居なかったとされているが、中には「恐怖からそのまま居座り続けたところノックの頻度と勢いが増していき、最後に扉が揺れるような衝撃がして堪らず扉を開けたところ、それまで見られなかった水溜まりが出来上がっていた。」といった報告も存在する。こうしたケースから実体の存在が疑われているものの、実害が生じたというケースは報告されていないため階層特有の現象として扱われている。
入口と出口
階層への入り方
- Level 109 N の入退場口を繋ぐ通路から伸びるトイレの標識を掲げた分岐路を進んで行くと、 Level 419.2 N に到達する。
- Level 132 N の廊下に面したハンドドライヤーの音が絶え間なく聞こえるトイレに侵入すると、 Level 419.2 N に到達する。
- Level 419 N で広告を垂れ流している液晶ディスプレイが設置されている個室へ侵入すると、扉を開けた際には周囲が Level 419.2 N に置き換わっている。
階層からの出方
- Level 419.2 N の通路の終端に設けられた非常口が僅かに開いている場合があり、内部へ侵入すると Level 221 N へ到達する。
- Level 419.2 N で小さくテントウムシが紛れ込んでいるポスターを映した液晶ディスプレイの横にある扉に侵入すると、 Level 317 N へ到達する。
- Level 419.2 N で電源が切られている液晶ディスプレイの横にある扉に侵入すると、 Level 343 N へ到達する。
- Level 419.2 N で赤や青などの色鮮やかな照明の光が漏れ出ている扉に侵入すると、 Level 419.5 N へ到達する。

