クレジット
タイトル: Level 404 N - "宛██先██不█明██"
著者: Einoshima
作成年: 2024
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Level 404 N とは、バックルームにおける 404 N 番目の階層である。
概要
Level 404 N の広大な駐車場と、建物の画像。
Level 404 N は、濃霧に包まれており、道路がなく、屋外の駐車場が延々と続く地方都市のような階層である。その霧の濃さはわずか 30メートル 先でも見通せなくなることがあるほどであり、次項で述べる危険な実体の出現に備えるためにも、周囲の状況には念入りに気を配る必要がある。資源が見つかることでも知られているが、比較的危険な階層である。
外れ落ちた直後、大抵の場合あなたは駐車場のような空間にいることに気づくだろう。前後左右を包み込む霧によってどこまでも果てがなく駐車場だけが続いているようにみえるだろうが、実際にはそれ以外の構造物も少なからず存在している——スーパーマーケット・公営団地・公園など、本来は駐車場を併設・内包するであろう施設が、逆に広大な駐車場に内包される形で点在している。少数ながら整備された車道のような構造がみられるが、その四方は駐車場に接続している。
この空間において、一部の電子的な測定器具が唐突に故障する現象が多く確認されている。持ち込んだデジタル温度計が指し示すでたらめな値は不連続に変化を繰り返し、ある時にはその値が数字ですらなくなることもある。現在まで温度・湿度の正確な値に関する報告はなされていないが、体感でおそらくは 20℃ 前後、湿度 100% であると考えられ、風もそこまで強くはないため、低体温症などの心配は必要ないと思われる。また、無線LANや階層内の公衆電話などさまざまな通信方法もこの階層では例外なく途絶することが知られている。
構造物
以下の項では、Level 404 N の駐車場に囲まれて点在する建物のうち、特に報告数の多いものを記載する。
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Level 404 N にはスーパーマーケットが 500メートル ほどの間隔で密集する区域が存在する。これらのスーパーマーケット内には一切の客や店員がおらず、行き場のなくなった食物や日用品が陳列棚の隙間をすべて潰すかのごとくぎっしりと並んでいる。おかげでこの区域を見つけられれば階層内での資源調達に困らないだろうが、棚の中に入りきらず通路まで商品が氾濫している場面もあり、移動には困難を要する。酷い場合では、買い物カゴを乗せるショッピングカートが店内を埋めつくし、そのままの勢いで店外にまで溢れ入口の自動ドアを開きっぱなしにし、入口から駐車場の半径 10メートル ほどまでを無数のショッピングカートで占拠してしまい入ることすらできない店舗も存在している。
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また、Level 404 N でみられる公営団地のような建物とそれに付随する公園についても、その形態にある種の逸脱を抱えている。団地の廊下に侵入すれば、すべての部屋のドアが大きく開いている様相である。その部屋に侵入し、通常の家屋の玄関先のような場所を進めど、現れるはまたしても玄関のような部屋であり、その先にも玄関が二重三重に反復され永遠に屋内へと辿り着けない異常な入れ子構造をしている。団地の外からベランダを覗き込むと、ところどころに洗濯物が干されていたりカーテンが閉まっているなど、誰かがここに住んでいる痕跡自体は確認できる。しかし、その居住スペースのみが忽然と消失し、それを大まかに補完しようとしているかのように空間が歪曲しており、辿り着くことが叶うことはない。
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Level 404 N で比較的まれに見られる景観として、大工場の敷地、あるいは大学の構内のようにみえる、勾配のある屋根の建物と煙突が密集した区域が確認されている。これらすべての建造物に侵入可能であるが、その内部は先ほど示した団地と同様に玄関が連続するような不自然な構造となっている。この階層の実体による発火筒から上がる煙と同じように、煙突から湧き出ている煙が大気に溶け込み、やがて霧と同化しているようにみえる。
階層内に点在する煙突群によって、この空間全体を覆いつくす霧が形づくられているのだと、主張している者もいる。
珍しい構造物
- Level 404 N で鉄道の線路を見かけることがある。この線路上を列車が走行する場面は未だ確認されていない。この線路にある鉄道信号機はすべてのランプが点灯して機能しない状態になっており、また、車や歩行者が線路に侵入することを防ぐような柵なども一切配置されていない。これらの特徴にもかかわらず、線路沿いに閉じっぱなしの踏切が竣工されており、意味のないサイレンを鳴らしている場面も見かけられる。
- Level 404 N で赤色の郵便ポストを見かけることがある。このようなポストは手紙が内容量を超えてなお投函されたことで口が常に開いており、幾つかの手紙や茶封筒を周辺にまき散らしている。バックルームにおいて特に有用な資源ではないが、散乱している茶封筒の中から一万円札が 10枚 ほど見つかった事例があった。
入口と出口
階層への入り方
- Level 14 N で外に通じている非常に曇った自動ドアを見かけることがあり、その先へ進むと気づいたら Level 404 N に到達している。
- Level 433 N の内部が非常に曇っているカプセルルームを開けると、途端に空間全体が濃霧で満たされて Level 404 N に移動することがある。
階層からの出方
- Level 404 N の団地で地下に続く階段を見かけることがあり、その先は Level 28 N に繋がっている。
- Level 404 N の公衆電話を利用しても回線が繋がることはない。だが、何度も小銭を投入し利用を繰り返しているうちにいつの間にか Level 1 N や Level 132 N の公衆電話前に移動していることがある。
- Level 404 N の公園にある極端に引き伸ばされたようなジャングルジムを登りきると、Level 90 N に辿り着くことがある。

