Level 399 N
評価: +32+x
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危険度: 5
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
情報提供待ち

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2003年、放浪者により撮影された画像。

Level 399 N は、バックルームにおける 399 N 番目の階層である。

概要

Level 399 N は、現実世界における空港の待合室のような景色が無限に続いている階層である。Level 0 と同じくハム音が鳴り響いているほか、クラシック音楽や卒業ソング、日本語のようでありつつも聞き取りできない内容のアナウンスが鳴り響いていることもある。待合室構造の空間以外に目立って空港らしい構造は見られず、航空機に準ずる乗り物も存在しない。時々黒い枠でできたガラス窓が壁のように空間を仕切る形で連なっていることがあるが、仕切りとしての効果はなくまばらに閉じられていない場所が見られる。階層においては実体はおらず、 Level 399 N では食料などの有用な物資は見つけることができないため、この階層での定住は非常に難しい。

Level 399 N は、バックルームにおいて放浪者が外れ落ちた瞬間の時代・場所・状況に確実に「帰還」することができる階層として知られている。ただし、 Level 399 N を介して現実へ帰還する選択は、放浪者にとって非常に辛い結果につながる可能性が高いことを予め念頭に置かなければならない。また、空間信頼性が非常に高いことから、意図せず Level 399 N へ外れ落ちた場合、ここから他の階層へ移動することは現段階では不可能である点も注意が必要である。これらの危険性や懸念が多分に含まれた階層であることから、警告の意味を兼ねて相対危険度評価は最大の 5 に設定されている。

Level 399 N は、その性質により現実世界に帰還した放浪者からもたらされた情報によって整理・分類された経緯を持つ。この階層内での wi-fi の接続状態も不安定なこともあり、その関係上、不正確・不明瞭かつ精査されていない情報が紛れている可能性は否めない。記事全体の内容を過信せず、その都度実際の状況や信頼できる編集者との議論や確認を行うことが推奨される。

帰還可能性

現状において Level 399 N から現実世界に帰還するには、以下の条件を達成している必要があると考えられている。

  1. バックルーム内で最低でも 30 年1以上の時間を過ごし、生存している。
  2. 後述する帰還手順を何も見ずに実行可能である。

これらの条件が満たされている場合、後述する手順を行うことで現実世界へ帰還することが可能となる。なお、以下に示す手順は概ね元放浪者の語った内容を整理・編纂したものになるが、いまだ不明な点も多く完全ではない。今後同様の帰還事例が確認できた場合、帰還者報告スレッドに情報共有を行っていただきたい。さらなる聞き取り調査のもと、より確実な手順が精査されていく予定である。

現実世界へ帰還する手順

手順を始める前にまず、衣類以外のあらゆる物資をすべて Level 399 N に置いておく必要がある。何らかの物資を持った状態で手順を実行しようとしても、ただ無限に階層内をさまようだけで徒労に終わることになるためだ。

物資の放棄を済ませ終えたならば、次に Level 399 N 内の天井に不規則に設置された案内表示に注視する必要がある。案内表示は通常何も書かれていないことが多いが、稀に「おつかれさまでした」「さようなら」など、別れを伝える文言が書かれたものが見られることがある。この文言のある案内表示のうち、矢印が書かれた案内表示を見つけなければならない。この案内表示が見つかり次第、その方向へ歩みを進めていけばよい。

矢印の方向へ進むと、次第に郷愁感のようなものを感じ始めるようになる。この郷愁感は矢印の方向へ進めば進むほど強くなっていき、「この先へ進めばもとの世界へ戻れるのではないか」という希望が強まっていく。さらに矢印の方向へ進むと、やがて椅子や支柱、矢印のない案内表示、ガラス窓といった階層内のオブジェクトが減少していき、照明もそれにつれてまばらに少なくなっていく。ここまでくると視界はほとんど真っ暗になってしまうが、矢印の案内表示自体は常に一定間隔で存在し続けるため、迷うことはまずないだろう。

そして、それでも歩みを止めずに進んでいくと、暗闇の中にドアのようなものが浮いているのが見える。ドアは木製であったり金属製であったりと形式に差があるものと考えられるが、共通していることとして、暗闇の中にあるにも関わらず、ぼんやりとその輪郭は目視可能なことである。

ドアに近づいたり、ドアノブに手をかけたりすると、それが見覚えのあるドアであることに気づく。この段まで来るとこれまで感じていた郷愁感はさらに強いものになっており、「帰りたい」という感情も発露する。ドアを開けると、白く暖かい光が柔らかく漏れ出し、身体を包み込んでいく。光に照らされると次第に意識に靄がかかり始め、視界が淡い様相にぼやけていく。ドアの向こうにあるものに希望を抱きながらそれをくぐり抜けていくと、自身がよく知る声が少しだけ頭に響き、そしてそれに呼び起こされるように気がづけば、現実世界の元いた時代や場所に戻ることに成功する。

この帰還は文字通りの「帰還」であり、自身の姿や所持品などについてもすべて外れ落ちた当時のままに帰還していることが分かっている。2

備考

  • Level 399 N から現実世界へ帰還できた放浪者の存在は、 2003 年ごろより度々「昨日まで普通であった人たちが急に発狂し、謎の異空間に取り込まれる幻覚と幻影に苛まれた精神病患者」として報道されたり、インターネット上で言及されたりといったことが見られるようになったことから発見された。彼らが言及する「幻覚」の内容が、これまで発見されたバックルームの階層群の特徴に酷似していること、これらの「幻覚」を見ている人々が最後には特徴のある空港施設について言及していたことから、 Level 399 N はバックルームで過ごした年月の記憶や意識をそのままに、当人がバックルームに迷い込んだという事実そのものが最初からなかったものとした上で現実世界に「帰還」できる階層である、という仮説が現在有力視されている3
  • 複数人で Level 399 N へ外れ落ちた場合、他の階層とは違って互いに近い距離に同時に外れ落ちることが可能と思われる。その場合も、前述の帰還条件を達成している放浪者のみが帰還手順を進めることができる。そのため、未達成の放浪者は Level 399 N に取り残される形になってしまうことに注意しなければならない。
  • 帰還条件未達成の放浪者が Level 399 N へ迷い込んだ場合、階層から別の階層への確実な脱出手段は発見されていないことから注意しなければならない。もしバックルームで生存し慣れていない放浪者が Level 399 N に迷い込んだ場合、最低でも 30 年間はこの階層で生存し続けなければ脱出は不可能である可能性が高いため、 30 年分の生存に必要な物資を持っていない場合、ほぼ諦めたほうが良い。

入口と出口

階層への入り方

Level 399 N へ確実に入る方法は発見されておらず、他の階層から意図せず外れ落ちる例が殆どを占めている。ただし、空港の要素を持つ階層から気づかない間に Level 399 N に到達していたという報告は度々上がっている。

階層からの出方

前述の手順を行うことによって現実世界の、最初にバックルームへ迷い込んだその瞬間の時点へ帰還することが可能である。 Level 399 N から他の階層への移動が起きたという報告は現在まで上がっていない。

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