Level 378 N
評価: +29+x
blank.png

危険度: n/a
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
情報提供待ち

%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%82%8F%E9%89%84%E9%81%93%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E7%B7%9A.jpg

Level 378 N で撮影された画像。

Level 378 N とは、バックルームにおける 378 N 番目の階層である。

概要

Level 378 N は、海上に敷かれたまっすぐなレールの上を走る鉄道車両が遥か彼方まで続く階層である。階層内では車両の走行音とレールの継ぎ目を通過する音が響いており、いくつかの開け放たれた車窓からは穏やかな波音が海風に乗って運ばれてくる。この階層に到達した時、車両は既にスマートフォンのコンパスが"西"と示す方向へ向かって海上をゆっくりと進んでいる状態であり、そこから加速することもなければ車両が停車することも無い。深い青に染まった水面は波に揺蕩い、海風に吹かれた雲は空を漂い、まっすぐに整列した吊り革は一様に揺らめいて、その場に止まっているのは自分だけである。

青空にひときわ輝く太陽はほとんど天頂付近で南中しており、これまで日の入りこそ観測されていないものの、時間の経過によって少しずつ傾いていくことが確認されている。僅かに仄暗い車両内には日差しが降り注がれており、日向の座席に座れば先ほどまでそこに誰かが居たかのような温もりを感じることができるだろう。空は青く澄んでおり降雨などは観測されていないが、泡立つ波のように空を流れる雲は鉛直方向へ積乱雲を発達させている場合もある。

階層内は真夏のような空気感に包まれており、車窓を開ければ猛暑日のような熱気が顔を覆うだろう。ただし、車両内では常にやや強めの冷房が稼働しており、薄着で冷房の直撃を受け続ければ体調を崩す恐れもある。車両自体はほとんど同じ構造のものが前後にどこまでも連続しており、運転手はもちろん先頭車両や最後尾となる車両の存在も確認されていない。稀に流れる車内アナウンスのような音はノイズによって内容を聞き取ることはほとんどできないが、これに混ざって「南無阿弥陀仏」を唱えるような声が聞こえたという証言も複数存在する。

また、トイレといった設備も存在せず、座席は緑色のもの3席と黄色のもの1席がセットとなったロングシートとなっており、車両内を照らす照明は淡く黄色みを帯びている。天井からは車内広告が吊るされており、文字などが記載されていないこともあって内容は不明瞭な場合が多い。概ね学習塾や転職仲介業者、美容脱毛や増毛を広告していると思われるような一般的なものがほとんどだが、稀に全車両を通じて「旅行」を宣伝していると思われるものだけが報告される場合もある。

車両の窓から下方を覗き込むと、車両の横幅に沿うようにして"バラスト"と呼ばれる石が海面から顔を覗かせており、その上に敷かれた枕木とレールの上を車両が通過している様子が見て取れる。周囲に架線などは見られず、その動力源については不明である。これまで車窓の外への飛び出しを試みたという報告は入っていないものの、車両への復帰が困難となる恐れがあるため海への侵入は推奨できない。

%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E5%86%85%E9%83%A8.jpg

車両内部を撮影した画像。

物品

車両の座席には、稀に誰かが置き忘れたように口の開いたペットボトルが落ちていることがある。そのほとんどは人肌ほどの熱を帯びたラベルの無い水であるが、仄かに塩味を感じる場合が多い。その他にも座席上では日に焼けて色褪せたキーホルダーや最後の一節に栞の挟まれた小説などが見つかることもあるが、ほとんどの場合で生存に寄与し得る可能性は低く、長期の滞在には不向きである。

備考

  • 階層内ではこれまでWi-Fiの存在が確認されておらず、バックルームウィキの閲覧や外部との連絡が一切不可能な点には特に注意を払う必要がある。この点について、これまで「 Level 378 N へ移動する」という旨の報告と比較して「 Level 378 N を脱出した」という報告が数件ほど少ないという事案が確認されており、これらのケースでは何らかの影響によって階層内で失踪しているものと考えられている。
  • 報告されていた情報から制定された Level 378 N の当初の危険度は「1」であり、実際に車両内で何らかの実体や事象に遭遇したという報告は存在しないが、現在報告されている脱出報告については生存バイアスがかかっていることを考慮して危険度は「n/a」に割り振られた。脱出報告の多くが数時間以内の滞在で階層を後にしていることからも、「階層からの出方」を参照に早期の脱出を目指すべきである。
  • バックルームや現実世界では「西入道行き」と記された切符が発見される場合があり、これを所持していることで稀に外れ落ちて Level 378 N へ到達する場合がある。無視できない数の失踪が確認されていることからも、切符への不用意な接触は自殺行為となり得る。この切符には「みなわ鉄道-水平線」という名称が記載されており、 一部の放浪者の間では Level 378 N がこの名称で形容されることもある。なお、切符に料金や乗車駅、有効期限などは記載されていない。

入口と出口

階層への入り方

  • バックルームや現実世界で「西入道行き」の切符を発見して所持していると、稀に外れ落ちて Level 378 N へ到達する。
  • Level 80 N で稀に存在する静態保存された蒸気機関車の客車に侵入すると、前後の車両が Level 378 N のものに置換される。
  • Level 89 N の水盤に誤って転倒した際、そのまま外れ落ちて Level 378 N の車両内へ到達したという報告が存在する。

階層からの出方

  • Level 378 N で座席の上に置かれた"星座早見盤"を手に取ると、列車の前後どちらかの車両が Level 109 N の入退場口に置換される。
  • Level 378 N で車両の床に直置きされた"一輪挿しの花瓶に生けられた花"に触れると、 Level 504 N へと外れ落ちる。
  • Level 378 N の座席で睡眠をとった際、起床後には車両が停止した状態で Level 499 N へ到達していたという報告が存在する。
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License