クレジット
タイトル: Level 370 N - Poolcore: "パシフィック・プールサイド"
著者: Hoojiro_san
作成年: 2025
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Level 370 N のプールを眺めた水平線(2012年撮影)
Level 370 N とは、バックルームにおける 370 N 番目の階層である。
概要
Level 370 N は、いわゆるインフィニティ・プールが文字通り無限に拡大されたかのような大海原に小島のような構造体が無数に点在する階層である。まるで本物の海洋と錯覚してしまうような様相を呈しているが、風に運ばれるのは磯の香りではなくプールのカルキ臭であり、足元に広がるのは砂や岩ではなく延々と敷き詰められた青い正方形のタイルである。
気温は約20℃から30℃を推移している。ぐるりと見渡しても雲が僅かに散見される程度の青空は、太陽が照り付ける昼間と、太陽が沈みそうな夕暮れを同様に曖昧に行き来する。太陽は不規則な軌道を転がり水平線に沈むことはなく、夜が来ることはない。昼間は濡れたままでも低体温症を起こさないほどに暖かいが、夕暮れは涼しくなるので後述するホテルで体を拭くなりして乾かすべきだろう。どこからともなく吹くそよ風によって揺らされたプールの水面が響かせる小さな波音以外、静かで概ね快適な環境である。
プールは基本的に深くても水深1.5m程度であり、プールの水もカルキ臭を除けば冷たくて飲みやすい。プールを泳ぐなり底を歩くなりしていると、モルタルかコンクリート製のプールサイドのような、水面から突き出た構造体が頻繁に発見される。構造体の大きさはまちまちであり、ビーチチェア数脚が並べられてビーチパラソルが数本差されているだけの構造体から、文字通り小島程度の大きさがあり、次項で述べるように居住地として長期滞在可能なホテルが内部に建っているような大型の構造体まで様々である。
ホテル
大型の構造体にはまるで南国の離島に位置するリゾートホテルのような建造物が存在する。ヤシの木やバナナの木が何本も植えられ、プールに面する場所に構えられた高級感溢れるホテルの外観は、土台が完全に人工物であるという点を除けば現実世界のリゾートホテルと同様に見えるだろう。ヤシの木には青いココナッツが実り、バナナの木もよく熟れた果実を蓄えていて、これらはホテルでの長期滞在に足る安定した食糧源である。
ホテルの部屋の一例
このような外観に反してホテルの内装は異様である。基本的に5~10部屋程度の大部屋が扉で相互接続されており、フロントや客室など本来ホテルが備えるべき部屋は存在せず、室内プール及びそれに付随する更衣室と洗面所のみが存在する。その一方でアメニティは充実しており、放浪者が軽く数か月滞在しても問題ない量の清潔なタオルや新品のパジャマ、シャンプー類に使い捨ての歯ブラシなどが洗面所や更衣室の棚に大量に備蓄されている。
実体
熱帯魚
外のプールの中にいる魚類のような実体。本来海水以外では生きていけないような熱帯性海水魚が塩素臭の漂う淡水中を数匹の群れを成して泳いでいる。大型の魚や魚類以外の生物は確認されておらず、基本的にカクレクマノミやツノダシが見つかりやすく、現在までに十数種の発見例が報告されている。これらの実体は泳ぐ速度も遅く両手で掬えば容易に確保できる。しかしながら、階層内での調理が難しい上に小骨も多く食糧源にするにはやや難がある。前述した果実などを素直に食料とした方が無難だろう。
バストイ
外のプールを遊泳している、海洋生物や船舶を模した風呂場用玩具のような実体。形状こそ紐を引っ張れば泳ぎ続けるプルトイであるが、材質はプラスチック製のままで全長2~3mはあろう比較的巨大な図体でパタパタと振動しながら水面を移動している。放浪者が近づくとピタリと停止してプールの底に沈むので実体と衝突して怪我を負うリスクは低いと見積もられている。なお、放浪者が離れるとひとりでに浮き上がって放浪者から離れるように泳いでいくと報告されている。
物品
カクテル
ビーチチェアの隣に置かれた小さな机の上に飲用可能な中身入りのカクテルグラスが放置されていることがある。さながら南国の海のように深い青色を呈しており、爽やかで程よい甘みのブルーハワイ味で放浪者の間では人気である。暖かな日差しに照らされていたにも関わらず常に心地よい冷たさを保っており、アルコール成分を多少含んでいるようである。この物品を飲用することで当階層から脱出することもあるようである。
備考
- 外のプールの底面にビーチパラソルが開いたまま刺さっている場合がある。同様にまるで地面がタイル張りではなく単なる土壌のようにヤシの木がタイルを割りつつ根を張っていることもある。
入口と出口
階層への入り方
- Level 300 N の浴室で通常の浴槽とは異なり青いタイルで覆われた古めかしい浴槽を発見して、その中に溜まった水の中に飛び込むと外見よりもずっと深く、最終的に Level 370 N の外のプールの水中に脱出する。
- Level 314 N で実体に突き飛ばされる形でキューポラに意図せず外れ落ちてしまったところ、そのまま船外の水中に脱出してしまった。溺れる恐怖からパニックに陥りあるはずもない水面を目指して上に上に登って泳いだら、Level 370 N の室内プールの水面に脱出したという報告がある。
- Level 904 N で廊下に飾られている「青い海に浮かぶ白い砂浜の孤島」の油彩絵画に触れると、Level 370 N に外れ落ちる。
階層からの出方
- Level 370 N の外のプールで極稀に発見される水深が極端に深い場所に向かって潜ると、水底に沈んだ街のような景観が見えてくる。そのまま底面に広がる直径10mはあろう巨大な排水口に強大な力で吸い込まれて意識を失い、Level 47 N のコンクリートの通路の上に寝そべった状態で目を覚ます。
排水口から最も近い場所で撮られた写真(防水カメラで撮影)
- Level 370 N の外のプールの水面を漂うビキニを拾うと、触れた時には既に Level 78 N のプールの中にいる。
- Level 370 N でカクテルを飲んで眠りに就いて目が覚めると、他階層に移動していることがある。Level 32 N、Level 83 N、Level 438 N、Level 616 N、 Level 845 N へ移動した報告例が特に多いが、脱出先が不確定なため推奨しない。

