Level 18 N で撮影された、 Level 344 N の線路。
Level 344 N とは、バックルームにおける 344 N 番目の階層である。
概要
Level 344 N は、バックルームを貫くようにして存在する線路と、その周辺の空間である。この階層はバックルームの既知の階層のほとんどを通っており、これを通して多くの階層に到達可能である。このような空間は普通であれば例外階層に分類されるが、既知の階層のほとんどで Level 344 N 内の線路や放浪者の姿が確認されておらず、階層が空間的に独立していると考えられることなどの理由により通常階層に分類されている。またその性質上階層内の気温や湿度、天候などの周辺環境は不定であり、予測ができないものである。
Level 344 N の線路は古びており、その上を列車が通過したという報告はこれまで確認されていない。これは時折曲がりくねりながら、果てしなくどこまでも続いているように見える。また特筆すべき点として、線路の途中に小さなカーブなどはあるものの、線路の方向は一貫しておおむね東西方向である。進行方向によって階層の様相は変化する。これに関しては後述するが、東に進んだ放浪者の失踪報告が西よりも多いことに留意してほしい。線路の傍には稀に標識や踏切、信号機、意図の不明な看板、給水塔などが見られる。また線路を横切る横断歩道や、大小さまざまなトンネルがあったという報告も存在する。
Level 344 N は、線路を中心として半径およそ10mほどの空間である。この空間内から外に出ることは基本的にかなわず、この階層に入ったのならば後述の出口項に示された方法以外での脱出は出来ない。階層への進入直後、空間の外はそれまで放浪者のいた階層の様相と変わらないように見える。しかしその後およそ1~3kmほど歩いていくと、周囲の景色は他の階層のものへと緩やかに移り変わってゆく。この際変化先の階層は常に放浪者がいた階層と連続する、つまり階層番号が1多いまたは少ない階層である。当ウィキにおいて階層番号は基本的に無作為に割り当てられているため、このような移動が行われるのは異常な事態といえるが、移動先の予測が容易であったり、調査を行ったところで得られる成果が少ないなどの理由により放置されている。
駅
Level 6.1 N で撮影された、 Level 344 N に付随する駅。
Level 344 N では、稀に無人の駅のような構造物が発見される。ほとんどは小さなベンチと屋根、駅名看板があるだけだが、ごく稀に通常の電車駅のようなものも見られる。駅名看板はアルファベットに類似した不明な記号が描かれていることがほとんどである。また読み取れる文字が記載されていた場合でもそれが意味を成していることは非常に稀であり、これまで報告された例は「Orchard to Halocrest」と読める看板があったという一件のみである。屋根は二本の錆びた鉄の棒で支えられており、それが出来てからもうかなりの時間が立ったという印象を受けるが、それでも日差しや雨、雪などから身を守るには十分である。その下にはベンチが置かれている。大まかにU字の形をとった鉄の足と、その上に力なく固定されたプラスチックの板という簡素なものだが、休息には有用である。少なくとも地べたに座り込むよりはよいだろう。さらに、ベンチの上や下には食料や水筒、スマートフォン、帽子などの有用な物品が置かれていることがある。見つけた場合は回収することをおすすめする。
実体
この階層における実体は以下の三種類が確認されている。
駅員
駅員はこの階層において最も多くみられる実体である。ほとんどの場合は線路の西側から現れ、放浪者に話しかけてくる。その内容は通常の旅行者に対して行うような当たり障りのないものであるが、前述の駅にある看板のことを尋ねると一切の反応を示さなくなる。くたびれた駅員服に帽子をかぶっているものの、駅業務に要する道具などは所持していない。看板のことについて触れずに別れたならば、東の方へ去っていく姿が見られるだろう。行先について尋ねたならば、「更に大きな駅のあるべき場所へ」「光り輝く街へ」などの答えが得られる。
保安検査員
保安検査員はこの階層を歩いていると稀に出会う実体である。ほとんどの場合標識やポイント切り替え機、また線路を凝視している状態で見つけられ、少しの間眺めていれば、立つ位置を変えたり、近くの土を掬って見つめているものにふりかけている様子が見られる。基本的に放浪者に対して無関心なように見え、一切の反応を見せない。服装は作業服の場合がほとんどであるが、稀にスーツを着ているなどの特徴的な姿を見せることもある。
旅人
旅人はこの階層においてごく稀にみられる実体である。多くの場合は東側から現れるが、稀に西側からやってくることもある。東側から来た実体は多くの場合、所持品が少なく素朴な見た目をしている。行き先を尋ねると「Level 001 A」「ハロクレスト」「燈火」などの答えが得られるがそれらはすべて存在しない語である。またこのような実体は駅員に対して非常に友好的である。両者が遭遇した場合はその会話を見ることが出来るが、それは人の耳では聞き取りにくい不明瞭な音声の、未知の言語によって行われるため内容は不明である。対して西側からの実体は放浪者に対して無関心であり、東の方向へ走ってゆく。追いかけようとする試みはこれまでのところすべて失敗に終わっており、この実体に関する情報は少ない。
方角
Level 344 N の線路は東西に伸びており、進む方角によって階層の様相は変化する。
西
西の終着点と思われる場所。
Level 344 N を西に進んだ場合、階層の様相に異常は発生しない。階層番号は進むにつれ1づつ増えてゆき、最終的には Level 999 N に到達する。終着点には大きな壁があり、線路はそこで唐突に途絶えている。左右には Level 999 N の駅ホームが見え、これはそのままよじ登ることで進入可能である。これは Level 344 N からの退出と同義である。一度出てしまえばそこはもう Level 999 N であり、もう一度線路に立っても何も起きることはない。 Level 999 N では電車が出現するため、安全のため線路上に戻ることは推奨しない。ホームに戻らなければそのまま引き返すことも可能である。特筆すべき点として、西側に進んだ一部の放浪者は「何かを懐かしいと思えなくなった」との報告を行っている。バックルームの景色は多くの場合見た人に郷愁などの感情を与えることが一般的に知られているが、このような報告は「バックルームの景色を含め、大事に持っておいた現実世界の写真などのこれまで懐かしいと思えていたことに対して何の感情も湧かなくなってしまった」という内容を含むものが多く、Level 344 N 西側領域が何らかの精神影響性を有している可能性が考えられている。しかし一部では「バックルームの風景を多く見たことによる目の肥え」「長期間の放浪による精神の疲弊」などの説が存在しており、未だ詳細は不明であるため、当ウィキでは不確定事項として扱っている。
東
東においてよく見られる光景。
Level 344 N を東に進んだ場合、その景色はだんだんと既知の階層の様相から逸脱を始める。周囲には人工的な建築物が増えてゆき、最終的にはネオンの煌々と輝く高層ビルが立ち並ぶ光景が見られるだろう。これらは時折沈下や隆起によりその様相を変化させ、またゆっくりと西の方角へ浸食しているかのような動きを見せる。東側領域の特徴として、その失踪率の高さが挙げられる。これまで東側へ進むという報告を行った放浪者はそのほとんどが、フォーラムまたはバックルーム・ウィキ 付属SNS "The Ourrooms"において意図不明な投稿をした後に連絡が途絶している。このページに掲載されている東の画像はそのような投稿に添付されていたものであり、その信頼性は他のものより高くないと言える。このような未知の精神影響性などの存在を考慮して、東側領域への進入は推奨されていない。
また不確定な情報として、周囲の様子が既知の階層のものから逸脱しだす直前の地点に分岐点があり、片側が一つの円とそれを貫く三本の矢印のような絵の入った不明な機器により封鎖されていたというものが存在する。これに関連する情報には、封鎖の先にはこれまでと何ら変わらぬ階層構造が見え、もう片方の道の向こうには大きなビルが見えたという報告が多く、この封鎖を突破できれば Level 1 N 方面へと向かうことが出来ると推測される。
入口と出口
階層への入り方
- どの階層でも、不自然に敷かれたレールを見つけそれに近づくと Level 344 N に到達する。
- 現実世界で、駅構内の遺失物取扱所に足を踏み入れたところ、その先が Level 344 N の線路上に繋がっており、隣には駅員がいたとの報告が存在する。
階層からの出方
- あなたの現在いる階層の記事に示されている出方のうち、 Level 344 N の空間内部で実行可能なものを行うと通常通り階層移動が可能である。
- Level 344 N の西側終着点で、ホームの上に登ると Level 999 N に到達する。
- Level 344 N で東側に進むと、失踪する可能性が高い。
- Level 344 N で、先に霧のかかった分岐点を見つけ、そちらに進んでいくと、 Level 20.2 N に到達する。

