Level 321 N
評価: +13+x
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危険度: 2
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
情報提供待ち

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Level 321 N 内を撮影した写真

Level 321 N とは、バックルームにおける 321 N 番目の階層である。

概要

Level 321 N は上下逆さの白絵屏風1によって仕切られた、畳敷きの大広間2である。この屏風の造りはすべて二曲一双型であり、対応する図柄の屏風 2 曲が隣り合って並んでいるのも大きな特徴である。また、この広間は非常に広大、もしくは無限に続いていると思われ、その壁際はいまだに確認できていない。

階層内に電灯等の照明は存在せず、天井板の隙間から差しこむ微かな明かりのみが光源であるため、視界は非常に悪い。加えて、床には後述するクッションに似た物品が大量に散らばっており、つまずきやすいので十分注意するように。可能であれば、移動時はすり足でゆっくりと進むことをおすすめする。

また、当階層で発生する現象として、口中に血液が溢れでてくるというものがある。なお、この血液は、おそらく放浪者自身のものではない。その根拠としては、放浪者の口内に痛みや傷がないこと、そして、多量の血を流しながらも、それにより貧血状態に陥ったという報告が一切ないことが挙げられる。

この血は際限なく湧くようであり、止める手立ては今のところ判明していない。そのため、これを口中に溜め続けると、転倒や咳等の拍子に気管へ流れ込み、最悪の場合は溺死する危険性がある。従って、口中の血は時々吐き出すか、もしくは、口を開き随時垂れ流しながら移動することをおすすめする。

なお、放浪者の中には、徐々にこの血を美味に感じ、口中に湧く度、これを飲み干してしまったという者が少なくない。これが階層の影響によるものなのか、それとも、単に個人的な嗜好の問題であるかは不明である。しかしながら、血液を飲むことは腹痛や吐き気の原因となるため、飢餓状態でなければ推奨しない。

その他の現象としては、「何かが這うような音が近づいてくる」または「足を掴まれた」といった報告が挙がっているものの、その姿を目視したという者はいない。

総合的にみると、当階層は比較的に安全な階層であるといえる。だが反面、食料は乏しいため、定住は不可能である。特別の事情がなければ、物資の消耗を防ぐためにも早々に立ち去るべきである。

物品

現時点で、当階層で発見された物品は大別する「クッションらしきもの」、「写真」の 2 種のみである。この内、前者は階層内の畳に大量に散らばっており、特に意識せずとも発見することが可能であるが、「写真」についてはわずか数件の発見報告が存在するのみである。

 

四角形のクッションらしきもの

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A4用紙よりもやや大きめ程度のサイズの赤いクッションらしき物品。座布団にも似ているが、それにしては四隅が異様に突出した奇妙な形状をしており、かつ、両面の中央部分に房飾りが取り付けられているため座り心地が非常に悪い。

また、外から触った際の感触から、中にやや固めの丸い物体が封入されているらしいことがわかっている。このことからLevel 8 Nで発見される小さいクッションのように、中に何らかの物資が入っているのではないかと考えられているが、現時点では、実際に中身を確認した放浪者からの報告がないため不明である。
後の報告により、有用な物品は入っていないことが判明した。詳しくは「追記」の項目を参照。

 

写真

次の 2 枚が輪ゴムで束ねられた状態で畳に落ちていた。

1枚目

裏面にはおそらくは筆書きとおもわれる字で、「昭和 28 年 南河ノ御婆堂ホウコサン奉納」と書かれている。

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2枚目

この写真については、後述する理由から画像が提供されていないため、放浪者らによる証言をまとめるに留める。

被写体は敷布団に横たわる和装の若い女性である。腹が大きく膨れており、妊婦であると思われる。撮影場所は古い家屋の座敷のようであり、女性の足元には満杯の木桶3が置かれ、枕元には逆さにした屏風がたてられている。4また、女性は白い単衣に腰紐のみを締めた、いわゆる白装束である。このことから、これはお産の様子を写した一枚であると推測される。しかし、女性の襟が左前になっていることから、報告者のうち 2 名は女性が死人であると判断した。その真偽は不明であるが、女性の首がこちらの方を向いており、さらにその表情は満面の笑みであったと報告されていることから、おそらく前者であると思われる。また、写真の裏に日付や説明はなく一言、「うぶめ」と記されていたという。

なお、報告者らは皆一様に、この写真を目にした途端、「さかさごと」という言葉が頭に浮かんだと述べている。しかし、それによって何らかの危害を与えられた、または強い恐怖感を覚える事態が起きたという報告は皆無である。報告者らは皆一様に、この写真を手に取り、じっくりと(少なくとも、上記のような詳細な報告が可能なほどに)眺めた後、それをただ元の位置に戻し立ち去っている。5言ってしまえば単にそれだけのことであり、撮影または持ち帰ろうとすることで「何か危害が及んだ」あるいは「恐怖感を覚える現象に遭遇した」という報告は皆無である。しかし、現在に至るまで、この写真の画像は提供されていない。

入口と出口

階層への入り方

日本家屋に類似した階層内で部屋の戸を開けた際、向こう側が Level 321 N になっている場合がある。特に、以下の階層から到達する例が顕著である。

階層からの出方

Level 321 N 内の屏風は概要でも述べた通り、基本的に二曲一双の白絵屏風であるが、稀に異なる色柄の屏風が発見される。この屏風の間を通り抜けることにより、当階層からの脱出が可能である。

屏風の色柄により移動する階層は異なる。だが、色柄の特異な屏風は数時間から半日ほど歩き回って一双見つかる程度であるため、危険な階層に繋がる屏風または以下のリストに記載のない不明な屏風でない限りは通り抜けることをおすすめする。

  • 黒一色の漆屏風

……Level 9 N に到達する。

  • 青海波に海老紋様

……Level 11 N 内の和食店に到達する。

  • 麻の葉柄

……Level 30 N に到達する。

  • 見返り美人図

……Level 609 N に到達する。

追記

Level 321 N にて発見される物品「四角形のクッションらしきもの」の内容物について、当記事の投稿後、放浪者より以下の画像が提供された。報告によると、内容物は白い布製の玉であり、その中身は綿であった。

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