Level 314 N

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危険度: 2
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 中立
情報提供待ち

Deep-Sky

Level 314 N のキューポラから覗いた風景。

Level 314 N とは、バックルームにおける 314 N 番目の階層である。

概要

Level 314 N は、研究設備や居住設備を備えた国際宇宙ステーションに類似した施設が上下左右不規則に果てしなく接続された空間である。それでありながら、階層全体が宇宙空間ではなく海と思わしき水中1に沈んでいるという点で大きく異なっている。特筆すべき点として、この階層に存在する実体を含めたあらゆる物体2は無重力下のように浮遊する(以下現象と呼称)。この現象は放浪者だけが例外であり、地上を歩くように階層内を移動可能である。しかしながら、この現象は放浪者の探索や定住を困難にする。対処方法は後述する。

この階層は室温22℃/湿度50%で完全に固定されており、そこから一切変動することはない。空中に埃や髪の毛1本すら漂わない異様なまでに清潔な環境を保ち続けている。場所を問わず空調によって常に一定方向に緩やかな風が吹いており、その風で固定されていない小さな物体や後述の実体がどこまでも流されている様子をよく見かける。確認されてる限り階層内の照明は大小問わず必ず青白い光を放っており、キューポラや小窓から射し込む青い海の光もあいまって空間全体がぼんやりと青みがかっている。

現象

Un-Fall

居住区を撮影した写真。ズボンが無重力下のように浮遊している。

Level 314 N では放浪者を除いた実体を含む全ての物体3が重力に縛られず浮遊している。しかしながら、階層の構造自体は無重力下の三次元的移動を前提としており、上下方向に移動する時は手すりをよじ登って移動しなければならない。また、放浪者の持ち物4も浮かぶことで通常なら運べない重量の物品を運べる利点こそあれど、鞄に仕舞わずポケットに入れた持ち物が飛び出して空中で迷子になる事故が頻発してしまう。従って、貴重品は鞄などの入れ物に仕舞うか紐で結んで身から離れないようにすべきである。

実体

飛魚

空中を水中の様に泳いでいる魚類のような実体。階層内の物体と同じく重力に縛られず浮遊している。基本的に小型から中型の種別を問わない様々な種類が見られる一方で、ホオジロザメのような巨大な種や魚以外の種の目撃例は確認されていない。これらの実体は網や袋のような物体で容易に確保でき、食料源として非常に優秀である。しかしながら、これらの実体は火を通さずに生食すると形容しがたい刺激臭5があり腹痛を引き起こす可能性が高い。したがって実体を摂食する時は居住区に存在する電子オーブンで加熱すべきである。なお、これらの実体はどこから出現したか不明であり、船外から壁抜けして来たという説もあるが窓から外を覗いても時折小さな泡が浮かび上がってくるだけで、魚類はおろか一切の生物は見つかっていない。

宇宙服

空中を浮遊している宇宙服だけの実体。まるで中に人がいるように泳ぎながら階層内を移動しているが、ヘルメットの中を覗いても大量の水らしき液体で満たされているだけで中身は存在しない。実験区で飼育されている飛魚のメダカをじっと見つめたり、居住区の電子機器を修理したり、時折窓から外を覗いている様子こそ見受けられるが、階層内の設備に管理や修理が必要な様子は見受けられないため行動原理は不明である。なお、中身が気になりヘルメットを強引に外した放浪者が危険な階層に移動したという報告もあるので不用意な干渉は避けた方が無難だろう。

物品

宇宙食

居住区に存在する引き出しに稀に入っている宇宙食らしき物品。内容物の記載がない無地のキャップ付パウチに入った白色の物体である。糊を口に含んだような纏わりつく食感ながらも、多種多様なフレーバー6が存在しており、これらを美味として愛好する放浪者も存在する。しかしながら、この物品は数が少なく1か所から発見できても1個なので、素直に前述の実体を食料源に据えた方が安定した定住が可能であろう。なお、例え物品自体が常温でもフレーバーに応じて舌で感じる温度に大きな差7が存在するので注意してから食すべきである。

備考

  • Level 314 N の窓から見える外の海は柔らかな青い光が特徴的だが、階層の上下を移動しても外の風景が深海になって暗くなったり、海面から上に出て明るくなったりせず、ほとんど変わらない明るさを保ち続けている。
  • Level 314 N に存在する操作マニュアルと思しき冊子から壁に貼られた小さな手書きメモまで、階層内に存在する文章はすべて数字に置き換わっており、数字ではなく文字が発見された例は存在しない。PCなどの電子機器が特に顕著であり、キーボードから画面内の時計まで『0』しか表示されない異様なノートPCが見つかる場合もある。
  • Level 314 N の窓から見える外の風景が階層発見時に撮影された写真と比べて少し暗くなったという報告がある。階層全体が少しずつ海の底に沈下しているのではないかという仮説も存在するが、実証できておらず憶測の域を出ていない。なお、この階層には通常の宇宙ステーションに存在するはずのソーラーパネルが欠如している点から、Level 314 N を「翼のもげた海鳥」という別称で呼ぶ放浪者も少なからず存在する。これらが単なる偶然の一致なのか、未知の精神影響か未だに不明である。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 15 N の壁に貼られた銀河を写したポスターに外れ落ちると、 Level 314 N へ到達する。
  • Level 30 N で見つかる天体望遠鏡の接眼レンズを覗き込むと、いつの間にか Level 314 N の舷窓から外を眺めている。
  • Level 123 N で金網の遥か眼下に青い何かが広がっていることに気付くと、いつの間にか Level 314 N に到達していることがある。
  • Level 317 N の上映室のスクリーンに「星座の解説」や「ロケットの打ち上げ」など宇宙関連の映像が映っている時に座席で眠りに落ちると、目が醒めた時には Level 314 N のベッドで横たわっている。

階層からの出方

  • Level 314 N で、PCの壁紙が黄色い部屋になっている時に画面に向かって外れ落ちると Level 0 へ到達する。
  • Level 314 N で実体である宇宙服のヘルメットを強引に外したところ、 Level 295 N に外れ落ちたという報告例が存在する。
  • Level 314 N で、宇宙食を摂食した時にフレーバーがケーキ類であると気付くと既に Level 213 N に到達している。
  • Level 314 N で奇妙な体色の鯉と思しき飛魚を捕獲すると、 Level 575 N の総合市民プール入口付近に到達する。
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