Level 211 N
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危険度: 4
空間信頼性: 不安定
実体信頼性: 不明
情報提供待ち

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夕暮れのような光で照らされた廊下

Level 211 N とは、バックルームにおける 211 N 番目の階層である。

概要

Level 211 Nは狭い廊下が続く階層である。廊下は直線的だが稀に直角に曲がりどこまでも続いているように見える。
放浪者からみて常に一定の方向(恐らくは西側)に窓が取り付けられており、反対側には等間隔に扉が並んでいる。扉は多くの場合施錠されているが、開いていても入ることは控えるべきだろう。
階層内は窓から入ってくる夕焼けのような光に橙色に照らされており、気温は10℃程度で湿度も適度にあり不快感はない。階層内は基本的には僅かにカビや埃の匂いがする程度で無臭であるが、極一部の放浪者からは草の匂いがしたと報告がある。
窓の外にはビル群とビル群の裏に半分沈んだ太陽のようなものが見える。ビル群は奥行きがなくのっぺりとした影のように見え、また目を凝らすと僅かに揺らめいているようにも見える。
窓の外ではどうやら強い風が吹いているようであり、風の音が常に響いている。この階層では他の放浪者や生物、実体と遭遇したという報告は見られず、実際に聞こえる音は放浪者自身の足音と風の音のみである。そのため多くの放浪者は風の音に集中する傾向がある。

現象

音について
この階層では常に風の音が響いているが、耳を澄ますかそうでなくても不意に風の中に別の音が交じっていることに気づくだろう。
混じっている音は多様な種類が報告されており、例を上げると防災無線のようなノイズ混じりの童謡、学校のチャイム、複数人の子供の声などである。これらの音はいずれも聞こえ始めは非常に小さく、また前後両方から響いているようにも聞こえ、正確な音源の位置は不明である。
この音は放浪者にとって聞き覚えがあるものであり、多くの放浪者がその音がいつどこでどのようなシチュエーションで聞いたものなのかを覚えていたり、この体験を通じて思い出したと報告している。いずれの場合においても放浪者にとっては幸せな記憶を想起させるもののようであり、同時に強い郷愁を感じさせる。この影響により大半の放浪者にはこの幸せで苦しい感覚にずっと浸っていたいと思わせる執着心を抱かせるがその気持ちに飲まれることは避けるべきだろう。
この現象はこの階層に留まるほどより鮮明に聞こえるようになりそれ故に記憶の再現性も際限なく向上していく。
この現象はあくまでも聴覚にのみ訴えかける幻聴のような異常だと考えられているが、記憶の再現性が高まりすぎた結果、その記憶と現実の境が曖昧となり錯乱状態に陥る事例も見られるため深刻な程になる前に階層から脱出することが望ましい。
またこの声は記憶の再現をしているのみだと以前は言われていたが、再現性が向上して放浪者が記憶の中に引き込まれ正常な判断が困難になってくる頃から、階層に留まるよう記憶を付け足すようになったり記憶にない横道を通らせることで後述する部屋に誘導するなどの恣意的な行動が見られるようになる。

部屋について
この階層にある扉は大半が施錠されているが一部の扉は開いており内部に入ることができる。
内部は畳が敷かれた居間や教室、時には中庭のような構造も出現するなど四方が壁で囲まれた小部屋という特徴と以外一貫性は見られない。部屋内も廊下を照らしていたような夕焼けのような光が照らしており滞在に問題となることはない。
この部屋も混じった音と同様にその放浪者にとってどこかしらに違和感があるものの概ね現実世界で見慣れた場所に酷似しており多くの放浪者が自分にとって安心できる場所であると証言している。
また室内には放浪者が食べたいもの1といなり寿司や焼き魚といった食料2やペットボトル飲料が置かれている場合もある。これらは全て現実世界において経験したものと同じ味がし、食べた後の幸福感や満足感が強いことからこれらの物品は放浪者の空腹を満たすだけではなく精神安定の効果もあると考えられている。
このような環境要因や混じった音による影響でこの部屋で休息を取った放浪者の多くはこのまま部屋に居住したいといった衝動を抱かせ、決して少なくない放浪者がこの階層に留まるという選択をしている。
この階層にはWi-Fiはあるものの、コンセント等のバッテリーの充電設備がないため留まった放浪者はやがて情報交換を行った端末の充電が切れることとなり、その状態から復帰した例は存在しない。
また施錠された部屋を強引に侵入しようと扉を破壊した事例も数例存在するが大半が扉の先は一切の闇、恐らくは奈落であるため、錯乱しての落下等の事故を避けるため破壊するべきではない。

物品

この階層の物資は主に部屋の中で見られ、食料品の他現実世界で探索している放浪者の購入したものが見られることがある。
食料品以外は一つの部屋ごとにどうやら数個見られるようでありそれを認識した放浪者の多くは心残りであった何らかのものを見つけるために出口を無視して開く部屋の捜索に固執する傾向がある。
しかしこの階層で見られる物資を集めることにさしたる意味はないため行うべきではないだろう。

備考

  • この階層の物資は階層の外に持ち出すと急速に劣化を始めることが知られており、食料品は腐敗、その他の衣服や機械類も虫食いや破損によって使い物にならなくなるためこの階層を探索することは虚しくなるのみだろう。
  • この劣化に関連した事象と考えられるものにこの階層に訪れ飲食をした放浪者に極めて高い確率で発生する下痢や腹痛が存在する。恐らく階層内で食べたものが移動の際に発生する劣化によって腐敗し体内でカビや菌類が生じたためだと考えられる。このためこの階層の食事も食べるべきではない。
  • この階層の危険の大本である混じった音は実体に起因するものなのか環境自体に要因があるのかは現在のところ不明であり、そのためこの階層の実体信頼性は不明となっている。

しかし混じった音の中に記憶にない動物の鳴き声や唸り声が聞こえたという報告もあるため何らかの実体は存在する可能性は決して低くないと推測されている。 

  • 破壊した扉の先は大半は奈落であるとされているが、一例のみ通路が発見されている。この通路は暗く冷えておりフックに1m程度の枝肉が幾つもつり下げられていたという現場報告からLevel 5 Nと繋がった可能性が指摘されている。3

入口と出口

階層への入り方

  • Level 34 N で草木が鬱蒼とした民家を探索すると Level 211 N に到達する。
  • Level 54 N で幻覚に囚われた状態で扉を開けると気がつくと影響がある程度減衰した状態でLevel 211に到達したという報告がある。
  • Level 888 N で数例見られるお面をかけた首から上がない人間を追いかけると Level 211 N に到達する。

階層からの出方

  • Level 211 N でこの階層の外由来のタバコ等の煙が出るものを使用するといつの間にか Level 17 N に移動している。
  • Level 211 N で稀に見られる落ち葉に外れ落ちるとLevel 80 N に到達する。
  • Level 211 N 通路の端に見られる光が漏れた扉を開くと Level 420 N に到達する。
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