Level 204 Nの一区画の画像
Level 204 N とは、バックルームにおける 204 N 番目の階層である。
概要
Level 204 Nは日本の道の駅の施設内のような空間が際限なく続く屋内型階層である。一見ドアや窓ガラスの向こう側には屋外空間が広がっているように見えるが、いざ実際に通り抜けるとまた別の道の駅のような施設内部に到達するため屋外への脱出は不可能である。
Level 204 Nのほとんどのエリアが現実世界の日本に実在する道の駅の内部構造を複製したものと思われるが、店内の掲示物などに書かれている道の駅の名前が全てみちのえきという名称に置換されているほか、販売されている商品も現実世界には実在しないものが多い。
飲料や食料品などの物資の供給が比較的容易、空間が安定している、多くのエリアでWiFiが繋がっているといった好条件を持っているものの、後述する「禁止行為」の存在から定住は非常に難しい。特にこの階層では商品の窃盗や無銭飲食などの法に反する行為や、睡眠を取ることや歩きスマホなどを含む一般的に迷惑行為やマナー違反とされがちな行為は厳禁である。下手な行動は避けてなるべく早く他の階層へと移動することを強く推奨する。
禁止行為
Level 204 Nで商品の窃盗、無銭飲食、器物損壊などの違法行為や迷惑行為を行うと館内放送を起点とする異常な現象が発生する。この館内放送を誘発しかねない言動をこのページでは便宜上「禁止行為」と呼称している。
館内放送から該当する行為を取った者の氏名が抑揚の無い声で流れたあと、すぐに続くようにして先程とは明らかに声質の異なる、大声かつ非常に聞き取りにくい声1でまるで怒鳴るかのような音声が流れる。発言の内容が不明瞭なため、具体的にどんな行為が禁止行為に触れたのか判別できないこともしばしばある。かろうじて聞き取れる部分は謝罪や補償を要求していることが多く、一定の時間が経過するか指示通りに謝罪もしくは可能な限りで補償や原状回復を行うことで放送は停止するが、その後もLevel 204 Nを脱出するまで何かに監視されているように感じたと証言する放浪者も多い。
しかし同じ人物が禁止行為を繰り返すと段々と怒声が激しくなり、Level 204 Nに到達してから3〜5回(正確な数はケースごとに異なるようだ)禁止行為に抵触してしまった時点で天井などに設置されたスピーカーから大きな衝撃音や人間の叫び声のような音が流れた瞬間に、該当する放浪者が唐突に外れ落ちてそのまま失踪してしまう。これらの放送は付近にいる者にも聞こえるが、外れ落ちるのは最後の放送で名指しされた人物のみである。それまでの放送時に謝罪や補償を一切行っていない場合は失踪を誘発する放送が起きるのが早いとする主張もあるが真偽は確認されていない。
基本的に現実世界の日本で犯罪と定められている行為はほぼ確実にLevel 204 Nにおいても禁止行為とされるようではあるのだが、違法ではない迷惑行為についてはいまいち基準が不明確である。加えて店内での飲食は禁止行為と見做されなかったとする報告が多い2一方で睡眠や歩きスマホはほぼ100%に近い確率で館内放送が発生するため一般的に迷惑行為とされがちな行為の中でも特に禁止行為と見做されやすい行為とそうでない行為が存在する可能性が指摘され、不明確さに拍車をかけている。
特に睡眠は短時間の居眠りや仮眠であっても必ず館内放送が発生するため放浪者にとっては影響が大きく、この階層が休養や居住に向かない一番の要因となっている。このような不明確さもあり、先程も述べたがこの階層にはあまり長居せずに、飲料や食料品などを購入したあとは速やかに出口を探し出して脱出することが推奨されている。
主要な施設・設備
商店
トイレと並び、Level 204 Nの大半を占める施設である。区画によって産直、土産物屋、アクセサリーショップなど業態に差異がある。階層内は無人のため料金の支払いはセルフレジを使って行う。
いずれも一見は通常の道の駅で販売されている商品が陳列されているかのように見えるが実際にはLevel 204 Nの商品は以下のように様々な地方や商品の特徴が入り乱れているかのような状態になっている。
- 熊本県のマスコットキャラクターが名古屋城の前に立っているイラストが描かれた箱に入ったきりたんぽ(秋田県の郷土料理)
- 「鹿児島に行ってきました!」と書かれているにも関わらずイラストに描かれているのは北海道か香川県の名物ばかりで、中には「浅草」とだけプリントされたクッキーが入った箱
- リンゴの味がする辛子明太子などの外見と中身に齟齬があるもの
- 「湖まんじゅう」などそもそもどこの名産なのか分からないようなもの
容器や包装が清潔かつ損傷がないのであれば、外見と中身の齟齬さえ気にしなければ消費しても安全である。
しかし容器や包装の損傷あるいは汚損が激しい商品はほぼ例外なく中身が著しく腐敗していたり食品ではなくても本来の用途に明らかに適さない状態になっていたりするので注意が必要である。不可解なことに、これらの商品は先程述べたような地域や性質の撩乱があまり見られず、判別できる限りでは現実世界でも市販されている物が多い。
飲食店
区画によって食堂であったりフードコートであったりするが、いずれも食券で注文した瞬間にカウンターに料理が出現する。複製元の道の駅で食券機が導入されていなくても本階層内では食券式になっているようである。
メニューは複製元の道の駅とは大きく異なり、「木口家の11時38分のおべんとう」「ふりかけおにぎり」「結実が大好きなソフトクリーム」「4人で一緒にポテトチップスのケチャップ添え」などの少々奇妙な名称・内容物のメニューが多い。同じメニューは1度しか注文できず、誰かが1度注文したメニューを別の人が注文することも出来ない。味はピンキリである。残しても禁止行為と見做されることはなく、注文者が飲食店の区画を出た時点で残飯は付近のゴミ箱の中へと転送される。
トイレ
基本的には清潔だが稀に洗い場付近にコバエなどの虫の死骸が見つかる。階層内で生きている生物は一切確認されていないためこのコバエの由来は不明。
トイレットペーパーを持ち帰ろうとすると高確率で禁止行為として見倣されるので注意。
宿泊施設
一部の道の駅に併設されている宿泊施設の受付やエントランス部分がLevel 204 N内に複製されている事がある。理論上は本階層内において数少ない睡眠が可能な場所とも言えるが、実際に宿泊施設部分に足を踏み入れた瞬間他の階層へ転移してしまう。最も出来る限り早く他の階層に移動するためには有益な現象である。
道路情報提供端末
主にエントランスや休憩室のような風貌の空間に置かれている端末である。起動させると端末ごとに細部のインターフェースは異なるものの「規制情報」「観光情報」「医療機関」のメニューが表示される点は共通している。
規制情報
基本的に以下のフォーマットで統一されている。
路線名称:(日本国内に実在する国道や都道府県道などの番号)
日付:(1992年から現在までの間の日付)
規制区画:(人名らしき文字列。同じ苗字の人名が続けて列挙されている場合もままある。)
規制原因:(「ねむった」「のんだ」「でんわした」「おどろかした」など。)
規制内容:みちのえき
観光情報
日本国内の観光地の写真や映像がランダムで映し出されるが、ノイズや変色が度々発生し、映像の場合は特にノイズが酷く音声はまともに聞き取れず、場面が唐突に途切れたり、稀に販売されている商品と同様の地域の錯乱が見られたり、合間合間にバックルームの一部階層のように非現実的な映像が紛れ込んだりといった不調が発生する。
医療機関
日本国内の病院が表示されるが、文字化けや画像の損傷が「観光情報」よりも激しく内容はほとんど判別できない。稀に異質な外観の病院が表示され、「案内」ボタンをタップするとLevel 44 N へと転移する場合がある。
入口と出口
階層への入り方
- 日本の国道に類似する特徴を有する階層にある道の駅のような建造物に入るとLevel 204 Nに到達する。
- Level 1 N やLevel 20 N などの鉄道駅に近い構造を持つ階層を探索していると、いつの間にかLevel 204 N にある鉄道駅が併設されている道の駅を模した区画に移動している場合がある。
階層からの出方
- Level 204 N の各区画で外れ落ちると類似する構造を有する他の階層に到達する。例として商店が立ち並ぶエリアの場合はLevel 26 N 、屋内遊戯施設の場合はLevel 4 N 、温泉の場合はLevel 178 N 、展望台の場合はLevel 794 N などが挙げられるがこの限りではない。
- Level 204 N にある道の駅併設の宿泊施設を模した施設に足を踏み入れるとLevel 62 N かLevel 501 N に到達する。
- 道路情報提供端末の「医療機関」リストに稀に表示される異質な外観の病院の「案内」ボタンをタップするとLevel 44 N へと転移する場合がある。

