Level 17.3 Nの「異質な」樹木を撮影した写真
Level 17.3 N とは、バックルームにおけるLevel 17 N の副次階層の一つである。
概要
level 17.3 N は山中の駐車場、特に青空駐車場が何処までも続いているように見える階層である。空間内は極めて乾燥しており、気温は晩秋から初冬並みで冷涼な環境となっている。そのような構造であるにも関わらず地面や構造物が湿っている他、水たまりも散見され雨上がりのようだと形容される。また微かながら有機体が腐敗したような悪臭が漂っており、これらの性質により多くの放浪者にとってこの空間はあまり長居したいとは思えない環境であると報告されている。
この階層には月やそれに準ずるものが存在しない、あるいは新月であるかのように空には星が見えるものの月や太陽のような強い自然の光源が存在せず非常に薄暗い。そのため事前に侵入する予定であれば転倒などの事故の防止や精神的な苦痛の低減のためにライトなどの光源を持ち込むべきだろう。
駐車場の周囲は鬱蒼とした森林が続いており、この森林に入ることで Level 17 N に高い確率で戻ることが可能なことが知られている。しかし森林に入ってから連絡がつかない放浪者が少数ながら存在しており未知の危険が潜んでいる可能性があることに留意すべきである。
空間構造
階層の地面はコンクリートで舗装されているものの、相当な年数整備されていないように見え、ひび割れが著しく見られる。割れた隙間からは草木だけでなく背の低い樹木すら生えていたといった報告もある。また自動車や自販機、街灯、出入り口のゲートなどの駐車場に見られる一般的な設備も見られるものの経年劣化や後述する内容物により機能することは極めて稀である。1車は鍵がかかっていることが多いが数台に一度程度の割合で施錠されていないものが見られ、開けることが可能である。車内はどういうわけか水中から車を引き上げたかのように磯臭い海水のようなもので満たされており放浪者が扉を開くと、勢いよく溢れ出し不快な悪臭が周囲に広がる。この液体により内部は深刻な腐食や破損の状態にあるが、剃刀やペンなどといった有用な日用品や缶詰などの安全な食料が見つかることもあるため、臭いが気にならない場合は探索したり休養に使用しても良いだろう。
Level 17.3 Nでカメラのフラッシュのみで撮影した薄暗い写真。
特異的な現象
この階層を探索していた放浪者より本階層でも見られたような怪現象や騒音についての報告が行われている。種類が多く再現性も見られないためここでは一部のみ抜粋する。
- 判別できない獣の鳴き声
- 突然放浪者の足元に小石が転がってくる
- 車のトランク内側から激しく叩く音がする
- 故障していたと思われた車から突然クラシック音楽が流れる
- 車内で休んでいた際に車が揺らされる
- 反響しているように歪んでおり不明瞭な放送やサイレンが聞こえる(現在のところそれらを発生させるような音響装置は未確認である)
- Bluetooth接続に未知の端末からリクエストが送られる
- リュックやズボンのチャックがいつの間にか開いている
「異質」な樹木について
この階層は上記したように冬に近い気候であり、駐車場を囲むように生えている植物もごく一部の常緑樹と見られるものを除き紅葉や落葉を起こしている。そんな中で稀に「異質」な状態の樹木が見られる。
それらの樹木はこの気候には違和感を覚えるようなほど活発性を示し、青々とした葉を讃えている。また表面に釘が打ち付けられていたり、しめ縄が巻かれているものも稀であるが見られ、多くの放浪者は不安感や恐怖感を感じたと報告する。
「異質」な樹木に近づくと階層中で発生している怪現象がパタっと止まるものの、落ちた葉の上で何かを引きずるような今まで経験の無い不気味な音や少数ながら腕や足首を掴まれて樹木の方に引きずられそうになったという報告が確認されている。この際の放浪者を引きずろうとする力は相当に強く、報告した放浪者の多くは、『たまたま近くの車に掴まって距離を取った』『力が弱まった隙に逃げ出せた』など、幸運によって難を逃れたと語っている。一方でそういったものがないまま力に負けた放浪者も決して少なからず居ると考えられるものの、そういった証言は一切確認されていないためその状態の樹木に触れることが何らかの致命的な危険につながると予測されている。
これらの樹木は森林内にも見られるため、この樹木が放浪者の失踪に影響しているという推測もある。
物品
この階層の物品は主に車内に見られる。
発見された車内そのものがは上記したように懐中のようであり、錆や独特の臭いが染み付いているが安全に使えるものが多い。
車内で発見された物品の例(一例)
- 半分ほど薄味の乳酸菌飲料が入ったボトル
- 塩水のような液体で満たされた哺乳瓶
- 味付けのされていないキノコや魚介が入った缶詰
- 殻が向かれていないピーナッツが入った瓶
- 刃こぼれした一枚刃のカミソリ
- 睡眠導入剤とカフェイン剤が入った瓶
- 異なる色の混じったマーカーペン
- 酷く湿った赤いTシャツ(階層移動する)
入口と出口
階層への入り方
- Level 17 N で新月に近い状態の森を歩き続けると、 Level 17.3 N に到達する。
階層からの出方
- Level 17.3 N で駐車場の外の森を探索すると 、 Level 17 N に到達する。
- Level 73 Nの車内で稀に見られる湿った赤いTシャツを着て眠ることで起床時Level 58 Nに移動している。
- Level 17.3 N で樹木の隙間を外れ落ちると 、 Level 80 N に到達する。

