Level 167 N
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危険度: 2
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
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Level 167 N とは、バックルームにおける 167 N 番目の階層である。

movingwalkway

Level 167 N内の動く歩道の乗り口を写した画像

概要

Level 167 Nは、動く歩道のみで構成された直線通路の階層である。

通路内には2レーンの歩道が並走している。ほとんどの場合はいずれも同一方向に稼働しているが、ごく稀に対向して稼働しているレーンも存在する。歩道の横に足を置ける床面は一切存在せず、壁面との間にはベルトの端から数センチほどの隙間しかない。

天井は金属フレームの梁が等間隔に渡された構造で、梁の間にダウンライトが埋め込まれているが、全灯はしておらず、消灯した箇所では梁の影がベルト上に帯状に落ちている。天井高は約2.5mと少々圧迫感のある高さである。壁面は金属パネルで構成されており、パネルの継ぎ目にはリベットが等間隔に打たれている。ところどころ天井のダクト接合部から結露が垂れてベルト上に水滴の跡が残っている箇所や、壁面の保守用パネルのネジが1本欠けている箇所が確認されている。ごくまれにペンキ等で文字やグラフィティなどが落書きされているものを発見できるが、これが何を意味するかは不明であり、同様の特定の表記が他に見つかった例もない。

階層内の気温は約16℃前後で、長時間滞在すると体温が緩やかに奪われる程度の冷ややかさがある。湿度は低く、空気は乾燥していて、機械油とゴムの匂いがかすかに漂っている。前方の視認距離は約50mで、それ以遠は照明不足により暗がりに沈んでいる。

通路内にはベルトの回転に伴う機械音が通路全体に反響している。これに重なる形で、歩道の乗降口付近に設置されたと思われるスピーカーから "Watch your step" という無機質な女性の声の自動音声が一定間隔で再生されている。音声は通路のどの地点にいても聴こえるが、反響の影響で発生源の方向は判別できない。

2レーンの歩道の速度は微妙に異なっており、ベルトの動作音が左右で少しずつずれて重なっている。歩道には滑り止めの溝が刻まれており、過去の通行者のものと思われる靴底ゴムの黒い擦過痕が散見される。

途切れ区間

不定期に歩道が途切れ、数メートルの静止した床面を挟んで再び歩道が始まる箇所がある。途切れ区間の床面はステンレスの縞鋼板で、前後の歩道との境界にはそれぞれ櫛板が設置されている。天井に蛍光灯が1本追加されているため歩道区間よりも明るく、長い通路を進む中でこの区間だけが視覚的に際立つ。

幅は歩道2レーン分と同一で壁面との間に余剰空間はない。途切れ区間同士の間隔は一定ではなく、連続して現れることもあれば長時間遭遇しないこともある。

非常停止ボタン

歩道の乗降口付近、手すり付近の側面パネルに赤い非常停止ボタンが設置されており、途切れ区間から操作することができる。このボタンを押した場合、きわめて大きな警報音とともに階層内のすべての歩道が停止し、その後動き出すことはない。そのため、放浪者は自力で歩いて終端を目指すことになる。

ドア

途切れ区間の壁面に "NO ENTRY" 等と表記されたドアが設置されていることがある。すべての途切れ区間に存在するわけではない。ドアの素材と色は壁面と同系統で、注意していなければ見落とす程度のものである。

このドアには取っ手がない。接続部分に蝶番は確認できるが、こちら側から開ける手段はないものと思われる。

実体/物品

当該階層において実体は確認されていない。しかし、自らのものでない足音がごく短時間聞こえたという報告が数多く存在する。
歩道のベルト上には小さなゴミが散見される。レシートの切れ端、飴の包み紙、ヘアゴム、ペットボトルのキャップ、硬貨などで、いずれもベルトの移動に伴い進行方向へ運ばれ続けている。ベルトの溝に埃や髪の毛が溜まっている箇所もある。途切れ区間の櫛板の手前にはベルトから落ちたと思われるゴミが僅かに堆積している。そのほかに当階層に有用な物品は報告されていない1

ごく稀に、対向に稼働しているレーンに大量のスーツケースが流れてくる場面に遭遇したという報告がある。スーツケースは大小・年代ともにばらばら2で、レーンに積み上がった状態で運ばれていく。放浪者の乗っているレーンで同種の現象が観測された例はない。

備考

  • 通路の構造に識別可能な差異がほとんどないため、歩道の停止後長時間歩道に乗っていると進行方向と来た方向の区別がつかなくなることがあるため注意が必要である。3
  • 進行方向以外の空間信頼性は高く、「床や壁方向に向かって外れ落ちようとしたが失敗した」という報告が相次いでいる。ただし外れ落ちた先が奈落に接続していて帰還できていないがゆえに報告自体がなされていないという可能性も否定はできず、検証は推奨されない。
  • この階層の終端に到達した放浪者による所要時間の報告には大きなばらつきがあり、一貫した傾向は確認されていない。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 366 Nの通路にあるドアを開けると、 Level 167 N につながっている。
  • 動く歩道が存在する階層、または現実世界の動く歩道に乗っている最中に、稀に Level 167 N へ遷移することがある。遷移の瞬間を認識することはできず、気づいた時にはすでにこの階層の歩道上に立っている。

階層からの出方

  • Level 167 N で終端に到着しドアを開けると4Level 343 N の2階か、もしくはLevel 301 Nへつながっている。
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