Level 163 N
評価: +18+x
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危険度: 3
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 中立
情報提供待ち

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Level 163 Nの様相。

概要

Level 163 Nは果てしなく広がる植物園のような階層である。放浪者はこの階層に到達した当初、ここを普通の植物園だと思うかもしれない。しかし、空一面を覆い尽くすガラスのドームを見上げれば、その考えは消え失せるだろう。このドームは、100mほどの高さに存在するようで、ドームの支柱や終点はこれまで確認されていない。

気温は20℃前後であり、湿度は30~40%ほど、時間帯は常に昼で固定されている。総じて快適な環境が保たれているが、後述の影響の危険性から、階層内に長期間滞在しないことを推奨している。

階層内は様々な種類の植物が植わっていて、特に果樹類が多く存在する。しかし、果樹に果実が実っていることは基本的にないようである。石畳や砂利の小道が階層内を縦横に敷かれており、放浪者はそこを歩くことになるだろう。土の露出している場所からは例外なく草木が伸びている。道沿いの樹木が日陰を投げかけ、風が吹けば木々の葉が擦れ合い心地よい音を立てている。鳥のさえずりが聞こえそうな雰囲気だが、鳥どころか虫の一匹も存在せず、天敵のいない環境で植物のみがひたすら繁茂している。

道を進めば、階層は様々な様相を見せる。地平線の先まで広がる芝生のエリアや人の手がほとんど加わっていないような森1のエリアも存在する。このような通常の植物園とは思えないエリアでは空間が不安定になっており、小道自体の構造も左側の画像のような常軌を逸したものとなっていく。

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森の中に突如として現れた渦巻状の道。

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階層内に存在するツリーハウス。

建物

小屋程度の建物が点在しているが、それより大きな建物が見つかったという報告は無い。中にはツリーハウスのようなものも存在するが、内装に大きな違いはない。小屋の内部には食料に加えて陶器やブリキ製の置物が存在する。この置物は、果実や小動物を模したものが多いようだ。また、稀に物置小屋も存在し、中には鋸や鍬といった農具が置かれている。

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Level 163 N内でよく見つかる張り紙。

張り紙

階層内の果樹にはよく張り紙が結ばれたり、枝の間に立て掛けられていることがある。これらの張り紙は概して"張り紙が貼られている果樹自身が書いた"かのような文章が書かれている。文章には特定の場所へ向かうことを指示するような内容が書いてあり、この指示に従ったことで食料が手に入ったという報告もあるため、他に行きたい場所がないのであれば、張り紙の指示に従ってみてもよいだろう。

また、この張り紙の内容が、目を離している間に変化していることがある。このことから、意思疎通が可能なのではないかという考えがあるが、会話の試みが成功したことはない。

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Level 163 Nで発見された果物のシロップ漬けの入った瓶。

物品

Level 163 Nは食料物資が豊富な階層として知られている。ジャム、果物のシロップ漬けが入った瓶や果実パイなど果物由来の食料が多く発見されており、建物内の棚やテーブル、さらには屋外のテーブルやベンチなどに常温で置かれている。しかし、これらの食料は腐敗することがないようで、放浪者の間で人気の食料となっており、この食料が目当てでこの階層に訪れる放浪者もいるようだ。また、この食料の中に紙片が混じっていて、広げると拙い手書きの字で「どうだった?」「おいしかった?」などと書かれていたという報告がある。

また、階層内では放浪者の遺留品と考えられている物品が発見されている。バックパックに入った状態で建物の内部や果樹の根本、枝に引っかかっている状態などでよく見つかる。中身は何年も経っていることが多く、食料などは腐っており、スマートフォンは錆びついて故障している。しかし、ナイフなどの物品はまだ使えるかもしれない。

階層内の影響

Level 163 Nに長期間滞在していると、まずはこの植物園で日光を浴びることによる強力な多幸感、2~3日ほど寝ていなくても不調にならないような全能感、といった感触が生まれ始める。自身にこの影響の兆候を感じた場合は速やかに階層から脱出するべきだ。この影響は段階的であり、次第に夜や屋内に対して強い負のイメージが湧き、訪れることを極度に忌避するようになったり、"太陽の偉大さ" や "植物の気持ち" などをひたすら身に噛みしめるように感じることになる。それと同時に、そういった夜や屋内に対する不信感、それに対して自分は陽の光に満たされてとても幸せな場所にいるという感覚を、親しい友人や知り合ったものに対して広めたくなり、他者に対してそのような主張を繰り返すようになる。ひどいものはスパムとして当ウィキから追放されている。危険な実体が存在せず、食料も手に入るが、この影響の危険性を加味して相対危険度は3としている。

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遠くから撮影された"自動芝刈り機"の様子。

"自動芝刈り機"

"自動芝刈り機"は階層内の芝生が広がるエリアによく存在する実体である。全長50cmほどの大きさで一般的な自動芝刈り機の大きさだが、充電ドックが存在したという報告がなく、電力ではない不明な動力で動いているようである。この実体は通常時速5kmほどで走行しているが、放浪者が近づくと時速20km以上で逃走する。この性質のため実体を近くから観察できた例はない。

また、この実体は稀に5〜10体ほどの群れを成して行動していることがあり、縦一列に並んでいたり、同じ点を中心に円を描いて回っていたりする。ある放浪者が円の中心を確認したところ、比較的に新しい遺留品とともに若木が生えていたという。

備考

その階層内の影響からこの階層に定住することを選択した放浪者が多数存在するが、半年以上経過するとWikiとの繋がりが完全に途絶している。こういった放浪者は、そのうち階層内でも遭遇できなくなり、最終的に失踪していると考えられている。当階層での滞在期間が半年以内の放浪者で突然失踪した例は存在しないが、階層内に未知の危険性があると考えられる。また、定住を選択した放浪者に対し失踪した放浪者について言及すると一様に「彼らは幸せになった。」と答えている。

ーーーーーーーーーここは楽園ーーーーーーーーー

入り口と出口

階層への入り方

  • Level 36 Nの白い街灯の区画を歩いていると、少しの風を感じた後霧が晴れ、Level 163 Nに到達する。
  • Level 605 Nのメイン機に乗っていると、突如として機体が下降している感覚を覚え、数分後着陸する。空を見上げるとどのように通り抜けたのか分からないがガラスドームが広がっており、Level 163 Nに到達したとわかる。
  • Level 91 Nで、通常存在しない中庭の展示に侵入すると、気づいたときには周囲のモデルルームは存在せず、Level 163 Nの広場に立っている。

階層からの出方

  • 物置小屋でチェーンソーや鋸といった道具を発見し、果樹を切り倒すとLevel 80 Nへ外れ落ちる。
  • 極稀に果樹に実がなっていることがあり、その実を捥ぐと外れ落ち、Level 1674 Nへ到達する。この果実はLevel 1674 Nの影響を受けず、鮮やかな色彩を保っている。
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