Level 14.6 N
評価: +8+x
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危険度: 3
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 中立
情報提供待ち

Donuts

一室の写真。

Level 14.6 N とは、Level 14 N の副次階層である。

概要

Level 14.6 N はショッピングモールの休憩室として設けられるような小スペースが壁1枚を隔てて延々と広がっている空間である。部屋の広さには差異が見られ、個室トイレ程度の非常に狭い空間からちょっとしたコンサートホール大の規模まで幅広く報告されている。

内部にはWi-Fi等の通信設備がなく、ポケットワイファイ等を用いたとしてもインターネットに接続できないことが知られており、内部での情報の獲得や送信は不可能である。そのため、この階層に訪れる可能性がある場合は事前に閲覧するべきだろう。

内部には人型の実体が確認されているか、干渉しない限りは何かしらの干渉が発生したという報告はない。ただし、声をかけた放浪者が追跡された事例や階層への侵入後に複数名の放浪者が失踪した事例があり、一定の危険があると見なすべきであり注意が必要である。

空間の性質

床はタイル張りで壁や天井は影による濃淡がなければ境目が分からないほどに白い。光源は天井に取り付けられているがその量は十分とは言えず広い空間では光源を持ち込まなければ探索が困難になるほどの光量になることは決して珍しくない。また天井には疎らにしか見られない光源と比較して不気味な程に大量の火災報知器や室内機、ライトソケット1 、通気口などが設けられており、一部の報告では蓮の花托2を想起させるほど密集していたと言われる程である。これらの天井設備は先述したライトを除くと室内機以外は正常に動作しているように見えず、吐息のような生暖かい風を狙い澄ましたかの如く放浪者に吹きかけている。

空間内は主要階層の寒冷で乾燥した性質とは対義的で日本の梅雨と形容されるような高温多湿で不快な環境的性質が見られる。空気の濃度そのものは通常の空間と相違ないようであるがその湿度故に息苦しく、生乾きのまま放置した洗濯物に包まれているかのような酸っぱいカビ臭が充満しそれらに慣れることはない。

椅子

Level 14.6 N の内部を探索していると常に視界に入るほど椅子が頻繁に確認できる。椅子は背もたれがなく3中心の穴の開いたドーナツ状のものに限定され、大きさは数人が座れる程度には大きい。椅子は部屋の大きさによって数や配置が変わるものの基本的に部屋の中心に数個程度まとまって見られることが多く、床にボルトで固定されており移動や解体には困難を伴う。

椅子の質感としては合成皮革と高反発のクッション性であり硬く触れるとザラザラとしている。また椅子に耳を当てると中で何かが動いているかのような独特の高い音4が聞こえ、「一度気にしてしまうと休むことすら煩わしいと感じる」とされている。これらの性質によりこの階層の椅子は不快で疲れやすいとされる。

数例ウォーターベットのような流動性を持つものが報告されており、座り続けることで吸い込まれるように Level 8 N へ移動することが知られており、脱出方法の一つとして覚えておくと有用だろう。

実体

椅子に腰掛けた人間のように見える実体が報告されている。見た目や性別は様々だがどの個体も最初は俯き、居眠りをしているかのように首を前後に傾け続けている姿で確認され、放浪者が接近や声を掛けるなどで刺激をしない限りは自律的に行動を起こすケースは報告されていない。

一度刺激してしまった放浪者に対し、実体は目を合わせ、深い仲であるかのように好意的な様子を見せ話しかけてくることが知られている。遭遇した放浪者によると会話内容は普遍的な世間話のようであるが話の整合性が取れない5こと、どのような見た目でも酒焼けしたかのように嗄れ低い男性の声であることなどの特徴から少し話しただけでヒトではないと理解できたと報告している。

現在、一度刺激してしまうと脱出する直前まで会話に付き合った人物の報告のみ確認されており会話を拒絶した場合、途中で会話を止めた場合などについてどうなるかは不明である。 そのため万が一刺激してしまった場合は逃げずに向き合い脱出まで会話を続けることが望ましいだろう。

物品

椅子の内部に収納が存在する場合があり、壁面の取っ手や座面を持ち上げることで内部の収納物にアクセスできる。

内容物の多くは床に用いられているものと同質と思われるタイルや使用済みの乾電池、自動車のホイールなどの実用し難いものである。しかし、稀ではあるが"非常用持ち出し袋"と書かれた灰色の袋が見つかる場合もあり、内容物として缶詰や飲料品、医療品などの有用な物資が報告されている。

過去に1例のみであるが内部に上記した実体が体育座りで収納されていたという報告があり、発見した放浪者は「生まれたばかりの赤子のような笑顔でこちらを見つめ、手を伸ばしていた。」と説明している。

入口と出口

階層への入り方

  • Level 14 N で "休憩室"や"関係者以外立ち入り禁止"と書かれた扉を開くと Level 14.6 N に到達する場合がある。

階層からの出方

  • Level 14.6 N で明るい廊下を見つけ歩き続けると Level 14 N に到達する。
  • Level 14.6 N で異常に沈み込む椅子を見つけ、座り続けると Level 8 N に到達する。
  • Level 14.6 N の実体に抱きついた放浪者が Level 10 N に到達したという報告をしている。
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