Level 137 N
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危険度: 2
空間信頼性: 安定
実体信頼性: 実体なし
情報提供待ち

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ウィキ上に初めて投稿されたLevel 137 N の画像

Level 137 N とは、バックルームにおける 137 N 番目の階層である。

概要

Level 137 N は、2階構造のリゾートホテル内に併設された屋内プールが横方向にホテルごと脈絡なくつなぎ合わさり、長大な水路を形成している空間である。頭上は無機質なコンクリート製のドームでどこまでも覆われ、外からの光が一切差しこまない環境となっている。それゆえ階層内は薄暗く、また一部の床面はぬめりを帯びており転倒しやすいため、うっかり足を滑らせてプールへ落ちてしまわないように足元には常に細心の注意を払うべきである。

ホテルの柱や外壁も天井同様、打ちっぱなしコンクリートでできており、全域にわたって僅かな湿り気と人肌程度の熱を帯びている。しかしながらそれらの表面にカビが繁殖している様子は見られず、階層内は常として清潔であるとされている。また、階層内は静寂そのもので、時折どこからか聞こえてくるせせらぎや水の滴り落ちる音だけが辺りに低くこもって反響する。

天井高は平均3.0m前後とそれなりにあるものの、閉鎖空間ということもあり風通しが非常に悪く、空気が滞留しやすいため、滞在している間は常に閉塞感や息苦しさを抱くことになるだろう。目線を上げれば、いくつもの植物の根や枝葉がドームのコンクリートの層をつき抜け、天井から地面に向かってだらりと垂れ下がってきている奇妙な光景が見られる。枝葉の中にはハイビスカスの花も紛れていて、時々その花びらをプールの水面に散らしている。

到達地点付近の気温は28℃~32℃と概して高く、湿度もまた70%を上回る。亜熱帯を想起させるその高温多湿の環境は、探索中の放浪者の体力をじわじわと確実に削っていく。濡れた服を着たまま探索しても低体温症になりにくいというメリットはあるが、それでも疲弊しやすいというデメリットの方が大きいだろう。

ホテル内部へ通じていると思しき扉は全て施錠されており、内部への侵入は難しい。加えて、上階へつながる階段のような構造も見当たらないため、放浪者は1階部分のプールサイドのみに限った探索を強いられることになる。この階層内で有用な物資を入手することは極めて難しく、長期間の滞在は体力の著しい消耗を招くため、早いうちに 水路 を辿りさっさとこの階層から脱出することが望ましい。

水路

無数に存在するプール同士がパッチワークのようにつなぎ合わさってできた水路。現実世界の川の如く、本流から分岐するものが現れたり、分離していたものが本流と合流したりといった移り変わりが頻繫に見られる。本項では、各プールエリアを別々の"水域"として扱い呼称する。

多くの場合、水域にはエメラルドグリーン色の水がなみなみと溜められており、その水温は快適に探索ができる程度に保たれている。このため、水域を蒸し暑い地上部からの避暑地として活用することも可能である。プールはこの階層における空間の大部分を占有しており、陸地のみで探索できる場所は限られている。例として、隣のホテルへ移動するためにプールの中を泳いで経由しなければならないような地形が発生することも珍しくない。その上、プールの水深は子供の膝下に達する程度のものから、潜水訓練に用いられるような深いものまで幅広く存在することから、水路の探索にあたっては最低限の遊泳の心得が必要だといえる。

一部のプールの底にはLEDライトが埋め込まれており、これによって下から黄色やピンク色にライトアップされている水域もちらほら目撃されている。さらに極稀にだが、プールの床や壁面などに取り付けられたジェットバスにより、独特な水流が形成されていることもある。動力源は不明だが、これらは絶えず稼働し続けている。こうした水域の水は着色されているように見えるが清潔で、飲用可能である。味については、放浪者から「とろみを帯びた、無味無臭のぬるま湯」「美味しくはないが、喉を潤すのには十分」などと評されている。

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プール同士をつなぐ連絡路。洞窟さながらにごつごつとした岩肌が道幅を狭めている

各水域内の水の色、水質、水温は必ずしも一定ではない。例えば、多くの水域は透き通ったエメラルドグリーン色の水を湛えているが、中には温泉の如く乳白色に濁った温水を溜めているものも見られる。このような水域の水の飲用が健康に害を齎したという報告は現状存在しないものの、安易に口にすべきではないだろう。もし白濁によってプールの底が見えなくなっているなら、そもそも入水を避けるべきである。不可解なことに、様々な水域が連結された構造でありながら各水域の水の色が混ざり合うといったことは決して起きず、また水温も各水域内で異なる温度に一定に保たれている。

プールの水面にはハイビスカスの花びらや、アヒルを模った玩具などが揺蕩っていることがある。花びらは厳しい環境下にありながらいつまでも萎れる様子がなく、植物本体から散った直後かのような瑞々しさを保っている。プール同士の接続の乱雑さは、時に途切れ目に高低差を生み、小規模の滝を生じさせる。こうした水の大きなうねりは水路全体として下へ動き始め、花びらや玩具たちを取り込みながら下流へと向かってゆく。

流れに沿って水路を下り続けていると徐々に気温や湿度が低下し、通路やプールの分岐もまた徐々に減少していく。さらに進めば、分岐や通路の方向性も大まかに同一方向に定まり、低地へ向かうグループとそこから離れるように向かうグループの二手に分かれてゆくだろう。この際により下へ、下へと向かい続けることで、放浪者はこの階層の 終着点 へ到達することになる。

終着点

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終着点のプールの一つ。水は冷たく、暗い色をしている

水路に従い、様々なプールを乗り継いでいくと最終的に辿り着く空間である。その規模は他とは比較にならないほどに広大で、白い柵で囲われたちょっとした池ほどある大きさのプールが、暗がりの中、辺り一面にぽつぽつと点在している。それぞれが円状に並んだ天井照明によってライトアップされているようだが、暗闇に浮かびあがるそれらの数はとても数えきれない。いずれのプールの水面も上層から水が流れ込むものを除けば完全に凪いだ状態であり、足をつければ波紋がどこまでも広がってゆく。なお、放浪者が通ってきた水路の他にも多数の水路がここに接続されている。プールの壁には水のあふれ出る横穴──各水路の出口──がいくつも見られ、地形に阻まれない限りそこから他の水路を逆走することもできるが、特段のメリットもないため推奨はされない。

プール外の真っ暗な空間には、人工芝が敷き詰められ、地面から突き出るようにしてヤシの木が群生している。一見して外に出られたように感じるが、ここもまたコンクリート製の壁や天井に閉ざされた密閉空間であり、無風のためヤシの葉がそよぐことは決してない。また、よく見るとヤシの木も作り物のようで、幹を叩けばプラスチックのように軽い音が返ってくるので、中は空洞であると分かる。言うまでもなく本物のヤシの実が成ることはないため、食料が手に入ると期待していた放浪者からは落胆したという声も多い。終着点は天井が一際低いため閉塞感も相変わらずであるが、その一方で気温は20℃前後、湿度も50%程度とやや低く、到達地点に比べて空気はひんやりとしている。このため、十分に体を乾かせば概ね快適といえる気候だろう。

プールサイドには純白のソファベッドが一定の間隔をおいて2台ずつ設置されている。そばには新品のタオル類やルームウェア、クッションなどを備えた小さなキャビネットが設置されており、体についた水滴を拭き取ったのち着替えや休息を取ることができる。終着点を訪れた多くの放浪者は、行き場もないので仕方なくベッドに寝転がってみる。すると、遠くの方から聞こえる滝水の音に耳を傾けているうちに、疲労も相まって放浪者は眠気に襲われるだろう。ソファベッドは意外に柔らかく、体中の力が自然と抜けていく。まぶたが段々重くなり、そのまま放浪者は泥のように眠りにつく。

そうして目が覚めると、放浪者は異なった階層へと移動している。


備考

  • コンクリート製の天井から突き出るように植物の根が生えていることを根拠とし、「この階層は、コンクリートの地面の下にリゾートホテルが建っていて、付随するプールが地下水脈のように張り巡らされている、地下空間の一種ではないか」「ドームの外には現実世界のような地上空間が広がっているのではないか」とする考察が存在する。その真偽は不明だが、支持する声は多いようである。
  • 「アヒルの玩具が自分の前方をすいすい進んでいたので、こいつはどこへ向かうんだろう?と疑問を抱き興味本位で後をつけていたところ、突然水路の中央でアヒルが忽然と姿を消してしまった。アヒルが消えた場所のそばまで行ってみると、プールの底に人間がすっぽり入れそうな深く大きな穴がぽっかり空いていて、アヒルはそこに吸い込まれたみたいだった。そこから一歩でも近づけば、たちまち自分までその深淵の中に引きずり込まれそうで怖かったので、その水路は迂回することにした」という報告がある。しかし、該当するような"深い穴"の存在はこの報告の他には確認されていない。




入口と出口

階層への入り方

  • Level 73 N のリゾートホテル内で酩酊状態に陥り、意図せずプールへ飛び込むと Level 137 N の地面に打ち上げられた状態でふと我に返る。
  • Level 78 N の中庭には稀にプールへ向けて子供用の滑り台が設置されていることがあり、これを滑り落ちて入水するとそのまま Level 137 N の浅いプールの水中へ転移する。
  • Level 475 N の水族館で海中へ出るためのものと思しきエアロックを見つけて侵入すると、二重扉の向こう側が Level 137 N の深いプールの水中へ通じている場合がある1
  • Level 909 N で本来離れ離れになっているはずの露天風呂が繋ぎ合わさり水路を形成しているのを見つけ、お湯に潜りながらそれに沿って進んでいったところ、突然地面へ外れ落ち Level 137 N の温水プール内へ到達したという報告が数件存在する。

階層からの出方

  • Level 137 N のプール内で水没した巨大な排水溝を見つけて近寄ると、突然周りの水圧によって管の奥へと押し込まれ、水とともに Level 37 N の水が滞留している区画へ勢いよく吐き出される。
  • Level 137 N の水路で星型の玩具が水面に浮かんでいるプールを見つけ飛び込むと、気づけば Level 109 N のプラネタリウムで座席に腰かけている2
  • Level 137 N の水路の終着点にあるソファベッドで眠りにつくと、目を覚ました時には Level 370 N でビーチチェアの上から広大なプールの美しい水平線を呆然と眺めている。
  • Level 137 N のプールで溺れて気絶したところ、何者かに引き上げられる感覚とともに目覚め、 Level 314 NLevel 385 NLevel 939 N といった階層へ到達していたという報告が数件存在する。この方法は確実性に乏しく危険も伴うため、安易に試すべきではない。
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