Level 119 N。
Level 119 N とは、バックルームにおける 119 N 番目の階層である。
概要
Level 119 N は、アメリカ、ロード・アイランド州に位置するニューポートの夜間の住宅街と思しき道路と建造物が続く空間である。道路には溶けかけ固まった雪が残っており、冷たい風の音以外の環境音はほとんど聞こえない。空を見上げると一つ輝く星と、ただ欠けた月が不自然なほど明瞭に写る。この月の位置は変化せず固定されている。
Level 119 N に到達してすぐ先には、屋根付きのバス停がポツンと建っている。このバス停は階層内に一つのみ存在し、必ず無人であり実体は現在まで確認されていない。時刻表や路線図は存在するが、ほとんどの文字が潰れていて解読が困難であり意味を成さない。また、バス停にバスが来た旨の報告は現在まで確認されていない。このバス停のそばには電飾で装飾された樹木が立っており、電飾による発光は微弱で辺りを淡く照らしている。
本階層の気温は常に低く、冷たい風も断続的に吹き続けており、天気の変化は確認されていない。時間の経過に伴う気温の変化も認められず、季節は冬、時間帯は夜から変わる様子は無い。
アナウンス
前述の通り、 Level 119 N は非常に広大な上冷涼であるため、少しでも寒さをしのげるバス停に留まることが推奨される。バス停で留まっていると、一定ではない長い間隔で自動音声によるアナウンスが流れることがある。このアナウンスは全て日本語に統一されている。
確認されている内容は以下のようなものがある。
- 「積雪の影響により、次のバスは遅延しております。次のバスは、40分の遅延により、3時12分の到着です。」
- 「まもなくバスが参ります。次のバスは北環七裏行き、北環七裏1行きでございます。」
- 「本日の運行は終了しました。本日もご利用ありがとうございました。」
- 「安全のため、その場でお待ちください。」
これらのアナウンスは階層内の状況に関係なく無作為に再生され、内容同士に整合性は見られない。また、このアナウンスによる放浪者への精神影響や、階層内の異常などは現在確認されていない。
道路
Level 119 N にて撮影された道路の写真。
当階層にはバス停を開始点として離れていく方向に、緩やかな直線を維持したまま道路が長距離にわたって続いている。周辺には住宅が一定間隔で並んでおり、外観上の変化は少ない。
ただし、遠方に視認可能な街灯や標識は、長時間歩行した場合でも位置が変化しないていない感覚があることが多数報告されている。特に、進行方向に存在する街灯が一定の距離を保ったまま接近しないように見える現象は複数の記録に残されている。しかし、後ろを見るとバス停は遥か遠くに遠ざかっている。
備考
Level 119 N の道路脇に続く塀を無理やり乗り越えると、その先にある民家へ触れることができる。稀に、一部の民家は窓から部屋の暖かい光が漏れていたが、その民家に侵入した事例は現在まで確認されていない。放浪者によると、「全て施錠されていた。」と述べられており、インターホンにも反応はなかったという。
入口と出口
階層への入り方
- Level 34 N の道路を進む途中、バス停を発見し休憩していると、もと来た道が消え Level 119 N に到達していたという報告が多い。
- Level 221 N 内のベンチへ向かって座り込むようにして外れ落ちると、 Level 119 N に到達する。
階層からの出方
- Level 119 N のバス停ベンチで目を閉じウトウトとしていると、 Level 86 N のへこんでいないシートの上で目覚める。

