Level 109 N で撮影された画像。
Level 109 N とは、バックルームにおける 109 N 番目の階層である。
概要
Level 109 N は、入退場口が相互に接続されたプラネタリウムの様相を呈する劇場が続く階層である。劇場内は薄紫がかった照明に照らされており、各所に設置されたスピーカーからは著名なクラッシック楽曲をピアノやオルゴールでアレンジしたような、所謂いわゆる"ヒーリングミュージック"の類いのBGMが耳触りの良い音量で聞こえてくる。
劇場の全体を写した画像。
目測にして直径20メートルはあろうかという球形のドーム型スクリーンを構える劇場内には、斜面に沿って必ず全160席の座席が配置されており、劇場中央に設置されたプラネタリウム投影機に目を向ければ唸るように、かつ忙しなく作動音を鳴らしている様子が伺える。劇場内は空調によって概ね気温22℃、湿度50~55%に保たれており、環境としては過ごしやすい。座席は天井を仰ぐような角度までリクライニングの効く仕様となっており、劇場内のBGMや後述する現象も相まって、一時の休息を取るにはうってつけの空間と言えるだろう。
入退場口
入退場口を撮影した画像。
劇場の下方左右には、それぞれ入退場口が設けられている。この扉はロックが掛かっておらず、自由に出入りが可能である。この扉の先は短い直線の通路を挟んで同様のプラネタリウムに繋がっているものの、扉を出入りするたびに接続先の劇場が変化してしまうため、一度退場した劇場にもう一度戻ることはできない。故に、荷物の置き忘れには注意が必要である。
非常口
非常口を撮影した画像。上映の開始直前に撮影された。
劇場の中央左右には、それぞれ非常口が設けられている。こちらは入退場口とは異なって基本的に施錠されており、普段は使用できない。一方で、この非常口は後述の現象が発生している間のみ階層からの出口として機能する。上映内容に基づく到達先の階層は「階層からの出方」を参照にしつつ、現象の発生時には視界に制限がかかることから、事前に大まかな位置を覚えておくと良いだろう。
現象
上映
上映前に映し出される注意事項。
この階層に滞在していると、稀に劇場内の照明が少しずつ暗く、濃い青に変化していくことがある。これはまもなく上映が開始される合図であり、スクリーンには劇場内での注意事項や禁止事項などを示した映像が投影され始める。内容としては
- 上映中は撮影禁止
- 携帯電話はマナーモードか電源OFF
- 前の席を蹴ってはいけません
- 飲食禁止
- 大きな声でのおしゃべりは禁止
などの一般的なものが見られる。また、稀に
- 指切り禁止
- 目で見たものを信じましょう
- 下向きに過ごしてはいけません
といった、一般的でない事項が喚起されるケースも報告されている。なお、「これらの事項に違反したことで何らかの被害を被った」という旨の報告はこれまで入っていない。
そのまま劇場内に留まっていると、全ての照明が完全に落とされてゆくと共に上映が開始され、緑色の輝きを放っていた非常灯の照明さえも闇に包まれてしまう。当然、この状況下では足元がおぼつかなくなるため、上映中の劇場内では退室以外を目的として動き回るべきではない。特筆事項として、この段階以降の現象が発生している間、階層内では時計を除いた電子機器や照明器具の一切が利用できなくなることには注意が必要である。
Level 109 N では、これまでに複数の映像作品の上映が確認されている。これらの上映時間は基本的に30分から1時間余りだが、中には例外的な作品も確認されている。以下は、その番組の一例である。
これまでに確認されている上映内容
- 星空を映した一般的なプラネタリウム番組。音声による解説こそ無いが、星座の紹介や文字の投影による天文現象の解説などが行われる。上映される頻度が最も高いとされており、この番組の後に続けて他の作品が上映されることもある。
- ドームスクリーンに映画やアニメーションなどの映像作品が映し出される全天周映画。過去に現実世界で実際に上映されたものがほとんどだが、稀に「人類が火星へ降り立つまでの道筋を振り返ったドキュメンタリー」や「子どもに人気な著名キャラクターとのコラボレーション作品ながら、地球に向かう巨大隕石の落下を食い止めきれずにバッドエンドで終わってしまうアニメーション」など、内容に奇妙な点が見られるものも存在する。
- 美麗な夜空の映像のみを流し続けるヒーリング系の映像作品。解説的な要素はほとんど見られず、上映中はクラッシック楽曲が生演奏されているかのようなBGMが流されている。なお、この作品が上映されている間の劇場内にはアロマキャンドルを焚いたような香りが漂っていると報告されている。
- 月をテーマとした映像作品。月の成り立ちや地球から観測できる月の天文現象、日本における月の呼び名などを解説しつつ、擬キャラクター化された月と人間の精神的な結びつきを描いたストーリー仕立ての作品となっていることが多い。キャラクターの対象としてはかぐや姫やウサギ、人間の少女などが見られる。
- 星をテーマとした映像作品。スクリーンに映る星について恒星や惑星といった種類の違いやその成り立ちを解説しつつ、少年少女が地球に流れ着いた宇宙人との遭遇をきっかけに宇宙や生命の存在意義を探り、その誕生の奇跡への讃歌を描いたストーリー仕立ての作品となっていることが多い。
- 世界各地の海洋生物のみを撮影した映像が流れ続けるドキュメンタリー作品。撮影対象は北極圏に暮らす海獣や暖かい海に生息する熱帯魚、養殖されている牡蠣や深海で形成される鯨骨生物群集など、海中に暮らす生き物であればその種類は問わないようである。特筆事項として、これまでこの作品の上映が始まった場合に上映が終了したというケースが確認されていない。
- 昼間の青空を映し出した映像。スクリーンの端にはビルやマンションのような建築物が映り込んでおり、概ね昼の時間帯にのみ報告されていることから現実世界のどこかの空を中継しているのではないかと噂されている。上映時間は約5分ほどと短く、最後には決まって何者かの手がカメラを覆うような形で画面が暗転し、そのまま上映は終了する。なお、この映像が上映されている際の劇場内はとても明るく、現象が発生していない場合よりも視界が明瞭となる。
なお、入退場口を通じた劇場への侵入に際して既に上映が開始されている場合があることや、上映中の劇場であっても入退場口が利用できることには留意すべし。
備考
- Level 109 N で上映中に睡眠をとった際、「"一般的なプラネタリウム番組"の上映に類似しながらも一切の解説が挟まれず、ひたすらに星空を映し続ける映像作品が上映される」という夢を見た旨の報告が複数存在している。この際、上映当初に映し出される星空は都会の光害に晒された夜空のようにごく明るいわずかな星々しか観測できないが、時間の経過と共に少しずつ観測可能な天体が増えていく。そのままスクリーンを見上げていると暗闇に目が慣れるかのように見える星の数が増えていき、遂には本来肉眼では観測できないほど夥おびただしい数の星々が散りばめられた満天の星空が映し出される。やがて、1つの星が零れ落ちるように尾を引いて流れると、堰を切ったかのように無数の流星群が発生して、劇場全体が燃え盛る星の灯りに晒される。およそ1分間にも満たない流星群が止むと共に眠りから覚め、通常時の Level 109 N へと復帰する。
Level 109 N で上映されるプラネタリウムのイメージ画像。
入口と出口
階層への入り方
- Level 222 N の公園にあるブルーシートに寝転がると次第に意識が遠のいていき 、最終的に Level 109 N の座席に座った状態で目を醒ます。
- Level 343 N で映画館に侵入すると、 Level 109 N に到達する。
- Level 378 N で座席の上に置かれた"星座早見盤"を手に取ると、列車の前後どちらかの車両が Level 109 N の入退場口に置換される。
階層からの出方
- Level 109 N で上映が行われている際、非常口を通り抜けると階層移動が発生する。以下は、現状で報告されている到達先の一覧である。
| 上映内容 | 到達先の階層 |
|---|---|
| 一般的なプラネタリウム番組 | Level 13 N |
| 全天周映画 | Level 110 N |
| ヒーリング系作品 | Level 18 N |
| 月をテーマにした作品 | Level 295 N |
| 星をテーマにした作品 | Level 33 N |
| 海洋生物のドキュメンタリー作品 | Level 939 N |
| 青空を映した作品 | Level 553 N |
- Level 109 N の劇場上方に設けられた解説員用の座席近くの扉が稀に開いていることがあり、侵入すると Level 2 N へ到達する。

