Level 1 N とは、Backroomsにおける 1 N 番目の階層である。
概要
Level 1 Nは、日本の廃れた地下鉄駅の構造に類似した空間である。ところどころコンクリートが崩れており、天井の薄暗い照明は不規則に点滅する。空気は少しだけ汚れており、埃の発生頻度が速いとの報告もある。ところどころに存在する階段などでホームを移動できるが、いくら上がっても景色は変わらず地上に出たような反応は見受けられない。またところどころ雨漏りが発生しているが、その上のホームに水漏れは見られない。この水は沸かして飲めば衛生的に十分安全であることが知られている。
Level 1 N内部には定期的に落とし物のような形で食料やアーモンド・ウォーターなどの物品が発生し、その多くは安全かつ便利なものである。しかし危険な物や無意味な物も発生するため、ポシェットなど内部の確認できない"忘れ物"を拾う際は相応の注意が必要となる。
Level 1 Nのホームには稀に電車のようなものが通過することがある。ほとんどの場合車両はそのまま通り過ぎていくが、停車した際は内部より敵対的な実体が発生する可能性があるため即座に避難できるような警戒が求められる。この実体は非常に敵対的かつ臆病であり、大きな音が継続して発生している場所には近寄らない傾向にある。また、この実体は発生から数時間経過すると消滅する。これらの現象により、睡眠などの際はラジオなどを起動しておくことが推奨される。
Level 1 Nは比較的安全かつ行き帰りが簡単で放浪者が集まりやすい性質の為、多くの人々の拠点となっている。ホームや待合室などに露店が設置されていたりするが、先述の実体の為一つの場所への定住は難しい。人が集まるといってもLevel 1 Nの空間は無尽蔵に広いため、一定規模の集団が形成されることは非常に稀である。過去に数例大規模な放浪者の集団が報告されているが、そのすべてが実体や精神的疲労により分断され散り散りになっている。
実体
"乗客"
黒く小さな靄が集まったような実体。稀に出現する電車のような車両に搭乗しており、停車した場合数体が下車する。定形を持たず触れることもできないが、この靄が纏わりついたものは少しずつ腐敗していく。大きな音や強い光を嫌い、弱い光を放つ物品や小さな音を放つ物品、生物を襲う。出現後数時間が経過すると不意に霧散し消滅する。
物品
"忘れ物"
椅子の上や待合室の隅などに定期的に発生する物品群の総称。その多くは食料、電池、アーモンド・ウォーターなど汎用性が高く安全な品であり求める放浪者も多い。しかし危険物が発生しないというわけでもないため、本当に安全なものであるかの注意が必要である。ポシェットや箱など内部が確認できない場合もあるため、そのような場合警戒のもと触らないという選択肢もあるだろう。
発生報告の一部抜粋 :
単三乾電池 31例
堅パン 51例
にぼし 25例
ビーフジャーキー 13例
袋詰めされたバナナ 21例
干からびたニンジン 7例
少し濁った水の入った1Lペットボトル 21例
非常に疲労したドブネズミ 3例
欠けた歯のインプラント 5例
完全な状態の爪 12例
カッターナイフ 15例
こけし 8例
小さな御守り 4例
アーモンド・ウォーター 20例
不明な赤色の腐食性液体 1例
入口と出口
階層への入り方
- 何らかのLevelでハッチやドアを通過すると、稀にLevel 1 Nに到達する。
- Level 0で外れ落ちると、Level 1 Nに到達する。
- Level 42 Nの鉄道駅の改札を潜ると、稀にLevel 1 Nに到達する。
階層からの出方
- Level 1 Nで睡眠すると、稀にLevel 0に到達する。
- Level 1 Nで鳥居の絵を描き、そこに向かって外れ落ちるとLevel 42 Nに到達するとの報告がある。
- Level 1 Nで電車に轢かれると、Level 44 Nに到達するとの報告がある。