画像は、圧倒的な雰囲気があり、美しいと感じました。
前半の文章は、詩的な表現が超自然性を表現していて良いと感じましたが、「貴方にとっての終着点なのだ」や「我々ウィキスタッフは存分に語らうことを責めはしない」などの表現が行き過ぎて没入感を削いでいると感じました。
前半の文章の長くて薄暗い廊下を進むと故人と再会できることを記述している部分は、画像の雰囲気と相俟って没入感がある描写でした。
前半の文章では、「穏やかな空間を進んで故人と再会して語らう」という体験に没入して読み進めていましたが、後半の文章は、その雰囲気を大きく壊して没入感を削ぐようなものだと感じました。「急に太陽が沈んで真っ暗になる」という導入は良いと感じるものの、「自分自身が故人の形をとり自分自身と対話している」という状況が上手くイメージできないこともあり、没入することが出来ませんでした。バックルーム・ウィキの運営の事情を解説した文章も、際の空間の画像の雰囲気とは遠く離れており、没入感がないものでした。
全体として、「失踪」が一つの現象として扱われている点に強い疑問を感じました。「失踪」は、足取りが追跡できなくなったということを一般に表す表現であるはずで、その内実は「ただ死亡しただけであるが、そのことを追跡できていない」や「奈落へ落下してしまった」や「異常存在に変質した」や「未知の空間を探索し続けている」などの様々な場合を含んでいるはずです。しかしながら、この記事では「失踪」自体が「死亡」と並ぶ一つの現象として扱われており、そのことに強い違和感を覚えました。
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