階段はフロアから踊り場へと伸び、踊り場で左右二手に別れてはフロアで再度合流を果たすといった構造を際限なく繰り返している。
Tomonari_Kuon
第一作となる記事。日常生活に埋まっているアイデアの種を探していた中で、偶然発見したリミナルスペースを階層記事に仕立てました。画像のリミナルスペース感だけなら当Wiki内最強クラスのはず……!
番号はB1・1F・2Fを横に並べたものから。メタタイトルは普通の人々が登る「大人の階段」と、まっとうな人生から外れ落ちた放浪者の対比から。
着想
以前、百貨店の9Fからエスカレーターではなく階段を利用して地上に降りようとした際、階段をいくら下っても店舗のバックヤードのようなエリアにしか出られず、階段に閉じ込められたような状態に陥ったことがあります。似たような光景が続く中、「上に戻るのも面倒だけど、このまま下っても脱出できるかわからないしどうすっかな……」などと考えている時、「これで記事書けるのでは?」と思い、そのまま執筆に至りました。ちなみに、9階から4階くらいまで降りたところで諦め、結局9階まで戻ってエスカレーターで帰りました。
最近はあまり見られないタイプの階段ですが、避難階段としての側面も持っているそうです。
内容
N階層の全体的な危険性と比較しても安全地帯が少ない印象を受けたので、だったら自分が「絶対的な安全地帯」を作ろう、と企てたのが原動力です。裏部屋自体からは抜け出せなかったとしても、生存に困らなければ現実世界よりずっと楽かもしれませんね。
それだけではつまらないので、「階層外由来の時計が倍速で進む」ように見える特異性を乗せました。長期滞在者の中に帰還者が居ないので真相は不明ですが、帰還できたとしても浦島太郎みたいになってしまうかも……。いずれにせよ、留まるか進むかは放浪者の自由です。
防火扉からの出口は今後も増える可能性があります。条件が被らない範囲で気軽に接続してやってください。入口側も全然使えます。出口としての需要が地味に高くて驚いています。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
Level 474 N
"海岸沿いのプロムナード"
遊歩道と地表の高低差は一定ではなく、遊歩道が地表から2mを優に超すほどの高さに位置することもあれば、放浪者が隙間に入り込めないほど地表の間近まで接近する場合もある。
Tomonari_Kuon
第2作。海はほとんど見えませんが、きっと嘘ではないはず……。
番号は夜無しヨナシから。メタタイトルは遊歩道の特徴をそのままを脚色したもの。
着想
記事に使えそうな画像をアルバムから漁っていた時に発見した写真を基に執筆しました。画像は本当に「海岸沿いのプロムナード」で、とある海岸近くにある防砂林内を貫く遊歩道を The Backrooms とか知らない時期に偶然撮影したものです。2枚目の画像も海の近くの防砂林ですが、まったく別の地点のものだったり。
内容
「散歩の所要時間を道側に決められたら嫌だよね」と思って執筆しました。もっとも酷暑の中で水も無しに放り出したら確実に放浪者は死ぬので、申し訳程度に水分も添えました。あんまり放浪者を殺したくないので。概ね2日以内と言いつつ、「だいたい半日、悪くて2日歩けば出られる」というイメージ。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
広大な階層を埋め尽くす陳列棚には通常の100円ショップで見られる多種多様な物品が備えられており、基本的に空間が安定しているにも関わらず階層内で迷子になる恐れもある。
Tomonari_Kuon
第3作で、サイメン加入後にゼロから作った記事では初作品。設定ありきかつ冗長になってしまったのは反省点。
番号は現在の100円ショップの税込価格から。メタタイトルは"百円均一のチェーン店"を自分なりに言い換えたもの。
着想
温湿度計を確実に入手できる階層が欲しかった、というのが原点です。N階層の記事内で言及されることもある精確な温湿度ですが、スマホには計測する機能が無いから専用の道具が必要で……温湿度計を入手できる最も身近な空間と言えば……と考え、思いついたのが100円ショップでした。
個人的にも馴染み深い100円ショップという空間ですが、最大の特徴を挙げるならば"日常雑貨から他では扱わないニッチな商品まで取り扱う異常なまでに豊富な品揃え"でしょう。裏部屋に落とし込むことで、本来「あらゆる客層に多様な商品を提供する100円ショップ」を独り占めできてしまうという贅沢さを味わうことができます。
内容
物品の充実こそ百均の本質なので、そこは譲りたくありませんでした。流石にそのままだと放浪者に有利すぎるので、敵対的な実体と危険なエリアを散らして長期滞在を不可にすることでバランスを取りたかった……。動く方の"セルフレジ"は店員の代わりのつもりですが、放浪者に敵対的な実体をどう出すか考えた結果、アレになりました。万引きは絶対にやめましょう。
ロビーへの出口については、どこかで見た Level 0 に出店してるマクドナルドの画像を改変したものです。
現状でも出口先が10個もあるのですが、季節商品と関連する階層が増えれば出口は増えます。
追記
Einoshima さんが Level 110 N が舞台の発見記録、"Our Routine" を作成してくださいました。
淡々とした語り口と Level 110 N の本質を突いた描写が素敵ですね。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
衣服の山に放置されている衣服は、季節感を問わない普段着から礼服や着物、下着や防寒着など多岐に渡り、人間ひとりが所持する衣服のほとんど全てをかき集めたような印象を受ける。
Tomonari_Kuon
境界コン参加記事。
モノに於ける生と死の"境界"。また、"境界キョウガイ"(仏語)。
第4作ですが、2番目に作成した記事。境界コンが始まったら出しますした。30Nの焼き直しみたいな物品を詰め込み過ぎた。
番号は南無阿弥ナムアミ、及び南無三ナムサンから。メタタイトルは喪中や喪服と服から。
着想
N階層に使えそうな画像をアルバムから漁っていた時に発見した画像を基に執筆しました。画像は以前、祖父母の家で祖母の遺品整理中を撮ったものです。おばあちゃん、遺品をCC BY-SA 3.0 で公開してごめんなさい。
内容
前述の画像を見返し、「『死』ってそれ自体が描かれがちだけど、肉を焼かれ骨を砕かれ、なお残ったモノにも味はあるよねー」と思い執筆しました。遺品整理中がテーマなので、階層中の残滓もすぐに捨てられてしまうのでしょうか。
よく死にがちなのは基本的にご老体ですが、若くても死ぬこともあると思い通常の子どもの部屋とは別に"子供部屋"も設けました。イメージはそのまま賽の河原です。2枚目の画像の遺影ミラーは110Nの物品100円ショップのグッズで自作しました。その遺影ミラーですが、アレが"精神影響の根源"という設定です。終活促進効果があり、在るべき現世を捨てることが容易になります。
実体の"ロボット掃除機"くんは、Found Footageとかにありがちな「殺人モンスターと化して空間を食ってるエンティティ」に対する逆張りです。"実体の敵対性"は"危険度"に直結しない。それにしても、少し扱いがかわいそうですが……。
Level 44 N のベッドで睡眠を取ったところ、 Level 763 N の衣服の山が無い部屋に敷かれた布団の上で目を覚ましたという報告が存在する。
この際、放浪者は唇が濡れているかのような違和感を覚え、枕元には葉の付いた植物の枝が1本落ちていたという。なお、放浪者は覚醒後に軽い吐き気や腹痛、めまいといった体調不良に見舞われたと主張している。
44Nからの"死"を暗示するような階層移動と、
Hoojiro_san さんが寄せてくださった湯灌や死化粧のアイデアを混ぜたものです。結果としては末期の水となってしまいましたが……。末期の水では樒の葉が用いられることがあるようですが、樒は全身に毒を持っているみたいです。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
梵鐘や木魚、読経といった寺院を想起させるような音が聞こえてきた試しは無く、階層内で耳にするのは水盤の水音と風切り音、そして自身の足音だけである。
Tomonari_Kuon
境界コン参加記事。
彼の寺院は極楽浄土の模倣であり、冷たい印象を与える卑近なコンクリートは浄土の涅槃寂静を体現している。 Level 89 N の境内は穢土と浄土の"境界"であり、双方の土を混ぜ凝らせながらそのどちらにも属さない。また、"境界キョウガイ"(仏語)
第5作。コンクリートでできた空間を寺としてこじつけた階層。
番号は「生・病・老・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦」の八苦ハックから。メタタイトルは"コンクリートジャングル"というワードの響きが脳裏をよぎったので、後半を寺に入れ替えたもの。
着想
雰囲気に一目惚れした真駒内滝野霊園の頭大仏を記事に組み込むにあたり、寺院そのものがコンクリート製だったら面白そうなのでやってみました。ノリで境内の仏塔や山門の代わりにダムや通信塔も引っ付けてしまった……。
内容
「境界」の性質を持つ空間として最も身近な"境内"は、「穢土でありながら浄土の要素を持っている境界そのものの空間である」という考えを記事にしました。無機質なコンクリートにより浄土の寂静感と卑近な素材による俗っぽさの両立ができていればいいのですが……。"お供え物"は仏像に供えられているのではなく、"これから仏になる者"へ分け与えられているらしいです。
特異性は即身仏を誘発するイメージです。最初は安全で何も無い階層にしようと思っていたのですが、気を抜けば死んでるかもしれない階層になってしまった……。Level 90 N 側にガッツリと指定された入口があって焦りました……。
追記
2024年2月の注目記事に選定されました!!!
サイトを開くたびに自著が見えてこわかったです
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
階層内で目にする光景は白みがかった無限の砂と極度に緩慢な歩調で昼夜を推移する空によって構成されており、それ以外の要素はほとんど見受けられないだろう。
Tomonari_Kuon
境界コン/殲滅コン参加記事。
本物と偽物、そして月と地球の"境界"。
第6作。どうしても"宇宙"タグの記事が作りたかったので書きました。
番号は1朔望月の平均日数である"約29.530589日"より。メタタイトルは月面の"静かの海"と"砂丘"から。
着想
あじみさんの楽曲「徒歩十一年」に全体的な着想を得て執筆しました。ほぼパクリみたいになってしまった気がしますが、原曲の"月"という天体の構成要素をそのまま歌詞に乗せているところに惚れたので……。一応、寒暖差が無い点や砂がヤバいなど独自の要素もちゃんとあります。執筆にあたって月と地球や塵肺症や鳥取砂丘などについてちょっとだけ調べましたが、全くの専門外なので細かい点には目を瞑ってください……。ほら、砂が目に入っちゃうかもですし。
内容
『宇宙兄弟』という漫画の影響だと思うのですが、月面 = レゴリスの印象があり、月面の階層を作る上で"砂の危険性"は外せない要素でした。画像中の地表部分は物品を除いて鳥取砂丘の写真を加工したものですが、これは月を舞台にしようとした時に「月面を走らせるローバーのテスト走行地として鳥取砂丘が選ばれた」というニュースが脳裏に浮かんだからです。つまり、鳥取砂丘は実質"月"です。丁度同じ鳥取市に因幡の白兎の舞台となった場所もあるみたいですし、テーマ曲的にも月=ウサギは外せないので鳥取砂丘以外の選択肢はなかった……。なお、実際の鳥取砂丘は普通に雨も雪も降りますし、何より風が強いらしいです。金平糖は隕石イメージです。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
「道に迷った子どものままで、ただ階段を駆け上った。
消えること無き灯りの中で、在るべき所をようやく見つけた。」
Tomonari_Kuon
境界コン/殲滅コン参加記事。
Level 112 N と他の階層を繋ぐ"防火扉"や、踊り場の分岐といった"境界"。
第7作。インタラクティブ要素アリの詩的な発見記録。自分だけ詩的文学を残してるのなんかちょっと恥ずかしいので、誰か書いてください。25年4月にしてようやく「新着の発見記録記事」から消えました。消えなすぎ。
メタタイトルは、Level 112 N の常時点灯している照明から命名。
着想
AF_XLI さん主催の『未使用タグ殲滅コンテスト』で"詩的文学"と"インタラクティブ"の座が空席だったことが執筆のキッカケです。The Backrooms Wiki JPでの執筆活動のキッカケとなった Level 112 Nへの想いを文に載せました。ひねくれ者なので、せっかくインタラクティブにするなら「道筋は違うのに辿る結論は同じで意味だけ違う」文にしてやろうとした結果、地獄を見ました。自分でも面白いかよくわかりません。
内容
112Nの「左右に分岐し、フロアで再度合流する階段」が、上記のインタラクティブ要素と奇跡的にマッチしているのは偶然の産物。放浪者の動向はヘッカ上で妄想して書きました。たぶん安地の定住者はものすごい暇だと思います。コイツや112Nの編集者は一介の放浪者に過ぎませんが、ヘッカではウィキスタッフの内1人くらいは112Nに定住してるイメージです。
コイツが辿ってきたルートについてですが、脳内では一応
現実世界→0→110N→240N→13N→14N→14.4N→112N
ということになっています。なんかしっくり来てないので見なかったことにしてください。
この場をお借りして、当記事の構文についてご教授頂いた
AF_XLI さん、並びにURLの「undying-light」という案をご提案頂いた
TheTaSaaaaaaaaaaaan さんに感謝の意を表させていただきます。
昼下がりのドラマの再放送を映すテレビや僅かに湿り気を含んだ猫砂、ベランダの物干し竿に反り立つ生乾きの洗濯物や途中まで洗われた状態でシンクに積まれた食器類など、多くの家屋では極めて日常的な光景が逆さまに散見できる。
Tomonari_Kuon
第8作。またしても祖父母の家をバックルームにしてしまいました。ごめんね。
メタタイトルは、映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ」に登場する『反転世界』を"世帯"と掛けたもの。番号は"689"という数字を上下反転させてもほとんど同じに見えて少しおもしろいというだけです。
⇒【Level 689 N】
着想
幼少期、寝っ転がりながら天井を仰いで妄想していた、「今この瞬間、突然重力がひっくり返ったら」という妄想を階層記事にしたものです。裏部屋に活かしづらいとされる住宅に生活感をそのまま残すことで、上下反転しているという異常さを強調したかった……。
ありがちなネタ故、ENにも似たような階層があったらしいです。むしろ差別化できる範囲でN階層にこのタイプの階層が増えて欲しいというのが今の心境です。
内容
内容はとにかくシンプルに、「普通の家々が上下反転してしまった様子」を書くことに終始しました。が、強調し過ぎて冗長感が否めない感じは、あります……。家屋の天井(この階層における床)に付着している歯磨き粉や冷却ジェルに深い意味は無いです。
住民たちはどこへ行ってしまったのでしょう?青空に落ちたらどこへたどり着くのでしょう?
答えは特に考えていないです。
追記
2025年2月の注目記事に選定されました!!!
これにてセフィロトチャレンジの『הודHodh - 栄光』を達成しました……!!!
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
深い青に染まった水面は波に揺蕩い、海風に吹かれた雲は空を漂い、まっすぐに整列した吊り革は一様に揺らめいて、その場に止まっているのは自分だけである。
Tomonari_Kuon
水祭 / 音楽のコンテスト参加作品。
第9作。某、千と千尋のパクリみたいになってしまいましたが、そんなつもりは無かった……。神ではなく仏なので許してほしい。
メタタイトルは、「水平線」の"線"が鉄道の「○○線」にかけられると気づいて、適当に水泡/水沫みなわを会社名にして合体させたもの。番号はそのままみ3な7わ8から。
着想
1枚目の画像に一目惚れしていたところ、『水祭』なるものが開催されていると知って作成した階層です。正直、某映画より音楽のコンテストに参加するにあたって選出したディスカッション内の楽曲の影響の方が遥かに強いです……。
内容
選曲がどちらも病み目な雰囲気の曲なので浮世を(物理的に)離れられるような階層を目指した結果、「阿弥陀仏信仰に基づく西方浄土思想」「エモ(夏・海・電車・入道雲)」「病み」「(狭義の)超現実主義」を掛け合わせた属性過多な階層になってしまった……。執筆のキッカケとなった古文が『今昔物語集』の中にありますが、内容はそんなに似ていません。
ありきたりな日常に嫌気が差したら、アナタも切符を見つけられるかもしれません。
追記
この階層の"断絶"の予兆、つまり『予言譚』として、"補陀落渡海"を作成しました。
普段とは異なり海中を走っているようで、目指す方角も"南"らしいです。
追記その2
2024年4月の注目記事に選定されました!!!
最初、「これもエイプリルフールの一種……?」と思いました。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
第10作。初の危険度5なので相対危険度コンプリートです。
番号は、はしご845酒から。
着想
「夜の飲み屋街ってリミナルだな……」と思って探し出した画像の雰囲気がとても良かったので、そのまま階層にしました。以前、父親にこういった飲み屋に連れて行ってもらったこともありますが、一人で行く勇気は自分には無いです……。
内容
居酒屋に囲まれた路地裏の「飲み屋街」でありながら、食事や水分補給といった恩恵には与れずに悪酔いだけ押し付けられる嫌な階層になりました。良い雰囲気の飲み屋街で首なしさん達からもハブられてしまうのが放浪者さんのサガらしいです。
記事の文章について、「バックルーム・ウィキは烏合の衆によって作成された手探りのサバイバルガイドである」という思想の下、ルビの多用や備考欄の不使用、「実体なし」なのに実体の項目があるなど、これまでとは少し書き方を変えました。が、正直あんまり変わってないのでは……?
副次階層については現状すぐに作成する気はありませんので、空いてますよ!埋まりました。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
団地に挟まれた地表はアスファルトなどで整備されてはおらず、一般的には雑草と称されるであろう草花が人工物に迫る勢いで繁茂している。
Tomonari_Kuon
第11作。当たり障りの無い空間を目指しました。
番号は5/4(みどりの日、ファミリーの日)から。
着想
画像がとっても良かったので、なるべくそのままの味を活かして裏部屋に転生させたかったが故に不要な味付けを削ぎ落そうと考えました。ある種の原点回帰であり、自分にとっては未知への挑戦でもあります。
内容
はっきり言ってここで語ることもありませんが、目指した雰囲気は Dreamcore / Bloomcore あたりでしょうか。今までの階層に色々と詰め込み過ぎたので、逆に全てを抑え込むよう我慢しました。
当初は噂の『辺境』参加作品にしようかと考えていましたが、気が付いたら出入口が埋まってしまったので見送りになりました。
この場をお借りして、画像のサイズについてアドバイスしてくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
Level 960 N
"みっちみちの中古車販売店"
階層内では定期的に設置された柱以外に目立った壁や仕切りなどが見られることはあまり無く、様々な車種のルーフで形作られた水平線まで車両で埋め尽くされた光景を目にすることができる。
Tomonari_Kuon
第12作。
番号は9ク6ル
0マから。
着想
実家の車を買い替えようとした際にすごい光景を目にしてしまったので、書かざるを得ませんでした。ぎょっとしてしまう量の車が並ぶ中古車販売店が幾重にも重なっている空間……めっちゃリミナルじゃないですか?
内容
実体の無人車(Level 404 Nにも居る実体の当記事アレンジVer.)は、実際に訪れた際にエンジンがかかっていた車があったのをそのままアレンジしました。エンジンを温めていたのでしょうか?
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
目測にして直径20メートルはあろうかという球形のドーム型スクリーンを構える劇場内には、斜面に沿って必ず全160席の座席が配置されており、劇場中央に設置されたプラネタリウム投影機に目を向ければ唸るように、かつ忙しなく作動音を鳴らしている様子が伺える。
Tomonari_Kuon
第13作。
メタタイトルは擬似的な満天の星空を映し出すプラネタリウムから。番号は10天9球から。
着想
「紛い物の夜空ながら、ともすると本物のソレより美しい光景を映し出すプラネタリウムって良いよね」という思いが記事になりました。映画館とも異なる球状のスクリーンと、天を仰ぐために良くリクライニングの効く座席が並んだ光景が"非日常"で好きです。ましてやそれを、独り占めできたら……。
内容
劇場の入場口を接続する形で無限性を確立しつつ、"上映"にてプラネタリウムそのものの性質で表現できる際性とは何かについて考えながら記事を書きました。現象に全振りした結果、概要の部分が疎かになってしまったように感じるのが心残りです……。
自著の110番台前後の階層、出入口が多くなりがち問題がある……。
この階層を構成する要素は洗面台や便器といった一般的な公衆トイレに存在する設備がほとんどであり、こうした要素が連続、接続して奥へ奥へとひたすらに続いている。
Tomonari_Kuon
第14作の7月分です。番号はフリック入力した時の『トイレ』の位置を番号に当てはめたもの。
着想
『トイレ』、欠かすことのできないものであり、誰にとっても馴染み深い空間ですよね。整然と便器の並ぶよく手入れの行き届いた公衆トイレはなかなかどうしてリミナルを感じるので、この際階層に落とし込んでみました。
内容
使われるためにあるものに不備があってはならないと思い、最低限過不足の無いトイレになるよう作成しました。ユーザーのニーズに応えるべく個室の中まで監視するとは見上げた向上心ですね。
ただし、この分岐をどちらに進んだ場合でも表示通りトイレに辿り着くことは無く、しばらく進んでいくと再び似たような分岐に到達するというのがこの Level 419.1 N の典型例である。
Tomonari_Kuon
第15作。駆け足になってしまいましたが半年ぶりに新記事を作成しました……。
メタタイトルは、不便な便路から。
言及
初の副次階層という事で1番書きやすそうな419Nを選びました。トイレへと続く通路って何かリミナルですよね。即親殺しならぬ主階層殺しを達成しててヤバい。
3月分の第17作。今回もギリギリの投稿でしたね……。
メタタイトルは『劇場型犯罪(及び、それを捩ったリゼロの「劇場型悪意」)』から。
言及
先日、実際に私が映画館を訪れた際のこと。ちょうどその映画館ではドリンクバー形式で飲料が飲み放題だったため、愚かな私は何も考えずにドリンクをがぶ飲みしてしまいました……。鑑賞したのは2時間 40分もの上映時間を誇る『ウィキッド ふたりの魔女』。当然、持ちません。はい、途中で抜け出しました。しかも扉がなぜかめっちゃ固く閉ざされており、死ぬほど焦りました……。レイトショーだったこともあり、空調の音だけが響く無人の通路はリミナルでした。
それはさておき、「この世で最も需要の高いトイレ」って、間違いなく映画館のトイレですよね。閉幕と共にお手洗いへと駆け込んでいく人々……つまり、映画館の主役はトイレと言っても過言ではない、かも……。
え?また419Nの副次かよって?
───これで終わりとは言ってませんよ???
階層内の座席はテーブルが上部にガラスを固定された浴槽で、座席は便器で構成されており、特に座席のふたは透明なプラスチックでできており、海や森のような装飾が施されている。
Tomonari_Kuon
4月分の第18作。
メタタイトルは文字通りの意味です……。
言及
画像が強すぎる。何ですかこのお店は!?便器みたいな食器で食べ物が提供されるの厭すぎる……。
ただ、無限感はなかったので苦肉の策でループ形式にしました。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さん、
incorrectsummary さんに感謝の意を表させていただきます。
第19作。
メタタイトルは、「Bathroom」と「Birthday」を掛けたもの。
言及
個室トイレの中に風船が詰め込まれた画像が強すぎる……。久々に画像一本で記事を書きましたが、やはり文章で補強するのが大変ですね……。風船の置かれた部屋の画像はかなりリミナルスペースの味があるので、味を殺さないよう控えめに味付けしてみました。
また、クラブミュージックのような音楽がトイレの隣の部屋で流されているかのようにして階層内にうっすらと重低音を響かせている場合もみられるが、その方向へ進んでも存在しているのは彩度の高い光で照らされた別のトイレである。
Tomonari_Kuon
第20作。
言及
ちょくちょく見かける照明がスゴイ色のトイレを集め、一つの階層としました。撮影された時期も場所もバラバラのはずなので、中に居る人からはこれほど色とりどりな階層であるとは予想もできないかもしれません。
第16作。本来は艱難のコンテストの【信仰部門】及び【大罪部門】に出そうとしていた記事ですが、執筆に行き詰まった挙げ句、リミナルマラソン2024をコケる原因となった難産な子です……。
メタタイトルは、逆流ぎゃくる(仏語)から。番号は四苦八苦の49四苦並びに49子宮から。
着想
『胎内回帰』や懐古・後悔といった概念を、胎内巡りや胎蔵界曼荼羅、四苦八苦における『生』の苦しみになぞらえてどうにか記事をかけないか考えた結果できた記事です。地獄の入り口から侵入でき、現実っぽい下層に近づいて行くと(バックルームに)生まれ直すことになり、反対に上層へ向かうと一縷の蜘蛛の糸に引かれるように天上チックな風景を拝むことができます。他にも案内放送や物品部分は地蔵菩薩信仰もテーマだったり。
内容
最初は普通の階段を舞台にしようと企てていたのですが、テーマが『生』ということでその空間から産まれてきたような感じを出したい、なら「侵入者を下界へと押し流そうとする感じ」を出せたら良いよねということでエスカレーターをメインに据えることになりました。特に良さげな雰囲気の画像3枚を見繕っていたところ、なんだか駅ビルを上下移動しているような雰囲気になってきたのは面白かったですね。
メタタイトルが動詞も名詞も全部「る」で終わってるのはこだわりポイントだったり。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さんに感謝の意を表させていただきます。
第21作。BRs-JP初のアンソロジー、『Aesthetics Pavilion』の参加記事です。また、『解放のコンテスト』にも参加しています。チルチルでエモエモにしたつもりです……。
"After Hours(アフターアワーズ)"とは、
白昼には人々で賑わいを見せる学校やスーパーマーケット、公園や都市そのものなどが夜間になると一転して無人となり、夜の暗がりが不安感を醸し出しながらもどこか心落ち着くような雰囲気を形作っている光景を切り取った美学である。こうした静寂の情景は、時に人々へ郷愁・憂鬱・超現実感といった情を抱かせる。
活動を終えた世界の無常の様を前に、ある人は音楽を聴き、ある人は勉学に励み、ある人は夜間労働に勤しみ、またある人は深夜の徘徊に身を投じる。
また、この美学は Kenopsia(ケノプシア)とも呼称されることがある。
メタタイトルは「
酔生夢死」の"スイセイ"に別の字を当てたもの。
着想
この記事はもともと書く予定があり、今回アンソロジーが行われるにあたって自分が薦められた美学がAfter Hoursだったことをきっかけに本格的な執筆を開始しました。
もっとも、「青く画像加工された住宅街」という情景は全く私オリジナルのものではなく、2さん(@nilikoko)などがTikTok等各種SNSでアップしている夜の風景をモロパクリしてに強くインスパイアを受けて記事作成に至りました。
内容
After Hours は本来「営業時間後」の雰囲気を指す美学であり、それ故にフォーカスが当たるのは閉店後の小売店など市街地であることが多いのですが、自分が扱うにあたって真にAfter Hours で捉えるべき光景はその先の帰る場所であると考えました。(当然夜間に活動する方々も多くいらっしゃいますが)塾や仕事など、人々が宿命付けられたものから解き放たれた放課後・退勤後の時間に目に映る光景は「家路を辿る道すがらの住宅街」であるという方々も多く居ることでしょう。そんな日常のふとした光景を青く染め上げ、その一コマを永遠へと拡張した世界が"睡青街"です。
この記事は後半のアイスウォーターの項で大きく雰囲気が変容します。それまで客観的事実を述べるに留まっていた地の文は一転して読み手と視点を同じくし、実体験を語るかの如くそれから起き得る現象を断定的に告げる、というあまり書いたことの無い形式で筆を運んだのですが…………果たしてうまくやれたのでしょうか。ここで思い切ったのは下書き時点のポラロイドの空虚に触発されたからなのですが、調子に乗ってスクショ風画像も自作して全面的にプレイリストの雰囲気に乗っかることにしました。
この場をお借りして、当記事を批評してくださった
Hoojiro_san さん、
Einoshima さん、
zoni999 さん、
Hori ta さん、
Childream さん、
Hexirp さんに感謝の意を表させていただきます。
The Backroomsについて
どこから辿り着いたのかは本当に全然覚えていません。たぶん、何かで The Backrooms に言及しているものを見て、ググって出てきたこのサイトにそのままハマりました。そのため、原本はおろかEN-FD/WDの内容や最近のゲーム/映像作品などは全然知りませんでした。
「残ったらラッキー♪」くらいの気持ちで、あくまで"リミナルスペース"の雰囲気を維持しつつ、それでいて面白みのある階層記事を執筆できれば幸いです。
執筆予定の記事について
うらべ屋飲食店に関係する階層とか、建設途中の選手村とか、ミラーハウスの階層なんかも執筆するかも。出せたら出します。
名前について
- 「共鳴トモナリ」は、最も思い入れのあるポケモンタイトル「B2W2」の主人公のデフォルトネーム「キョウヘイ/メイ(キョウメイ=共鳴)」から。
- 「クオン」は、他で名乗っている名前が無限や無為、劫といった"∞"っぽい名義なので、類語の「久遠」から。
その他
現実逃避のために執筆しているところがあるので、いよいよ逃げられなくなったら浮上率が著しく下がる可能性があります。
追記: 普通に忙しくなってしまい、浮上率が低下しています。